なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

美しいボードゲーム『AZULシントラのステンドグラス』

みなさんがボードゲームを選ぶ時のポイントって何ですか?

私は完全にビジュアルと素材重視です。

 

ドイツのHABA社製品は、木製のコマなどを使うことが多くて大体好きです。(笑)

 

www.ma-naru.com

 

ビンテージの海外製ボードゲームは絵やデザインが好みだったり、ビンテージ感がたまらなかったりで大好きで旅行に行くと探したりします。

 

www.ma-naru.com

 

www.ma-naru.com

 

 

最近のボードゲームは、イラストがパソコンで描いたグラフィック感が強くて基本的にはあまり好きではないのですが…。

 

「これね、宝石みたいで綺麗だよ〜」と紹介してもらい、今回プレイしたのは『AZUL シントラのステンドグラス』です。

バリバリのコンピューターグラフィックやん!

 

AZULといえば、かわいいタイルを並べていくあのゲームなのですが、オリジナルはタイルと言いつつタイルじゃないし、タイルの印刷も可愛いけど少し物足りない。と失礼ながら思っていたのです。ゲームを作る人たちの苦労はもちろん想像に難くないので、AZULは十分に素敵なゲームですし、とても人気があります。

 

 

そんなAZULにはいくつかシリーズがあって、基本のルールは共通してたりするのですが、このステンドグラスバージョンのAZULゲームは、タイルではなく色ガラスという設定。

 

「ほら!綺麗だよね!!」と見せられたのがこれ。

た、確かに〜〜〜!!!!キラキラキラキラ〜

ガラスではなく透明感のある樹脂製だと思うのですが、ジャラジャラと混ぜたり手に取ったりした時の感じが麻雀のパイみたいな重量感と音が出て、「うむ。これは悪くない…!」よく見ると模様も入っている。

 

ステンドグラス職人として、自分の窓を完成させて点数を稼ぐゲームです。

 

この菱形の並べ方も綺麗ですね!

 

点数が計算しやすいように点数の双六みたいなのと、マイナス点計算表と、何ターン目かわかるようにもなったシートもあります。

 

ちょっと場所は使いますが、2〜4人向けで、意外に戦略も必要だったりして、楽しめました!いろんなゲームがありますね〜。

 

 

ちなみに「AZUL」は「青」という意味があります。

「シントラ」はポルトガルの都市で、ここに建てた宮殿のステンドグラスを完成させよう、というストーリーになっているようです。

オリジナルのタイルの方はエヴォラ宮殿をモデルにしているようで、ゲームを通して世界中の街を訪れたくなりますね〜。

 

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19世紀の登山ブームが生んだボードゲーム『L'Alpinista』

グランド・ツアー

アルプス登山観光の起源は主に英国貴族やブルジョアの子息たちが修学後、フランスやイタリアに豪華旅行したというグランド・ツアーだと言われているようです。この伝統は17〜19世紀初頭まで続きました。文化的には先進国だったフランスやイタリアに行って見聞を広めようというわけです。一般的に家庭教師が同行したそうです。旅行しながら留学する感じですね。イタリアに行くにはフランス・スイス・イタリアの国境のあたりのアルプスを越える必要がありますから、楽な道を選んだとしてもなかなかの登山だったことでしょう。グランド・ツアーでスイスを訪れることも人気で、その山々は青年たちの心を掴んだようです。19世紀に流行したアルプス登山でアルプスの主峰39座のうち、31座はイギリス人が初登頂しているそうです。アルプスに裕福な登山紳士たちが押し寄せたおかげで、特に産業のなかった貧しい山間の村にガイドや宿泊など観光業が栄えました。これがアルプス黄金です。

 

19世紀には登山のボードゲームも誕生『L'Alpinista』

スイス・バーゼルフリーマーケットで激安(ラッキー!)で手に入れたボードゲームを紹介します。『L'Alpinista』です。イタリア語です。フランス語でL'Alpiniste。ドイツ語でDer Bergsteiger、英語でThe Mountaineerです。「登山家」という意味です。

今回購入したのは2020年復刻版です。オリジナルは19世紀のものだそうです。絵がレトロで素敵です。

開けるとこんな感じ。

 

箱の裏側。

 

箱の裏側の写真のように、ボードは組み立て使います。両面使えるようになっていて、一周回って戻ってくる双六タイプになっています。

組み立て方を変えることもできる。そういうの好き。

 

コマはクリップ式の登山家たちです。

 

その他、4枚の絵札と、8枚のヘルプカード。

 

コマはクリップで止めて移動させることができます。登ってる感が出て良い〜。


遊び方

ルールブックも多言語で助かります!(伊、仏、独、英)

ゲームのあらすじはこんな感じ。

 

山の旅に出ていたあなたは道沿いでボロボロの服でゆっくり歩く人を見つけます。あなたは近づいてその人の具合を確かめます。その人はあなたに少し休むよう言い、『賢明な登山家の偉大な道』の話をします。「この道は魔法の泉に続いている。山の幻想に気を取られている人には見えないので注意しなさい。その泉は情熱があり、迷いと欲を打ち破り山の試練に勝った者の前だけに現れる。泉に導くのは、君の選択、頼りになる人々、ひとつまみの運だ。覚えておきなさい。もしその泉に辿り着いたなら、その登山家は水を飲んで満足な生活を得ることができるだろう。」

 

意気揚々と、あなたは「魔法の泉」を探す旅に出ることを決意します。立ちはだかる山のほんの片隅にいます。道の始まりにこんな看板がありました。

「山と人が出会う時、素晴らしいことが成し遂げられる。(ウィリアム・ブレイク)」

"Great things are accomplished when men and mountains meet" -William Blake-(原文)

さあ、今あなたはまさにその場所に立ちました。旅の始まりです。

 

基本のルール:サイコロで進みます。

緑のマス:特になし

黄色のマス:ヘルプカードを1枚もらうことができます。カード置き場に無くなったらもらうことはできません。

赤のマス:特別な指示があるので、ルールブックの番号の欄を見てください。

 

一つのマスに止まれるのは2人までです。

3人目からは一つ手前のマスに止まります。

例えば、No5に止まった場合、次のふたつから選択します。

エーデルワイスを採取して、サイコロをもう一度振る(花カードを取る)

②ノートブックのカードをもらって絵を描く。一回休み。

 

先を急ぎたいし、エーデルワイスを採取できるなんて素敵!と思って①を選ぶと、No14のマスでこんな指示があります。

「もし、エーデルワイスのカードを持っている場合、管理人から叱られる。保護されている花だからだ。あなたはNo7まで逃げ戻る。」

 

管理人に叱られました〜

エーデルワイスは採ってはいけません。意外に学びのある双六です。

 

No.17では「熊と遭遇。ヘルプカードを持っていたら使って一回休み。誰も助けてくれなかったら8まで戻る」

とあります。

ヘルプカードは自分で持っていたら自助に使えますが、1枚も持っていなかった時に持っている人に助けを求めることができます。ヘルプカードを持っている人が助けるかどうかはその人次第ですが、助け合いの精神が問われます。

 

こんな感じで、他の登山家と駆け引きしつつ、野生動物にあったり雪崩にあったりしながらゴールを目指します。ボードは裏面にも回って一周して戻ってきます。

 

戻ってきたあなたに謎の旅人が現れます。「君は合格だ。」と言われますが、どういうことかわかりません。「勝ちました。しかし、どこにも魔法の泉なんてない。」「魔法の泉は君の道中の選択の中に隠れている。ゲームに勝ち、友人たちを助けることができたなら、わかるだろう。連帯と友情を持って、泉は君の心、精神、体に流れ込んでいるのだ。」

 

え、え〜〜〜!!

 

ちょっとわかりにくいけれど、山で強まった連帯と友情は人生を豊かにしてくれるということらしいです。

それこそが多くの紳士が求めた山の魅力だったのかもしれません。

 

途中で誰かを助けることができていたなら、負けても清々しい気持ちになるかもしれません。

シンプルなようで考えさせられる登山ゲームでした。

 

『L'Alpenista』は海外のサイトでしか購入できないので、お馴染み鬼畜登山ゲーム『K2』をご紹介します。油断したらすぐ死ぬ過酷な設定です。ボードでやると複雑なので、慣れている人がいないと天気の切り替えとか忘れそうなのですが、オンラインゲームサイトに無料版があるのでそちらで試してみるのもいいかもしれません。

友達と数回プレーしましたが、毎回誰かがクリアできません。『パンデミック』並みのクリア難易度。でもおすすめです。ぜひ〜。

 

 

時を越える氷河の世界!Matterhorn Glacier Paradise マッターホルン・グレッシャー・パラダイス

標高3883mの展望台!グレッシャー・パラダイス

タイトルそのままですが、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスはなんと富士山より高い標高3883mの位置するパノラマ展望台です。

ここはロープウェイで登った頂点の駅でもあります。展望台としてはヨーロッパで一番標高が高い場所にあるとのこと。

天気運が良ければ、マッターホルン(4478m)を展望できる最高地点です。

 

結論から言うと、何もかもが規格外!

「最の高!」なので、行っちゃいましょう!

 

スイス人も躊躇する高額チケット、マッターホルン・エクスプレス!

往復基本料金109スイスフラン〜(本日のレートで16,500円〜!)

スイスパス、ハーフフェアカードなどの半額割引でも54.5スイスフラン〜(8,250円〜!)

ひえ〜!目玉が飛び出る、夢の国もびっくり!

 

 

途中で乗り継ぎながら、展望台駅まで約40分。

まずは小さなゴンドラから。

 

スタートからマッターホルンがチラ見え!

 

言ってきま〜す。緑が眩しい!

 

ぐんぐん登ります!

 

一度いなくなったマッターホルンが…

 

目の前に再登場!

マッターホルンを正面にしながら、方向転換の途中駅です。ここで一度扉が開くので、途中下車して撮影してもOK!

そのまま乗り続けることもできます。乗り換え不要で回れ左!

 

降りて景色を楽しんでいる人たちがいました。

窓が開くので、乗ったままでも最高のフォトスポットです!

MATTERHORN!

「おおおおお〜!」

すごすぎて変な声しか出ない。

これこそマッターホルン。切り立った壁のような傾斜。剣先のような頂上。

他の山々から少し距離を置いてそびえ立つ姿は孤高の美しさがあります。

 

そういえば、いつの間にか木々の姿が見えません。

木が育たない標高の森林限界まで来ていたのです。

今回はこのマッターホルンに一度正面から向かっていくようなルートでしたが、季節でルートが変わるようです。

 

人間の歴史より長く、凍り続けている氷河の世界

さてさて、森林限界…そう言っている間にも、ほとんど緑色がなくなってきました。

 

白濁した雪解け水が流れるエリアを超えて、最後の巨大ゴンドラに乗り換えです。

 

すると、なんと言うことでしょう!

 

だんだん景色が白くなってきたと思ったら、急激に氷河の世界に突入しました。

眼下に広がる厚く重なる氷の世界。

今まで見たことがないものが目の前に現れて言葉を失いました。


寒くなってきたのでしっかり上着とストールを着用。Zermattの街は30℃越えの日です。

ああ、そして、誰が氷河の山にロープウェイ作ろうと思ったの!?

 

あれが頂上駅!

信じられない。スイスの技術力の高さに脱帽です。

 

グレッシャー・パラダイス展望台へ

ロープウェイを降りるとなんだかふわふわします。

乗り物酔いかと思ったけれど、高山病の気配もあるかもしれません。

 

展望台までの階段。

一段一段が重い。酸素の薄さを実感します。

 

頂上です。丸く雪を被ったブライトホルン(4164m)側が快晴です!

 

美しい。。。

ん?

ちょっと待って…

よく見ると…

人がいる!!

隊列組んで登ってる!!すごい〜。

 

マッターホルン側はあいにくの雲で、わずかに納めた姿がこちらです。

 

お土産売り場や展望レストランもあり、外に出ることもできます。雲が近い。

 

 

左の黒い建物がソーラーパネル付きの展望レストラン。

ショップやトイレ(有料)などもあります。

右上が展望台ですね。高低差がありますが、エレベーターで移動することができます。

 

マッターホルンのショップグッズは北欧デザインっぽい感じでとても素敵でした。

色々売っているのでお土産におすすめです。

 

 

このゴンドラについているロゴマークがデザインされたグッズが多かったです。かわいい。

私が行った時はとても人が少なかったので、ゴンドラもすぐに乗れましたが、繁忙期は混雑することもあるようです。ファストパスのレーンがありました。

 

帰り道もやっぱりすごい、マッターホルン

それにしても氷河って初めて見て感動しました。アイスエイジって映画をタイトルだけ思い出しました。内容が全然思い出せません。

 

乗り換えの駅で寄り道してみました。

ここでも2939m。ちょっとの坂道で足がず〜んと重くなり、息が切れます。

しっかり息を吐きながら、ゆっくり歩きました。

行きのローウウェイの時よりも雲が大きくなっています。

 

遠景も素晴らしいけれど、足元も近づいて見ると全ての石がキラキラ光っていて、かわいい高山植物も咲いていました。

 

ふと見上げると、何か動いています。

あれは…どうやらアイベックス!

アルプスに生息する山羊の一種で、スイスを代表する野生動物の一つです。出会えるなんてラッキー!

オスは成長すると角も大きく太く立派になっていくそうです。

 

スイス人からも「え?行ったの?チケット高いんでしょ?」って聞かれるぐらいでしたが、ハーフフェアカード(半額カード)の威力を存分に使うことができましたし、迫力、スリル、冒険、ロマン、こんなに素晴らしい経験をしたならば、夢の国より高くても納得です。

 

スイス滞在の中で、最後の方まで気持ちの踏ん切りがつかなかったけど(高いから)、思い切って行ってよかった。

 

スイスはどの街に行っても魅力がいっぱいであまり知られていないのがもったいないと思っていましたが、ここに来てしまったら、「アルプスの山に一度は行くべき!」と言ってしまうと思います。

 

一生に一度は行きたい絶景です。是非。

 

 

スイス・マッターホルンを目指せ!Zermatt ツェルマット!

マッターホルンを見に行こう!

ロケみつでサキちゃんがかわいいホテルに泊まってラクレット食べてたツェルマット!」

そうそう、エヴァンゲリオンあすかコスプレのさきちゃんが過酷な旅をする関西ローカル番組で…って誰がわかるねん、そのネタ!

 

ツェルマットに行くという話をした時に出てきた友人の反応ですが、友人の驚異的な記憶力にビビってます。ロケみつのブログ旅、私たちも見てたな〜。

 


 

当時もちょっとお高いスイスでしたが、今はもっと高くなっていますね。

 

さて、やっぱりスイスと言えばマッターホルンですよね!

スイスを代表する高級文具メーカー、カランダッシュの色鉛筆のケースにもマッターホルンの写真が採用されています。ちょっと高いですけど、お土産にもおすすめです!私は値段にビビって12色のタイプにしましたが購入しました。

 


 

 

やっぱり40色ぐらいにすればよかったかな〜、と少し後悔する気持ちもありますが、自宅にファーバーカステルの油性72色とダーウェントのウォーターカラー72色があるので自制しました。

 


 

 


 

 

脱線しました。マッターホルンを目指します。拠点となる町はツェルマットです。

 

最強の観光地!ツェルマット

熱波に包まれたバーゼルから逃げるように南へ。

スイスは南に行くほど涼しくなるのです。しかし、この日は流石のツェルマットも30℃…。あつ〜。ま、37℃のバーゼルに比べたらね。

 

さあ、ここがツェルマットの駅前です。スイスの主要駅からはBrig駅かVisp駅で乗り換えです。この路線、もうすでに登山電車でした。ぐんぐん登っていく感じにワクワクが止まりません!普通は1〜2泊すると思いますが、ハーフフェアトラベルカード持っていて、バーゼルから日帰りだと鉄道1日券がめちゃくちゃお得感あります。片道3時間以上かかるので、相当なハードスケジュールになりますけどね!

ツェルマットは山観光に振り切った町です。

その歴史は19世紀半ばにマッターホルン攻略ブームが巻き起こったことに端を発し、次々と宿屋が建てられ今に至ります。↓これはスイスで買った登山双六のリバイバル版。すごろくがあるくらい登山ブームだったんですね〜。このゲームについてはまた今度詳しく書こうと思います。

そうして元々は小さな農村だった場所が世界中から観光客がやってくる町になったのです。

現在、建っている建物はほぼホテルです。

この町はガソリン自動車の乗り入れは禁止されています。町を走る小さな車は電気自動車です。町中をびゅんびゅん走ってます。

 

もう一つ、移動手段があります。

馬車です。

駅前に待機する可愛い子たち。

たてがみを編み込んでいる子もいるの〜。可愛いですよね〜。

スイスで豪遊できるような人が乗るんでしょうね。

 

駅前からはちょこんとマッターホルンの先が見えています。

このままメインストリートをぐんぐん歩いて行きます。

 

日本人橋?

通称「日本人橋」と呼ばれている場所があると聞いてやってきました。

お察しの通り、日本人観光客が必ず訪れるフォトスポットです。

 

到着です!わ〜お!!

 

マッターホルン!!

 

想像以上の存在感なのです。

マッターホルンを見るまでの道のりでは、マッターホルンかもしれないような切り立った山々をいくつも見てきました。マッターホルンに出会ってもマッターホルンと言われないと気づけないかもしれない不安がありましたが杞憂でした。

 

マッターホルンは絶対にマッターホルンとわかるオーラがあります!

 

日本人橋に私以外の日本人はいませんでした。というか、この日、日本人観光客は他にいないんじゃないかと思うぐらい日本人にはすれ違わなかったです。コロナで観光客少なかったですからね。韓国人や中国人っぽい方々は何組か見かけました。

しかもこの川、しっかり護岸工事されていて、若干風情に欠けますね。日本の渓谷の温泉街みたい。川は滝のように流れが早く、雪解け水で水量も多い様子。雨が続くと荒れるのかもしれません。景観よりも観光地を守るための最善策なのかもしれないなぁ、なんて思ったりしました。知らんけど。

 

夜はチーズフォンデュラクレット

ツェルマットではやっぱりチーズフォンデュラクレットをいただくのがよろしいのではないでしょうか。日中30℃のこの日、チーズ料理はどうかと思いましたが、美味しいものは美味しいので仕方ないですね!

こちらのレストランでいただきました。内装もレトロで可愛い。

観光客慣れしている感じで賑わっていました。

www.whymper-stube.ch

 

スーパーはミグロとコープ

チョコレートやお水など、ちょっとしたものを買うのにスーパーマーケットは便利ですよね。

さすが最強の観光地ツェルマット。普通にスーパーマーケットがあります。

なんだったらマクドナルドだってあります。スイス風の外観になっているのは、京都的な景観ルールがあるからなのでしょう。

アウトドアショップやお土産物屋もたくさんあります。

注意が必要なのは、ランチタイムはスーパー飲食店以外は一時閉店することです。

スイス田舎あるあるかもしれません。シフト組むほど住民がいないのかもしれませんが、ちゃんと休んでて偉いな〜、なんて思ったりします。

 

さて、ツェルマットは登山の拠点の町。本番はここからです。

私は本格登山はしたことがありませんが、そんな山の初心者でも、ただの観光客でも楽しめるのがアルプスの強い魅力なのです。

 

次回はグレッシャーパラダイスとゴルナーグラート鉄道を紹介します!

 

中世ファンタジーなお祭り!Mittelalterfest Rheinfelden

国境にある小さな町、ラインフェルデン

スイス、バーゼルから電車で15分くらい。超近所の町、ラインフェルデンはその名の通り、ライン川沿いにある街で、川向こうはドイツ。国境に接しています。

 

バーゼルに滞在中、一日乗車券で行ける範囲を調べてみると、この隣町も含まれていることがわかり行ってみることにしました。

 

車窓からお城のようなビール工場が見える気になる場所でもあったのです。

 

ラインフェルデンの旧市街

小さなメインストリートがあり、インフォメーションセンターもある、小さな観光地です。

他のスイスの街と同様に、壁画で飾られた建物が立ち並びます。

川を渡ると向こうはドイツです。

私はドイツ語は全然わかりませんが、右の丸い標識にZOLL(ドイツ語)DOUANE(フランス語)と書かれているのは「税関」という意味です。

税関の建物に関する何かが書かれているようですが、ちょっと読めません。

ラインフェルデンには古い城壁と塔のついた門が残っています。

塔のてっぺんにコウノトリの巣があるのが見えますか??

本物ですよ〜!子育ての真っ最中。

コウノトリはここでも大事にされているんですね!

 

 

中世祭に遭遇した!

中世の面影が残るラインフェルデン。

街の人の手入れが行き届いていて清潔で綺麗なことも好感が持てます!!

 

この日、なんだか屋台がたくさん出ていて偶然お祭りのよう…

 

骨とか毛皮とか売っていて、どうやら普通のお祭りとは違った様子。

 

あれ?道を行き交う人が、、、なんだかタイムスリップしたみたいな?

お店の人たちも、ドラクエの村人Aみたい。

犬を連れたちょっと悪そうな二人組も。

 

なんだか冒険者みたいな人たちが。

 

とにかくたくさん!ワイルドな人たちが大集合!

 

ダンブルドア先生みたいな人いる!

 

映画みたい。

 

王様とお妃様?

 

鍋!めっちゃいい感じ。

 

そう、とにかく街中が中世のコスプレで溢れているのです。

 

まるでアニメやRPGゲームの世界!

 

私もこの楽しい雰囲気に呑まれて、ミネラル屋さんでキラキラのパイライトを買ってしまいました。



偶然お祭りに遭遇して、とっても楽しかったです。

 

ラインフェルデンは温泉施設もあったり、ビール工場もあって意外にいろんな産業がある街です。

駅の片隅に、レトロかわいい駅舎が別にあって、「Feldschlösschen」の名前が入っていました。ビールの醸造所の専用線路があるんですね〜。ここのビールはスーパーや酒屋でも買うことができます。



ラインフェルでんは、半日でもたっぷり楽しめるので、バーゼル滞在中にちょっと足を伸ばすのにおすすめですよ〜!

ちなみにこのお祭りは、毎年7月の初めごろに開催されているようです。

気になる方は「Mittelalterfest Rheinfelden」で検索してみてくださいね!

Ryan Gander われらの時代のサイン展

英国コンセプチュアルアーティスト、ライアン・ガンダー

ライアン・ガンダーは時代と日常をユーモアある視点で切り取り、オブジェやインスタレーションなどで制作するコンセプチュアルアーティストです。

 

コロナで延期となっていた大規模個展がついに開催中です。

平日でもそこそこ混雑していました。

 

www.operacity.jp

 

展示を見に行った日の私は、朝からもやもやしていて、メンタル好調とは言えない感じでした。特に大きな理由のないストレスを感じることってありませんか?

人によってストレス解消法は違うと思いますが、私の場合はそういう時に美術館やギャラリーに行くようにしています。友達に会って喋るのも私にとってとても有効な方法ですが、人に会うべきコンディションじゃないな、という時もあり、一人でも気軽に行ける美術館は最高。

 

そして、ライアン・ガンダーの作品は、まさに日常で見落としていることにハッとさせられる、そんな面白さがあるのです。

 

気づけないからハンドアウトを手に鑑賞する

日常の中に潜む面白さになかなか気づけないなぁって思っています。

ネットでは日常の風景から面白いものを見つけて写真を投稿する人とかいますよね?

すごいな〜って思っています。

 

美術展なんだから、順路をたどっていけば作品にたどり着くだろうと普段なら思いますが、身軽になろうとロッカールームに行くと写真をパシャパシャ撮る女子が。

 

なんだろう、と思って見ると、とある一列のロッカーの中にそれぞれ石が置かれて鍵がかかっています。

 

う〜ん。これはカメラ女子がいなかったら気づかなかったかも!

というか、これは手強い。注意力散漫な私には厳しい展示だとここで悟りました。

解説と会場見取り図の入ったハンドアウトをもらって、一点一点確認しながら進むことに決めました。

このロッカールームにもありますが、床に張られた黒いテープのようなものは、航空券やカードなどのシルエットなのだそうです。

ちなみに私はこの後、入場チケットを床に落としたことに気づき、拾いに行くという愚行を晒しております。

 

こちらは、手をかざすとレシートが。

ランダムに座標が出てくる仕組み。

家に帰ってGoogle Mapで調べたところ、カナダの森の中でした。ネット上なのに遭難した気分。

 

「世界の人口が100人増加するのにかかる時間」など、さまざまな時間を「再生」する箱が並び、そのむこうの壁の額の上にはタバコの吸い殻を象った小さな彫刻が置かれています。銀で作られているそう。

 

ハンドアウトがないと絶対気づかない天井の風船(のレプリカ)

 

気づかないシリーズだわ。

帝国ホテルの古いマッチ。

 

床のコイン。(気づかん)

 

政府の公共広告風のポスター。

公共の物が、なんとなく社会を扇動する感じ、普段はとても気づきにくい。

 

他にもたくさん面白い作品がありましたが、一番最後に流れていたBBCの特番映像がつよつよでした。顔を火傷したインスタグラマー、ゲーム配信Youtuber、Twitter炎上コメディアン、テクノロジーから離れて暮らす女性、遺体の冷凍保存会社、などを訪ねながら、「時代」「自己」について考察する内容でした。

 

失礼なことを言ってくる人には「僕は僕のままで満足している」とピシャリと伝えるライアン。

 

SNSにどれだけ時間を取られているか。という警鐘もありました。

 

本当だ。これは良くない。感動した。この気持ちを伝えたい。SNSで。。。というダメダメな私はもう末期だとして…

 

約1時間ですが、見応え内容抜群にありました。会場だと日本語字幕が付いているのでわかりやすいです。

もしイギリス英語が得意だったらこちらでも見れます。

Ryan Gander: 'Only a matter of time' (2020) on Vimeo

バーゼル・バーゼル!!

2022年は、コロナで中止や延期になっていたアート・バーゼルinBaselがいつも通りの時期に開催、さらに2年に一回のベネチアビエンナーレ、5年に一回のカッセル・ドクメンタなど、コロナでズレたイベントも同年開催になるということで、アートファンがヨーロッパに集結しているようです。

 

さて、もう終わってしまったイベントですが、バーゼルで開催された「アート・バーゼル2022」の様子をダイジェストでリポートしたいと思います。

 

アート・バーゼルとは

アート・バーゼルとは簡単に言うと、世界的に有名なアート・フェアです。アート・フェアが何かって言うと、ギャラリーがブースの賃貸料を払って出店し、アート作品を売る!というイベントです。

 

アート・バーゼルはスイスのバーゼルの街で始まりましたが、ビジネスを拡大し、マイアミや香港などでも開催されています。そこで、人々はそれぞれをこう呼びます。

バーゼル・マイアミ、バーゼル・香港、そして…バーゼルバーゼル

 

わけわかんないですよね。全部地名だし。

日本で「今度バーゼル行くんだ〜」と売れっ子画家の友人に言うと、「へ〜、いいなぁ!どこの?」と言われたことがあります。「いやいやアート・バーゼルじゃなくて…シンプルにスイスのバーゼル…」と話が噛み合わなかったこともあります。

 

噂によるとバーゼル・パリが新たに始まるそうです。

バーゼルから近い分、より一層わけわかんなくなりそうですね。

 

そんなわけで、今回私が行ったのはバーゼルバーゼルですよ〜!

トラムは会場の目の前に停まります。超便利!

アート・バーゼル、Unlimited

バーゼルのアート・バーゼルでは、会場が2つあります。国際見本市などに使われるメッセという建物のHall1ではUnlimitedが開催されます。

Unlimitedは、アートバーゼルの特別展覧会のようなもので、天井の高い大きな空間にたくさんのアーティストが展示しています。ラッキーにも手に入ったVIPカードで初日に行ってきました!

 

 

こちらは巨大なタペストリ

 

 

フェルト(羊毛)にプリントされたカツラや付け毛の写真(もしかしたら絵かもしれない)

 

 

大人気のレベッカ・ホルンの蜂の巣をモチーフにした作品。時々ブロックがガシャーンと落ちてきて鏡を砕くインスタレーション

 

 

Jan Dibbetsは写真と数学をベースにしたアーティスト。もうおじいちゃんですけど、2018年の作品。結構最近!若々しい!

 

大きい作品が映えるUnlimited

 

神秘的で、仕組みがわからずじっと見てしまう不思議な作品

 

 

20世紀の共産主義のモニュメント的なイメージと近未来をミックスさせたような不思議な絵画。上海のアーティストの作品ということも合わせて興味深い。

 

 

はいはい、絶対かっこいいティルマンズ。今回もかっこいいです。仕方ない。

 

 

大好き。レイチェル・ホワイトリード。

 

 

ちょっと弱いところ見せるスーパーマンの連作も印象的でした。

 

 

フランシス・アリス。いろんな国や地域の境にある柵や壁を描いた作品。ベネチア・ビエンナーレで展示していた、世界の子供たちの遊びの動画と合わせて見ると彼が伝えたいことがわかりやすい。Unlimitedとは言えアート・バーゼルの方がわかりやすいってところがビジネス臭ありますね。アーティストがどうやって資金を得ているか、このバランス感覚もフランシス・アリスならいっか〜、って思っちゃいますね。

 

作家別の展示ではありますが、取扱いギャラリーがブース出展している場合はその情報もしっかりキャプションに載っているのです。

 

 

さて、Unlimitedはギャラリー出展エリアのHall2に比べて一足早く始まります。

そのオープニングの日にハプニング!

この床に敷かれた絵画作品…目の前で慌ただしくバリアーが張られました。

どうしたどうした!?

と見てみると…

 

足跡!

これは。。。誰か踏んじゃったな〜!

 

 

ギャラリーブースエリア

Unlimitedよりも会期が短いアート・バーゼルのもう一つのメイン会場です。

入り口前の広場には壁面などに文字を描くコンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウェナーのインスタレーション。最近惜しくも亡くなったアーティストです。

彼の作品はチューリッヒの現代美術館にもありました。

 

さて、建物の中ですが、めちゃくちゃ広いし、ギャラリー数もすごく多いです。

建物の中庭もなんだかすごかったです。

ギャラリーはすごい金額のブース出展料を支払っているそうです。

ギャラリーの名前を見ると一階に超有名ギャラリーが集中しているので、一階は高いのでしょうね。2階は扱っている作家も若手が多く、面白い作品も多い印象でした。

 

バイエラー財団のブースでは、美術館に展示してあったゴヤの「戦争の惨禍」のシリーズ版画が。まさか売ってないよね?と思いますが、よっぽど財団として発信したいメッセージがあるのだろうな、と思いました。

 

一階は現代アートだけでなく、ピカソなどの近代の作品を扱っているところもありました。

 

そんな中、警備員までいるよ!ジェフ・クーンズ!!!!

こちらの作品のシリーズは「アートのお値段」と言うドキュメンタリー映画で制作の様子が撮影されていました。現代アート界において、どんな存在かわかりやすいと思うので、よかったら見てみてください。

 

 

 

こちらはトム・サックスのキティちゃん。

 

あ、この土器みたいなの、ヴェネチア・ビエンナーレで見たな〜。

 

 

この奥のパッチワークの作品も、確かロマの生活を描いているとか。ポーランド館で見たような。

 

この古いシネマの看板みたいなのもフランス館あたりで見たような。

 

デュマはグラッシで個展ありましたしね。

 

こんな感じで、ヴェネツィアで見た作家の作品がたくさんありました。ビエンナーレに行った金持ちが買いたいって思うのかもしれないですし、世界のアート関係者が、直接ギャラリーに交渉して、美術館購入したり、展示の依頼をしたりするのかもしれないですね!

 

 

もちろんUnlimited展の関連作家の作品も。

レベッカ・ホルン

 

日本のギャラリーの出展が少なかったので、日本人作家さんは多くはありませんが、いくつか見ることができました。海外ギャラリーの取り扱い作家さんもいらっしゃいますものね。

 

毛利悠子さんの作品。ユニークで楽しい。



しかし、オープニングの日はすごい人と熱気で瞬間的に疲れてしまい、ちょっと歩いて回ってすぐ撤退しました。

大金を手に入れて、豪邸にアートを飾る気持ちで行けば楽しいかもしれません。

私には長時間滞在してじっくり見るのは、なんだか無理でした。

 

しかし、帰ってきてから、インスタでフォローしている画家がとある有名ギャラリーで出品していると知り、実際に本物を見たことがなかったので、後日、会期中にもう一度行ってきました。

 

そしてついにご対面!と思ったら…

 

展示していなかった…

 

これがどういう意味を示しているかと言うと、もうすでに売約済み、と言うこと。

アート・バーゼルは裏に巨大な倉庫があり、毎日のように、売れれば夜中のうちに展示替えをするのです。

 

各ブースには小さな交渉部屋みたいなのがありますが、もっといい交渉部屋が別フロアにきっとあるんだろうし、そもそも私が持っていたVIPカードよりもランクが上のカードもあって、スーパーな招待客は一般のVIPよりも先にゆっくり鑑賞して先にお買い上げしちゃっているはずなのです。

 

スーパー階級社会。お金が全て!

アートの、私には縁のない世界です。。。

 

 

おまけ

アート・バーゼルは老舗のアート・フェアで買うには敷居が高い感じがしますが、バーゼルでは同時期にListe、Voltaなど若いギャラリーも出展できるようなフェアがあり、見る方としても若手発掘感があってこちらも楽しいと思います。

 

デザイン・マイアミやスイス・アート・アワード、フォト・バーゼルなども同時期に開催。

もう、バーゼルはお祭り騒ぎで大変なことになります。街中でライブパフォーマンスもやっています。

 

そんなイベントだらけの1週間ですが、私はヴィトラ・サマー・パーティというイベントに行ってきました。


建築の聖地、ということで以前記事を書きました。

すごいゲストの人数。招待客だけでなく、並んで登録すれば誰でも入れるっぽい。食べ物、飲み物無料…!普段は入れないエリアも公開されていました。

何人か友達の友達とかで話したりしましたが、会う人のほとんどが建築家。東京の建築プロジェクトに関わっているという人も。

 

www.ma-naru.com

 

犬も歩けば建築家に当たる。なんかすごい。

 

 

ヴィトラ・サマー・パーティはアート・バーゼルが開催しているメッセとの間に臨時のシャトルバスが運行していて普段はアクセスが大変なヴィトラも帰りの時間を気にせず楽しめました。

 

 

こちらはデザイン・マイアミ。


家具などのインテリアデザイン中心。

 

 

こちらはListe(リステ)。アート・バーゼルに比べると照明が弱く、会場としては野暮ったいけれど、作品は若くて面白い。

 

スイスアートアワード。これに選ばれて出せるだけでも2000スイスフランくらいもらえるらしいという噂。スイスのアーティストにとって登竜門的な感じでしょうか。ちょっと詳しいことはよくわからない。

 

アート・バーゼル中、とにかく連日暑かったです。

私はクーラーのある場所を求めてアート・バーゼルに何度か行ったりしましたが、

バーゼルの人たちはためらい無くライン川に飛び込んでいました。バーゼル名物の川流れです。

しかも6月の半ばごろの開催なので、一年で一番日が長い時期。この写真で夜の8時くらいです。

 

今回のアートバーゼルではルイーズ・ブルジョアの蜘蛛の彫刻が一番高値で売れたそうです。その額約54億円だそうですよ。