迷路好きですか?
映画の世界の庭園迷路、アリスの気分で迷ってみたい。
ピーターパン症候群、なる子です。
『遊びの博物誌』(坂根厳夫著、朝日新聞社)の「迷路の王様」の項によると、庭園迷路というのは、16世紀ごろ、ヨーロッパで大流行したことがあるのだそうです。
ハンプトン・コート・パレスの庭園迷路は簡素で美しいと評判で、世界中に影響を及ぼしたのだそうです。
妻と離婚したいがためにローマ・カトリック教会を破門という形で離脱し、イングランド国教会を作っちゃったヘンリー8世で有名な宮殿です。ヘンリー8世は6回結婚しています。
観光で行ったことがありますが、ヘンリー8世のそっくりさんがいて、盛り上がります。(笑)
(引用元:「遊びの博物誌」坂根厳夫 著 1977、より)
有名な迷路ですから、もちろん行ったのですが、迷路自体の写真が残っていませんでした。
代わりに、どうやら迷路の真ん中にあった記念プレートの前で撮った写真を…。
銀のプレートに描かれたミステリーサークルみたいなやつが、迷路の全容です。
現在の物は、初期のものと違うデザインになっているそうです。
イギリスには、オススメの迷路園がもう一つあります。
それはブレナム宮殿の庭園迷路です。
ブレナム宮殿と言えば、チャーチルが生まれた所として有名。世界遺産だし、映画のロケ地としてもよく使われるので、日本人も観光でよく行く場所だと思います。
しかし、あまりに広すぎて、日本からのツアーだと、宮殿とその周りの庭園ぐらいしか多分見学しません。
スケールが尋常じゃありません。
人口の滝とかまであります。
そして、この宮殿、敷地内に遊び場が結構あるのです。
まず、移動手段がトイ・トレイン。
わ〜い。
ミニチュアタウンがあったり。
巨大なチェスで遊べたり。
大きくなったり、小さくなったりとアリスの気分を味わえます!
そして、ブレナム宮殿のGarden Maze!優雅に迷えるかしら〜。
大人の背の高さを超える生垣の壁が視界を阻みます。
時折、見晴台に上ることができる仕組みなので、自分がどの辺りにいるかもわかり、楽しい迷路だと思います。
…が、ガチで迷う友人A!頑張れー!
なんとか脱出できましたが、
「トラウマ。泣きそう。」(友人)
ということです。
参考になさってください。
ブレナム宮殿の迷路はこんな感じです。結構広いかも。
世界には、もっと色々な庭園迷路があるので、巡ってみるのも面白いですね!
余談:
「新・遊びの博物誌」のハードカバー本が中古本で9000円の値がついていて、軽く引いてます。
学校図書館の廃棄になったものをもらったので、私の持っているものはあんまり綺麗ではないですが、2冊とも大事にします。(笑)
【中古」】「朝日新聞社「 新・遊びの博物誌」】中古:非常に良い
とても面白い本です。文庫もあるみたいだし、興味があれば、探してみてくださいね!