なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

コンセプチャル?『美術道』読んだよ!

アートは、知れば知るほど面白い。

 

 

以前も言ったような気がするけれど、ルールを知らなければ野球観戦もサッカー観戦も全然面白くない。同じようにアートもある程度の知識がないと全然意味がわからないし、知っていると長い系譜の先に今の現代アートがあることがわかるし、そこに自分自身の鑑賞の視点を持つことができる。

 

アート、面白いよ!

 

と思うものの、ダウ90000の蓮見くんが「お笑いは流行ってない」と言う度に、「あぁっ!アートなんかもっと流行ってない!」グサーーーっと心に何かがブッ刺さってダメージをくらっています。

 

そんな中、SNSで人気のアート漫画を密かに楽しみに生きています。

パピヨン本田さんの漫画です。

主にXで読んでます。

 

流行ってます。

 

『美術のビジュえもん』日本の現代アートを風刺したような内容に爆笑しました。

ほぼ内輪受け…ではあるのですが。アート界あるあるを某国民的漫画風のキャラクターが切れ味良くコミカルにしていて、パピヨンさんは相当なアートマニアだなあ、と感心して読んでいました。

 

最近は『コンセプチャル・ガール』という高校生が主人公の現代美術部を描いた作品が最高です!高校生の日常みたいなのを描いた漫画はたくさんありますが、こんなにドキドキしたのは久しぶりです。

 

現代アートの考え方や面白さが学べる内容になっているだけでなく、制作に向き合う姿勢とか、悩みとか、そこから紡ぎ出される言葉とかが、美術系大学で葛藤しながらもアートに向き合った過去がある自分にギュンギュン刺さってくるのです。

私が学生の頃映画化もされた某美大生漫画は、全然美大生の葛藤が表現されてなくて、結局普通の少女漫画で、納得いかなかったし、芸大受験系のも面白いけど、歪んだ受験美術が見えて、これが流行るのは良くないのでは…と思っていたところ。

やっと、私が好きと思えるアートと青春の漫画が出てきて嬉しいです。

コンセプチャル・アートと出会った二十歳の頃のドキドキを思い出します。

高校生で現代アートに没頭できるなんて、かっこいい!主人公は天才だな!

 

『コンセプチャル・ガール』も大注目ですが、今回、紹介したいのは『美術道』という本です。

 

 

 

 

タイトルは藤子不二雄先生の『まんが道』のオマージュですかね?グッときますね。

パピヨン本田さん、95年生まれ?お若いですよね。藤子不二雄ファンって幅広いですね。

 

 

さて、『美術道』は、コンセプチャルアートを皮切りに現代アートの解説を、実在した(する)アーティストを紹介する形でまとめた本です。

現代美術家でもある、作者、漫画もたくさんあって、解像度も高く、とてもわかりやすいです。

学生の時に読みたかった内容!

 

ただ、現代アートの解説本のあるあるですが、作家がまだ生きてたり、亡くなってからそんなに経っていないので、著作権の関係で現物の写真はありません。丁寧にイラストで表現してくれていますが、ある程度「美術館か写真で見たことある」方が理解が深まるように思います。

 

もしくは逆に、この本を読んでから作品を見ると、感動具合が全く変わるかも知れません。

どんな考え(アイデア)で、形になったものかを知っていると、モノの見方も体感の仕方も変わります。現代アートの展覧会に行くのがもっと楽しくなるはず。

 

もちろんファーストインプレッションを大切にしたいという鑑賞者もいるとは思いますが、サッカー見ても、ゴールかゴールじゃないかしか、わからない私に、サッカーファンは「もっと知ると、もっと面白いよ。一人の選手に注目してみるのもいいし、チームやリーグの歴史に注目してみるのも面白いよ!」と言ってくれるでしょう。

 

もし、ちょっとでも興味があれば、『美術道』手に取ってみてください。

 

 

一方、現代アートのお金にまつわる色々を下世話に知ることができる映画が『アートのお値段』これはこれで面白いのでおすすめ。

 

 

しかし、美術作品よりも結局売れるのは漫画だな。

漫画が描けるアーティストが、日本の現代アートの勝ち組かも知れない。

 

(漫画ってずっと流行ってるね…!)

ワイエス展 素描とテンペラ

クリスティーナの世界

アンドリュー・ワイエス(1917−2009)と言えば、美術の教科書で見た、草原の中のポツンと一軒家みたいなのに向かって倒れ込む女の人の絵です。寂しさを感じてとても印象深い作品。

 

こういう感じの絵

 

何か絶望するようなことがあったのかしら、なんて思っていましたが、このモデルの女性は足が不自由だったことを最近知りました。クリスティーナ、ワイエスの近所に住んでいた方だそうです。

 

地面を這いながら、家に戻るところなのでしょうか。

知らないアメリカの姿を突きつけられた気持ちになりました。

「クリスティーナの世界」というタイトルが付いています。

彼女の世界は、家とその周辺と、家族と多分景色的にごくわずかの近所の知人。。。

彼女の日常は見る人によっては非日常的な世界にも見えるでしょう。

この草原を駆け抜ける風が、心の中にまで吹き込んでくるような、ぎゅうっと寂しい気持ちになる名作です。

 

テンペラという技法で細密に描かれています。

油絵よりも昔からある、卵を使った古典絵画技法ですが、顔料の発色が綺麗で、日本画の発色にも近いものがあります。

 

と、いろいろ言いつつ、ワイエスの作品を間近で見たことがなかったので、久しぶりの日本での展示だという東京都美術館で開催しているワイエス展に行ってきました。

昔、教科書で見たときは、当時まだ生きてる画家ってことを知りませんでした。

亡くなったのが2009年、21世紀まで活躍した方だったのですね!

 

東京都美術館 ワイエス展

東京都美術館、略してトビカンは100周年。

https://www.tobikan.jp/exhibition/2026_wyeth.html

人気の企画展が多く、田中一村展ではずいぶん並んでやっと入れた記憶があったので、前売り券をネットで購入し、行ってきました。

 

 

ほとんどが撮影不可だったので、ほんの一部ですが、紹介します。

こちらは水彩で描かれた作品。さらっと描いてるのに激ウマ。羨ましい。

 

 

 

ワンちゃんの毛並みの細やかさで、どれだけ細密かがわかっていただけると思います。

 

多くの作品に「窓」や「扉」が描かれていて、こちら側と、向こう側の世界を想像させるような作品群だと思いました。

 

もちろん、この企画には学芸員さんのその意図があってのこと。

「窓」の向こうに「窓」の作品が見える仕掛けが会場内に作られていました。

作品解説によると、外の世界と画家の内なる精神世界の境界をつなぐもの、とのこと。

 

確かに、ワイエスの絵画は単純な細密画とは言えないものを感じます。リアルなのにリアル越え、一部シュルレアリスムの系譜と言われた所以も納得がいきますね。

 

アーティストと日本の芸術文化生活を支える企業たち

今回の展示では「丸沼 芸術の森」所蔵の作品が多くありました。

https://www.marunuma-artpark.co.jp/

私も最近存在を知って、気になっていたので、「あっ」と思いました。

 

アーティスト支援を目的に建てられた施設で、最近リニューアルもしたそうです。国内アーティストが格安でアトリエ利用している他、海外との交流事業でアーティストの滞在制作プログラムがあったりするそうです。有名なところでは村上隆さんもアトリエを使っていたことがあるとか。

特に都心のアーティストは制作場所に苦慮していることが多く、大型絵画の作家はこの物価高と物件の高騰に悲鳴をあげています。

丸沼は埼玉県にあるので、東京からひどく離れることなく、制作場所を持つことができるのはいいですよね。羨ましい!

政府の文化芸術への支援がどんどん縮小される中、民間のこういった支えは、金銭的なことだけでなく、大いに心の支えになっているはずです。

ワイエスのドローイングを多数持っているのも、「素描の方が安いから」ではなく、一流の画家を目指すアーティストたちの勉強になるはず、という思いもあってコレクションされたと聞きました。

 

私が「さらっと描けてうまいなんて羨ましい〜」なんてバカなことを言っているうちは、三流。。。

 

本制作に向かうまでの習作や、ドローイングの数々が、名作を生み出すのだと教えてくれるように思います。

シンプルに名作だけ見たい人にとっては、「もの足りない」というレビューもある今回のワイエス展ですが、画家の仕事の深さを知ることができる展示でもあるのです。

 

もの足りない?「だったらあんたが描いてみろよ」という物量、ちょっとしたドローイングもうますぎて打ちのめされます。

 

すごいですよね、画家の仕事って。

 

他の作品もユニマットなど企業が所有する絵画も展示されていました。アート作品は美術館だけでなく、企業が財産として持ちながら、企画展の際には貸出することがあります。いろんな方々の協力があって展覧会が成立するのですね。

 

なかなか、円安で海外からの貸出が難しい中、作品を国内に持っててくれてありがとう!

 

美術展の入場料も高騰していますが、これぞと思った展示には、今後もなるべく行きたいと思います。

 

絵の具で描こう!『文字から生まれる世界』

文字でアート

 

「こどもたちには自由な発想で描いてほしい!」と多くの大人は思うのではないでしょうか。

いや、しかし!

何もないところから、何かを描き出せる人の方が少ないと思います。

 

そこで、今日は文字から描く「文字アート」に挑戦したいと思います。

 

文字を使ったアートにはいろんな種類があると思いますが、今日は「漢字」を使います。

漢字にはそもそも意味があるものが多いので、今回のテーマにぴったりです。

 

描いてみよう

 

①描きたい「漢字」を選ぶ

 今回は「海」にしてみようと思います。

 

  

 

②その「漢字」に合う、色や形で描く。

 大きなウェーブ、青い南国の海をイメージしました。

 

③色や模様、絵を追加していく

具体的な何かを描かなくても、色や模様を周りに描くのも素敵だと思います。

私はちまちま描くのが好きなので、こんな感じになりました。

 

私が今回使った絵の具はこちらです。ぺんてるエフ水彩。

水少なめで使えばマット調。薄めれば透明水彩のような描き方ができる、児童用万能絵の具。

サクラからもマット水彩というのが出ていて、同じような感じです。

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見ての通り、私は透明水彩絵の具調の描き方をしています。

私の通っていた小学校では透明水彩を小1から使っていたので、どうしても薄く描く癖がついてしまっているようです。にじみの表現には向いてます。

 

描き方はお好みで〜

 

もう一点描いてみました。『山』です。

あまりにも一緒の人が描いた風すぎる!笑

 

もう少し、いろんなバリエーションが作れると参考になるのですが。

 

アイデアだけ参考にして、ぜひ、あなたのアイデアで描いてみてくださいね!

 

ちなみに、思い通りに描くためには、筆って結構重要なので、できれば少し良いものを使って欲しいなと思います。100円ショップの筆は、見た目良さそうでも全然使い物になりませんでした。穂先が潰れてしまうのです。


 

思い通りに描けなかったり、いい色が出なかったり、うまくいかないのは画材のせいかもしれません。

ちなみにプロの画家は一枚1000円以上する画用紙を使っていたりします。

こわっ!

もちろん絵の具も沼です。

 

 

ああ、果たして私はこれからこの自転車を愛せるのか

今週のお題「大きな買い物」

某自転車屋のオンラインショップで、自転車を買いました!

折りたたみ自転車です。

これまで乗っていた自転車はミニベロ(20インチ小径)の変速付きだったのですが、酷使しすぎて、タイヤが擦り切れ、チューブに到達。当然パンクしました。

 

もう少しだけグレードの高いのに乗ってみたいな、と近所の自転車屋に聞いてみたところ、ミニベロは流行りじゃないから選択肢がない。折りたたみでも5万円6万円くらいのものなら、同じくらいのサイズだし、ある程度の品質はあるのでいいのでは、と教えてもらったのです。

 

オンラインで注文して取りに来ることもできますよ〜、と言われたので、ネットで検索していたところ、カタログで見せてもらった商品が、そのサイトにない。

 

う〜ん、他の自転車屋ならあるのかな、と色々調べていると、同じくらいの値段の別のメーカーの折りたたみ自転車が、お正月セールでかなり安くなっている。5〜6万は私には高いかも、と思っていたので、うっかりポチっちゃったのです。税込約4万。

 

取りに行くにはちょっと遠いけど、とにかくケチるために配送ではなく店舗受け取りにしました。

 

最低1週間くらいかかると書いてましたが、そういう時って大体10日くらいで届くだろう、とウキウキしていたら、3週間経ち、「もう2月ですけど?問い合わせするべき?」というタイミングで連絡が来ました。「メーカー都合で納品が2月末になります。待ちますか?色変えますか?」

 

おいおいおいおい。パンク自転車抱えて不便な日々を過ごしてるのに、すごい連絡だな!(怒)あれか、製造が中国で、春節で流通滞ってるのか。

 

「待つけど、怒ってますよ」と返信。

 

翌日、オンラインサイトから平謝りメールがありました。

 

その直後、店舗から「商品が届きました。」のメール。

さらにその直後「商品の準備ができたという先ほどのメールは、店舗の手違いでした。また連絡します。」と二重お詫びメール。

 

なんやねん!とイラついていたところ、翌日カード会社から(私にしては)高額の利用お知らせメール。

 

え!?この金額って自転車じゃない?

 

と、びっくりして問い合わせると、「商品の準備完了メールと同時に決済してしまうシステム。二重決済はないので、すみません。」と再び謝罪メール。

 

ほんまにもう、なんやねん!知らんわ〜!と不貞腐れていると、

「お受け取りの商品はご満足いただけたでしょうか?よかったらレビュー書いてくださいね」のメール。

 

本、当、に!書き込みましょうか!?

商品届いてないってばよ!!

 

そんなやりとりがあって、注文から約1ヶ月半の時を経て、やっと自転車を取りに行ったのです。

1時間半歩いて。店舗が遠くて、古い自転車がパンクしていたから。持ち込みなら処分料かからないから…。

 

店舗の皆さんは丁寧に謝ってくれましたけども。

 

あー、2万円ほどケチって、一悶着あった自転車があんまり可愛くない。

 

高くてももっとおしゃれな自転車にするべきだったかも。

 

どうしたらいいんだ。

サイトで見た時はそんなに気にならなかったハイライト色が思いのほかメタリックで引いてる。ネットの画面だとマット色だと思っていた。

 

私の思い切った買い物でしたが、まだモヤモヤしています。

ケチったせいか。。。思い切るなら、本当に思い切るべきだった。

 

乗り心地は悪くない。

折りたたみも簡単で、いつか夢の輪行(自転車を袋に入れて電車に持ち込むやつ)やりたい。

 

いつかこの自転車を愛せる日は来るのでしょうか。

メタリックの部分、自分で好きな色に塗装しようかしら…。

 

知られざる奈良 佐紀神社の砂もち

平城京大極殿です。

天気が怨霊が出てきそうな演出までしています。立派ですね〜。

復元建築とはいえ、こんなにすごいのに、観光客はほぼおらず、ただただ広い。

年末だったので、関連施設がお休みだったこともありますが。

 

この大極殿の北側には、やはり、歴史のある場所、古墳群があります。

まあ、もはや古墳がない場所などあるのか、と思うような、古墳・遺跡ザクザク奈良ですが、平城京のすぐ近くだからか、巨大な天皇陵がたくさんあって、佐紀古墳群と呼ばれるような場所もあります。あまり知られていないと思うのですが、大きすぎて、一部住宅とかになっちゃって全貌が見えないようなものもあってすごいです。

 

この日12月30日、私の目的地は平城京大極殿のすぐ北側にある、佐紀神社でした。

 

佐紀神社と呼ばれる場所は池を挟んで二つあり、西側にあるものを(西畑)、東にあるのを(亀畑)と呼んで区別しているようです。なぜ、二つあるのかはよくわかっていないそうです。分社とかでもなく、二つとも式内神社という格の高い神社なのだそうです。

 

佐紀神社(亀畑)

亀畑の方から訪問しました。

何かを燃やしたような跡。

 

年末なのでお正月の準備が進んでいるようでした。狛犬にしめ縄、艶々のウラジロ!

なんだか素朴でいいですね〜。

 

一説によると、こちらの佐紀神社、680年ごろの建立と言われているのだとか。

平城京の遷都もまだですね!

 

お昼過ぎごろに行ったのですが、亀畑の方は、私が見たかった例のやつはまだ準備できていなかったようです。

 

 

佐紀神社(西畑)

池を挟んで西側にもう一つの佐紀神社があります。

お目当ての年末恒例の景色が広がっていました!!

これです。

お分かりいただけましたでしょうか。

テレビにも取り上げられたことがあるらしいのですが、小さな砂の山が、絶妙な間隔で置かれています。

「砂モチ」と呼ばれているそうです。

 

年が明けると、お参りに来た人が踏むことで、新しい砂が広がっていく仕組みのようです。

低い位置にあるしめ縄は、大人がお辞儀をすればくぐれる高さに設定されているようです。

また年は明けていなかったので、鳥居の外から拝むにとどめました。

 

壮観ですよね。美しい。

 

こんな脇道にも。

 

こちらは裏参道っぽい。

もはや日本に見えない。

写真だけ見せられたら、異国のジャングルの風習と言われても信じそう。

 

本当に素晴らしいです。

 

釣殿神社

隣の釣殿神社では砂モチ制作中でした。

他の見学者の方が「西畑に比べると、ざっくりしていて、それぞれの神社で個性があって面白いですね〜」と教えてくれました。

 

この3つの神社、敷地面積的にはどれも小さな神社ですが、それぞれに別の集落の氏子さんがいて、それぞれの氏子さんが砂もちを整えていらっしゃるようです。

 

びっくりです。神社密集しすぎじゃない?

私の実家なんて、ニュータウンってこともあり、電車とバスを乗り継がないと氏神神社に辿り着かないのに…!(笑)

 

そんな人口密集地でもないので、本当に地元の方々が恒例行事を絶やさないよう頑張っていらっしゃるんだな、と思いました。

 

 

佐紀古墳群

おまけではありますが、日本で初めて肖像入り紙幣に採用されたという神功皇后の陵墓もこの辺り、と聞いて行ってきました。どの古墳もデカすぎで、参拝口?も同じような感じなので、写真を見返してもよくわからなくなってしまいました。以下のどちらかだと思います…。

宮内庁管轄の古墳の中でも、周辺が超手入れされている感じがします。年末だったからかな。

巨大古墳については本当に上空から見ないとわからないような。

 

奈良の古墳については、山の尾根に沿って、その地形を活かしつつ、地位の高い人ほど、小高いところに作られた傾向があると聞きました。

確かに、佐紀神社あたりが奈良盆地の北限となり、その先は山の麓というか小高い丘が連なっていて、その上に巨大古墳が並んでいる感じがしました。

 

一方、佐紀地区にあってという寺や城郭は、明治時代に廃仏毀釈などの憂き目にあったようで、例えば超昇寺跡は鬱蒼とした竹薮になっていました。

 

最後に

洗練された日本文化を感じるなら京都、ミステリーを感じるなら奈良って感じがします。

楽しかった!

 

年に一度の砂もち。

もし、タイミングが合えば、平城宮跡や古墳巡りとセットでおすすめ!

地域の大事な風習なので、節度を持って、マナーある見学を〜。

 

私にピッタリでした。おすすめ古墳本↓

 

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「白と黒」ハサミで切り紙アート

言わずと知れた巨匠マティスは、起き上がるのも困難になってきた晩年、紙に絵の具で色を塗り、それをチョキチョキ切って、切り紙の作品をたくさん作りました。

 

起き上がるのも大変なので、色を塗るのは弟子の仕事です。

マティスはベットの上から壁に向かって棒で指差しし、配置を決めて…

言う通りに貼るのも弟子の仕事です。(笑)

 

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マティスの切り紙は、とてもカラフルで好きな人も多いと思います。

 

白黒でも素敵にできると聞いて、お試しで作ってみました。

日本の小学校図画工作の課題にもなっているそうです。

 

作り方は、ご覧の通り、特に説明することはなく。

白い画用紙を切って、黒い画用紙に貼るだけなので、細かい解説は入れません。

 

強いて言うなら、

「ハサミの向きは一定方向に持ちながら、紙を動かして切る」のがコツです。

 

ルールを決めました。

下書きはしません。

 

即興的に切っていくので、思い通りにいかないことも多々ありますが、気にしないマインドがより良い作品に導いてくれるような気がします。

 

何かを切った後のゴミみたいな形も見ようによっては面白いかも。

適当に組み合わせて、流氷ということにしました。

背景が黒いので、雪や氷など、冬を連想させるものは相性がいいような気がします。

 

 

最後に、パノラマな形に作ってみました。

夜の海で、カップケーキの島を目指す旅人です。

 

モノクロって、想像力を刺激されるというか、シンプルな情報だからこそ、見る側に自由を与えてくれるので、とても好きです。

(私、あまり色彩センスがよくないので、そこも誤魔化してくれるというか)

 

私は風景のような作品になりましたが、もっと抽象的になっても面白い。

白黒ではさみ、という縛りがあるのに、個性が出る制作というのがとてもいいです。

 

学校の課題で美術が嫌いになってしまった人も少なくないと聞くので、とても残念ですが、先生方は工夫して素敵な授業案を作っているな〜、と思います。そういった課題をどうオペレーションするかの方が大事なんですよね。

 

東京都の小学校には図工の専科の先生がいます。

これは実は普通のことではなくて、全国のほとんどの公立小学校では、担任の先生が図工も担当します。

美術に自信がない先生が図工の指導や評価をするのって、無茶ですよね。

不十分な指導で「作ること」「アイデアを出すこと」に消極的になってしまうのは残念。

全国に専科の先生がいるといいな〜、といつも思っています。

 

はさみについて

はさみが大きいと、細かく切るのは難しいと思います。

 

クラフト用ハサミ

細かい細工にチャレンジするなら専用の鋏を使ってみるのもいいかも知れません。


 

 

愛用はさみ

私がこれまで使った中で一番汎用性高いと思ったのはこちらです。

「スリムスタイル」です!同じシリーズで大きめの(普通サイズ)もあるのですが、私は断然こっちがいいです。

多分、女性の方は本当に使いやすいと思います。


 

子供用と大人用の間ぐらいのサイズ。

私のペンケースにも入るぐらいスリムなのに本格派!

キャップ付きで持ち運び安全。すごくいい。

 

ボロボロになってきたので買い換えようかな〜、と思ってずっとバスケットに入ったままですが…。

はさみってそんなに買い替えることってないですものね。

 

 

両利き用

最近はおしゃれな大人向けの両利き用はさみもネットで簡単に買える時代。

衝撃です。私は右利きなんで困ったことないんですが、こちらの商品は先がシャープで、普通に使いやすそうで気になっています。


 

 

あなたのおすすめハサミは?

(そんなことに、こだわっている人は少ないと思いますが…w)

日本古代のボードゲーム、「かりうち」とは!?

日本における最古のボードゲームってなんでしょうか。

私は平安時代に遊ばれていた盤双六かな〜と思っていたのですが、「平城京の遺跡から古代のボードゲーム発掘されてるよ」と先日教えてもらったのです。

 

え!すごい!どんなゲームだろう!と興奮したところ、

 

「買えるよ」

 

の一言。

 

か、買えるのか…!!

 

ポチ。

 

え?今の音?

送料込みで二千八百五十円が、かりうちと交換された音です。自由経済!

https://www.book61.co.jp/book.php/H00215

 

平城宮

奈良と言えば、鹿さんがたくさんいる奈良公園を思い浮かべる人も多いと思いますが、平城宮跡はそれとは別のだだっ広い公園で、私が行った時は鹿はおらず、目下様々な建築物を復元工事中でした。鹿さんがここまで来るには市街地を越えてこなければならないので、ここでは会えないと思った方がいいと思います。

暗雲立ちこめる大極門(天気…)

このエリアの発掘調査を行うのが奈良文化財研究所というところで、この平城宮跡に資料館もあり、そのショップでも「かりうち」は購入することができます。

 

本当はそうしたかったのですが、どうしても平城宮跡に行ける日が年末しかなかったため、資料館はお休。「かりうち」はオンラインでも購入できたので良かった!

 

この遺跡からは土器や木簡やら、数々の歴史資料が発掘されています。

その中に土器や瓦に共通する模様があることが発見され、どうやら万葉集にも登場する「かりうち」という遊びだろう、ということになったのです。この遊びは韓国の「ユンノリ」と似ていることから、ユンノリのルールを参考に、失われたルールが復元されたそうです。

 

詳しくはこちらから。

https://www.nabunken.go.jp/research/kariuchi.html

 

ちなみに同様の盤は秋田、岩手、新潟、三重でも見つかっているらしいです。

 

どうして伝承されなくなっちゃったんでしょうね。

一説によると、下級役人が遊びすぎて、社会問題になったので禁止されたとか。。。

 

もしかすると中毒性とギャンブル、、、そういう側面があったのかもしれません。

 

かりうち買ってみた

 

パッケージは現代っぽいデザイン。薄型の箱なので、送料が最小限に抑えられます。さすが普及版。

 

 

中身:

折りたたみ式ボード1

コマ8 (シール付き)

カリ(棒)4

ルール1

かりうちのパッケージデザインの紙1

 

 

「かり」というのは、サイコロがわりに使う棒のことです。

4本あって、かまぼこのような形をしています。

 

コマは4こx2人分。自分で好きな色に塗ってもいいし、付属のシールを貼っても良いとのこと。

(君は、、、平城宮で発掘されたという、壺に墨で描かれた顔だね?)

 

せっかくなのでシールを貼ってみました。

鹿とか大仏とかがないのが、さすが奈良文化財研究所。

正直、すぐにピンとくるのは和同開珎と木簡ぐらいなのだが、、、。

 

左上の渦巻き模様は、「隼人の盾」薩摩の武人が使っていたものらしい。さすが奈良時代、どこかしらポリネシア感あるデザインで、当時、どんな人たちが日本列島にいて、ヤマト朝廷ならびその後の中央政権勢力によって支配されていったかを想像させられる。

 

「かり」の数え方

かりうちは、双六系のゲームです。

4本の棒(かり)を使うということが、万葉集からもわかっており、このゲームの資料価値として、とても重要な要素です。

 

白い面の数で数えます。

 

 

 

4+もう一回振る

 

白が全部ひっくり返った時だけイレギュラー、その場合、「5」になります。

5+もう一回振る

 

発掘された盤は、浅型の器の内側、もしくは外側に描かれていたそうです。

復元ゲームなら、円形のボードでもっと渋くしてほしかったな〜、と初見では思いましたが、よく見ると、この折りたたみボード一枚で、ルール、「ひかえ」と「あがり」のエリア、進行方向まで描かれていて、ビギナーでもすぐに遊べる優れたデザインです。

 

さすが普及版。

 

かりうちで遊んでみた

なる子、一人暮らしなもんで、二人用ゲームなんですが、一人でお試ししてみました。

「かり」の出目でコマを進め、四つのコマを先に「あがり」にした方が勝ちです。

 

「出」から出発。

進む数が5まで書いてあるのも優秀すぎる。普及版すごい。即、全国の児童館・学童・放課後クラブは導入すべし。

 

和同開珎も2進みました。

 

その後、オレンジの犬(?)も2が出ました。4つのコマのスタートのタイミングはプレイヤーが自由に選ぶことができます。

相手と同じマスに止まった時、相手のコマを追い出すことができます。

 

追い出されたコマはひかえに戻ります。

 

次に緑の墨顔が木簡を追い出し返しました。

 

オレンジの犬が、分岐点に来ました。ちょうどで止まった時、次のターンで中心に向かうことができます。

 

中心に向かうことで、かなり近道になりますね!

 

緑の羊の追い上げ。

ちょうど中心に来た時も進行方向を変えてショートカットすることができます。

 

出るを再び通ったら「あがり」!

「出」マスにちょうど到着は「あがり」ではないそうで、

出マス+1以上で通り過ぎる必要があるそうです。

 

どのコマが「あがり」になったかわかりやすい。

 

自分のコマが同じマスに止まったら、そこから重ねて同時に移動することができます。しかし、追い出される時も一緒。運命共同体です。

 

そんなこんなでゲームを進めたところ、緑チームの勝利となりました。

 

なかなかいい勝負でした。

感想としては、近道を通るのは難しくなく、わざわざ大外を通ることはなさそう、、、。

公式サイトでは、作戦によってはぐるっと大回りするのもアリと言ってたけれど、絶対近道するのがいいと思いました。

 

最後に

「かりうち」は奈良文化財研究所が文化財のことをもっと知ってもらおうという目的で、現代版が作られ、各地でイベントなども行っているそうです。

私もゲームって世代を越えて夢中にさせる力があると思うし、何かを学ぶときのきっかけツールとしてすごく優れているな、と思います。

 

さらにゲームとして、シンプルでとても良いと思いました。

古代のゲームとしては「マンカラ」が思い浮かびますが、マンカラと同じくらい、手作りも可能だし、小学生でもすぐに覚えられるルールだと思います。ルールが普及すれば、盤ももっとシンプルに、すっきりかっこいいデザインにもできそうな予感がします。オセロやチェスのように。

子供向けにキャラクターが描かれたかわいいバージョンもあるので、まずは手に入れて遊んでみてほしい。

 

古代のボードゲーム、知れて良かった!

発掘したゲームを販売できる形にしていくのは簡単ではなかったはず。

奈良文化研究所のみなさん、関係者の皆様、ゲームファンとして感謝です。

 

古代ゲーム、ハマりそう。次に買うのはセネトかナインメンズモリスか…。