5つのV&A
V&A(ヴィクトリア&アルバート)ミュージアムは、ロンドンの中心に近いサウスケンジントン地区にあり、デザインや工芸を中心としたコレクションが展示され、大人気の博物館です。日本の焼き物や漆工芸も収蔵されています。
V&A Childhoodという分館が中心地区より東の方にあり、おもちゃや子どもに関わる資料が展示されています。
… というのが、私の20年止まったままの情報でした。
もちろんメインのV&Aは、これまで通り。常設展は無料。ファッション系の特別展は28ポンド…に、にじゅうはち〜!?(現在約5,800円)
V&A South Kensington
いつの間にか、V&A ChildhoodはYoung V&Aとして生まれ変わっていました。
Young V&A
スコットランドにV&A Dundeeという施設ができており、
V&A Dundee | Home
ロンドンオリンピック跡地に
V&A EAST Museum と Storehouseが新規オープンしていました。
V&A East
増えすぎじゃない!?
特に、注目されているのがV&A EAST Storehouseであるということですので見に行ってきました!!
V&A EAST Storehouse

開館前に到着、すでにたくさんの方がいらっしゃいました。
後で分かったのですが、半分ぐらいはワークショップイベント?みたいなものに参加するメンバーだったようです。
V&A Storehouseは、BBCのオリンピックメディアセンターの建物だったそうです。
「見る収蔵庫」として、2026年、このオリンピックパークエリアに開館しました。
見る倉庫と言えば、スイス・バーゼルにあるシャウラガーのことを思い出します。
こちらは現代アートの倉庫でした。
ほぼ展覧会のような、鑑賞できる状態にして、そのまま倉庫にしているというものでした。
www.ma-naru.com
V&Aはアートよりはデザインや工芸、ファッションなど、幅広いコレクションに力を入れていて、そのバックヤードごと公開するというコンセプトなので、似ているけれど少し違いますね。
1階ホールの様子

ショップも最小限 写真右側にある階段が入り口です。
すでに倉庫感が満載の廊下を通り、公開スペースへ上がって行きます。

4階建、バスケットコート30面分以上のフロア面積というV&A Storehouseのメインの景色がこちらです。

壮観…!
階段を上がって、歩けるのは2〜4階の中心部分です。
1階部分は立ち入り禁止。実際にスタッフが収蔵物の調査やアーカイブなどの仕事をしている様子を2階から覗き見することができます。
床がガラス張りだし、真上から見えます…(こわ)

家具や楽器、絵画や陶器、、、あらゆるものが収められています。

これ、この壁と窓、なんだかわかりますか?

どうやら団地の外壁なんですよね。多分、集合住宅のデザインの資料としてコレクションされたのだと思います。
この他にも、ユニットキッチンとか団地のドアノブとか比較的新しい時代のものだと感じるようなものも収蔵・展示されていました。

団地って今では庶民の住まいですけど、誕生した時は、新しい暮らし方として、相当な発明だったのではないでしょうか。
この辺りは、子ども向けのおもちゃや家具。

ドールハウスは、イギリスで爆発的人気のおもちゃだった時代があるらしく、V&A Childhoodにたくさん置いてあった記憶があります。
Young V&Aに名称が変わって、今はどんな博物館になっているのかな。
David Bowie関連の資料がたくさんあるのが目玉なようです。

隙間から、衣装のチェックをしている様子が見えました。
David Bowie センターなる専用室があるようで、見学は特別な許可か事前の予約が必要みたいでした。

見れる倉庫とはいえ、立ち入り禁止エリアの方が多いので、何やらすごい収納棚が並んでいるエリアなど、金網の向こうに見えました。お宝が眠っているのですね?

カフェスペースもあり、朝からまったり過ごす人たちがいらっしゃいました。

注目の新スポット V&A EAST Storehouseでした!
おまけ。もう一つのV&A EAST、Museum

駅近くにあるのがV&A EAST Museumです。規模は小さめ。ブラックミュージックにまつわる特別展が開催中のようでした。
無料エリアだけ、サクッと鑑賞

こちらのMuseumは、何がしたいのか、いまいちわかりませんでした。
V&Aはサウスケンジントンの展示で十分すぎるくらい充実しているし、この分館の存在意義はなんだろう…。

観光客は少なめなのでゆったり見ることはできました。
頻繁に展示替えしたりするのかな?
ロンドン東部に焦点を当てた写真展も開催されていました。
私は元々この辺りがどんな街だったか全く知りませんが、もしかするとオリンピック開催のための再開発で、消えてしまった景色のあれこれがあるのかもしれません。
地元の人にとっては何か大事な要素のある展示だったのかもしれません。
駆け足で見たというだけでなく、ローカルな事情って、ちょっと見るだけではわからないことがたくさんありますよね。

テラスからオリンピックスタジアムとアニッシュ・カプーアの塔。インド系イギリス人で、世界的大御所アーティストです。ヘイワードギャラリーで展示が開催中だそうです。そちらは時間が足りなくて行けませんでした。
天気が悪いこともあり、オリンピックパークは寂しい感じでしたが、駅周辺はオフィス街的な賑やかな感じでした。でも、世界中どこでもありそうな景色で、ロンドンらしさは薄かったかな〜。
まだまだロンドン旅行記続きます。