なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

続・ひんやりするのに胸の奥が熱くなる冬の絵本

今週のお題「雪」 冬の記事を書こうと書き始めると、長くなりそうなので2回に分けることにしました。 前回の分はこちらからどうぞ↓ www.ma-naru.com 前回は人間のふか〜い所に刺さるような古いお話を二つ紹介しましたが、今回はもう少し現代物の作家さんを…

ひんやりするのに、胸の奥が熱くなる冬の絵本

今週のお題「雪」 しんしんと雪が降り積もる夜に読みたくなる絵本をご紹介します。 実際にはしとしとと雨が降っている今夜ですが。 雪の女王 雪がテーマの童話といえば、アンデルセンの「雪の女王」です。 心が凍るってどんなだろう、と冷んやり怖い気持ちに…

な〜る。『熱帯』の我輩を作ってみた。

『みんぱく』と『熱帯』と『達磨』 森見登美彦さんの『熱帯』のイベントに行けたことは、大変良い機会でした。 www.ma-naru.com www.bunshun.co.jp 民族学博物館、通称「みんぱく」で開催されたイベントの内容は「千一夜物語」と「熱帯」の不思議な関係に迫…

すべて森見登美彦氏のせいである。

まるで森見氏の小説のよう。 震えながらたどり着いた先にあったのは、アラビアンナイトの胸アツな世界。 なんだか不思議なつながりでここに導かれたような気がしてならない。 太陽の塔の話を書いたときに、森見登美彦氏の小説を紹介したのが、去年のこと。 w…

逆さまに読む本

絵本は自由で楽しい。 作る側も自由な発想で読み手を楽しませる作品をたくさん生み出しています。 絵本は物語だけでなく、その仕掛けに驚いたり、想像が広がったりする楽しみ方もあるのです。 そこで、今回は逆さまに読む本、3選。 まくらのせんにん そこの…

絵本は売れている

マツコの知らない世界で、絵本の紹介やってた〜!! おうちにテレビをおかなくなって約8年。 Tverなどのサイトでテレビ番組を見る日々です。 テレビはないけどテレビっ子。 『マツコの知らない世界』はよく見る番組のひとつですが、どうやら「読み聞かせの世…

子どもが読んでほしいとせがむ絵本5選

読み聞かせの本を選ぶのって大変じゃないですか? もう、ほとんど読んだ本ばっかりだなぁ。まだ読んでいないのってどれだったっけ? 放課後児童クラブの本棚の前で悩んでいると、「今日読む本?選んでいい?」と声をかけてくれる子たちがいます。 意外かもし…

家族を考える絵本

絵本の紹介がとても参考になると友達に言ってもらったので、絵本紹介、今回のテーマは「家族」。 絵本で家族ものって定番中の定番ですが、「家族」をテーマにいくつか印象に残っている絵本を紹介したいと思います。 1.きょうはなんのひ? 2.かんぺきなこ…

私物公開:クリスマスミュージック楽譜

練習をほとんどしないから、全然上達しなかったピアノ。 でも、もし何か習い事をまた始めるのなら、ピアノがいいなあ。 クリスマスの音楽と言えば、思い浮かべるのは、子どもの頃に聴いたり歌ったりした「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」定番のクリスマ…

こどもとアート ヨーロッパはアートに触れる土壌が違う!

いつの間に秋が過ぎたのか。 芸術の秋について語るチャンスを逃しました。 のんびりって言うか、うっかりっていうか、どんくさいなる子です。こんにちは。 さて、アートって高尚なもので、わかりにくく、とっつきにくい。 美術館に行くにも、ハードルが高い…

自然・科学・数学を読む 〜小学生にオススメ〜

今週のお題「読書の秋」 このテーマ、いいですね。いくらでも書けそう。 自然科学系人気シリーズ3選 絵本って物語だけでなく、色んな知識の宝庫だったりします。 絵本に限らず、イラストがたくさん入った自然科学の本は子どもたちに人気です。 最近では「ざ…

子どもの読書・心をつくる。

子どもたちと読書 親子での読み聞かせ ぼくにげちゃうよ よるのおるすばん ぼく、ひとりでいけるよ 2回目の、今週のお題「読書の秋」 子どもたちと読書 「子どもの頃に、本をたくさん読むといいよ。」とよく聞くと思います。一般的には、勉強ができる、賢い…

家族の形を考える。西加奈子「漁港の肉子ちゃん」

今週のお題「読書の秋」 本を読みたいな〜、という願望がふつふつと湧いてくることってないですか?日常的に読書をしている訳ではないのですが、基本的には読むことは好き。時々、「あ〜、本読みたい!」と思うのです。 友達に勧められたりして購入したもの…

ディズニーの「パワハラ・過重労働」騒動で考える、人手不足と現場のホスピタリティ力の限界

夢の国でパワハラ訴訟。第一に、「まあ、そりゃそうだろうな。」という感想です。 ディズニー愛に溢れる方にはマッチしない内容かも。読みたい方だけどうぞ。 ディズニーの経営戦略やホスピタリティには、高い評価があり、数々のビジネス本も出ています。 9…

日本人のお名前、過去と現在

なる子です。君の名は? 名前をつけるのって、本当に難しいですよね。 「子どもができたら、どんな名前にする?」という話題は女子の間で子どもの頃からたまに出てくるトピックです。 「なる子」なんてペンネームからお察しの通り、私にはネーミングセンスが…

庭園迷路で優雅に迷う

迷路好きですか? 映画の世界の庭園迷路、アリスの気分で迷ってみたい。 ピーターパン症候群、なる子です。 新・遊びの博物誌〈1〉 (朝日文庫) 『遊びの博物誌』(坂根厳夫著、朝日新聞社)の「迷路の王様」の項によると、庭園迷路というのは、16世紀ごろ…

子どもは不完全な大人③イギリスファッション史から見る、子どもの誕生

以前、西洋で「子ども」という概念が生まれたのは18世紀になってからだった!という話を書きました。 www.ma-naru.com 中世ヨーロッパでは、赤ちゃんがミイラのようにぐるぐる巻きにされていることも書きました。曲がった足をまっすぐにするために、大真面…

森はおそろしい

子どもの頃に読んでいた本など3冊を紹介します。 「おやゆびトム」 「マーシャとくま」 「バーバ・ヤーガ」 「おやゆびトム」 ペロー童話 フランスの詩人、シャルル・ペローにより集められたヨーロッパの童話集「眠れる森の美女」や「赤ずきんちゃん」「シ…

可愛すぎるフランス語学習教材

チャリティショップのことを書いていたら、色んなことを思い出して、楽しくなってきました。 www.ma-naru.com 絵本やおもちゃ、図鑑などの子供向け学習教材みたいなものも興味を惹かれて買っていました。内容と言うより、とにかく絵が可愛いからです。 19…

チェコのドイツ語学習

語学の学習って面白いな〜って思います。 小さい頃、英語と日本語を話すバイリンガルに憧れたし、大した英語を話せない今もネイティブに憧れます。 パーフェクトじゃなくても、違う言語を話したり、読んだり、書いたり、勉強すると世界って広がるなと思うの…

断捨離をもう一度・メルカリを始める

捨てられない女、なる子です。 ときめく、ときめかないの判断では、だいたいどんなガラクタにもときめいてしまうので、断捨離が全然進まないのです。 面倒で避けていたメルカリに、ついに手を出しました。 自分が持っているときめく物でも、お金を出してくれ…

りんごについての考察 少女漫画好きがこじれている

なんだか体調が悪い日が続くなる子に、お友達から贈り物が届いたのです。のし紙には「お見舞い」と書かれていました。 りんご、和梨、洋ナシの素敵な3点セット。 いずれも近所のスーパーには売ってなさそうな、高級感が漂っています。 生涯友達は大切にし、…

にぎにぎのひみつ

にぎにぎ…? にぎにぎってなんだよ!と思って、つい開いてしまった人、いらっしゃいませ。なる子です。 正式な名称があるのかもしれません。でも、わからないのでなんとなく「にぎにぎ」でGoogle先生に聞いてみたら、「これ?」と表示してくれた画像が概ね合…

躾って言うけど、具体的にどうするの?

赤ちゃんの時は必死に調べる。相手が宇宙人だから。 どうして泣いているの? どうして欲しいの? いやいや期はどう乗り越えればいいかしら? 相手との言語での意思疎通が難しいから、一生懸命調べませんでしたか? 幼児期を対象にしたノウハウってかなりたく…

子どもは不完全な大人②「日本は子どもの天国」

おさらいと補足 古代日本における子ども 捨てられる子どもたち 浮世絵に見る江戸時代の子どもたち アメリカ人生物学者、モースが見た日本「日本は子どもの天国」 現代の日本で子ども達の為にできること おさらいと補足 先日「子どもは不完全な大人①」という…

子どもは不完全な大人①「西洋で起きた子ども革命」

ピーターパン症候群、なる子です。 大人になれないまま、こんな歳に… ああ、大人なのに不完全。 子どもは子どもではない。「不完全な大人」である。 「子ども」の概念が生まれた! 英児童文学が花開く 西洋のおもちゃの歴史を博物館で! 子どもは子どもでは…

天才を育てたい

天才を育てたい 今なら予約待ちなしで買えるかも!噂の知育玩具、キュボロ! 小学生なら自分でピタゴラ装置を作っちゃえ! ビー玉転がすならカプラ! 最後に 「藤井四段と対局したい!」 という子どもに、冷酷に言い放つ。 「藤井七段だよ。」 「ふぇ!?」…

音のアーキテクチャ展

夏休みお出かけ情報を載せたものの、独身子なしは行きにくい場所ばかり。 ma-naru.hatenablog.com 平成最後の夏、この展示に行ってきました。 AUDIO ARCHITECTURE: 音のアーキテクチャ展 2枚のシートを重ねるだけで、光が走っているように見える AUDIO ARCH…

自粛自粛で、怖い話も自粛であ〜る。

また今日もアイス食べたいなる子です。 先日、スイカ割りがリスク高すぎ、と言う記事を書きました。 ma-naru.hatenablog.com 今日は怪談話を子どもたちにするのはリスク高すぎ問題を取り上げたいと思います。 お化けは夏のお楽しみ 怖い話は自粛! 子どもは…

月の小屋 女性が知らない女性のこと

ああ、アレが来ると仕事にならない。 お腹は痛いし、身体中だるい。 機嫌も悪くなるし、どうしてないんだろう。「生理休暇」!! 過ぎるとあんなに辛かった数日間をけろっと忘れてしまう。 これも何かの陰謀か。 昔の人はどうしてたの?穢れた女性は月経小屋…