なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

りんごについての考察 少女漫画好きがこじれている

 

なんだか体調が悪い日が続くなる子に、お友達から贈り物が届いたのです。のし紙には「お見舞い」と書かれていました。

 

りんご、和梨、洋ナシの素敵な3点セット。

 

いずれも近所のスーパーには売ってなさそうな、高級感が漂っています。

 

生涯友達は大切にし、感謝し続けようと誓いました。

 

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さて、見てください。この美しいサンつがるを。

つやつやと光り輝いております。

 

唐突ですが、なる子にも恥じらいのティーンズ乙女の時代がありました。

そして、密かに憧れていることがありました。

 

りんごをオシャレに丸かじりしたい。

 

どうしてそんな発想に至ったかというと、少女漫画の影響です。

想像してください。昭和の少女漫画に出てくるような少年が、リンゴを丸かじりする一コマ。

↓こういうやつ

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なんかよくわからないけれど、パリの街角にいそうな少年が、ちょっとリンゴを放り投げて、キャッチしてがぶり。

 

こういうシーンが本当にあったかどうかはわからないけれど、ありそうだし、見たこともないのだけれど、本当にあったような気がしてくる。

 

リンゴの丸かじりは、どう考えてもおしゃれだ!と思った10代も終わりに差し掛かった頃のなる子は、大学のお弁当にリンゴを丸々1個持って行ったのです。

 

1番目の写真のリンゴは標準的なリンゴの大きさでしょうか。

その日、なる子が持っていったリンゴは、なんだったらちょっと大きめサイズだったような気がします。

 

お友達の前でリンゴを取り出し、がぶりと丸かじりしました。

 

一口目を食べる前から気づいていました。

 

「あれ?なんか違う。どこから齧りつけばいいんだろう。」

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大きなリンゴにかぶりつく女子大生。

ドン引きする友人たち。

「え?それ全部食べるの?」

冷たい視線。

「何なの?リンゴダイエット?」

 

「うん、、、まぁね。」とかお茶を濁しながら、黙々とリンゴ丸ごと1個と格闘する。 

 

まさか、少女漫画っぽくてオシャレだと思ってやってるとは口が裂けても言えない。

 

大きいから、食べれば食べるほど、口の周りがリンゴの汁でドロドロになっていく。

 

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食べても食べても、終わりがない。

 

何とか完食したものの、小腹が満たされたどころか、満腹で倒れそうでした。

 

 

ああ、あの少女漫画のシーンはやはり幻だったのか。

 

リンゴ丸かじり事件の衝撃は苦い思い出として、心に残り続けたのです。

 

 

時は流れて数年後。

 

新たな衝撃はヨーロッパに旅行した時に起こりました。

 

り、りんご…!!

 

小さくて可愛い!!!!!

 

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(10年以上前の写真なので、よく覚えていませんが、多分「鏡よ、鏡。」的なイメージなんでしょう。)

 

丸かじりにちょうどいいサイズ!

 

そう、少女漫画のイメージは正しかった。リンゴは小腹を満たすために丸かじりするオシャレな果物だったのです!

 

アイザック・ニュートンはりんごの木を観察し、万有引力を発見した。

ヨシタケシンスケさんは、テーブルの上のりんごを見て「りんごじゃないかもしれない。」と言った。

 

まあなんとかなる子は、少女漫画のりんごを発見した!

 

赤い実ひとつで、人々にこんなに哲学させるなんて、りんごは只者ではないな。

 

というわけで、あなたもりんごで哲学したくなったら、是非こちらをどうぞ。

 

ヨシタケシンスケさん著「りんごかもしれない」 


りんごかもしれない

 

An apple a day keeps the doctor away.

一日一個のりんごは医者いらず。

 

ウェールズの諺です。