なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

放課後系施設がSNSを使うことについて考える。

細々ブログやってます。なる子です。

 

台風について、書いた記事が、放課後児童クラブ系の方の目に留まったようで、Facebookでシェアしていただいたようです。ちょっとアクセス数が上がりました。

 

Facebookのアカウントは持ってはいるものの、最近は過疎化が進んでいる印象で、ブログとは切り離していたので、Facebook経由でアクセスが少し増えたのは意外でした。というか、盲点?

Facebookと連動させていないのは、なるべく友達に知られずにやってみたい、という気持ちもあり。)

 

そして、こんなこともなければ、結構多くの放課後系施設がFacebookのページを持っているんだ、ということに気づきませんでした。

 

そして、「ああ、こんな感じなんだ。」と驚きがたくさんあったので、SNSの使い方について、ちょっと考えてみたいと思います。

 

SNSページ開設の目的は?

ざっとスキミングして10件以上の放課後児童クラブ・学童のFacebookページを開いてみました。

 

ほとんどのところで、日々の活動の様子を写真付きで報告するような内容でした。

少数派ながら、事務的な告知内容を知らせることにとどめたページもありました。

 

Facebookページ自体を否定する訳ではないのですが、どういう目的でSNSページを開設するのか、運営側はよく考えておかなければいけないと思うのです。

 

私が今回見た印象として、考えられる目的は以下の3つです。

 

・施設の宣伝と児童獲得

・保護者向け活動報告

・事務的なお知らせのツール

 

 

民間の学童は、児童獲得、という目的があるかもしれません。

また、保護者の方々に月一回のお便りだけではなくもっと沢山の写真を見てもらいたい、もしくは保護者からもっと学童での様子を知りたい、という要望があるのかもしれません。

 

 

 でも、まさか、とは思いますが、

 

なんとなく、現代社会においていかれないように、、、という軽い気持ちでページ作っていないかな?という心配もあります。

 

本当に運営陣でよく考えて作りましたか?

職員の誰かの趣味や、若い人たちの意見に流されて、「新しいことはわからないから、任せるよ」と責任放棄していませんか?

 

とっても、とっても心配になります。

 

なぜかと言うと、個人情報保護の問題があるからです。

 

写真を載せるということ

写真を載せている学童はとても沢山ありました。

さすがに児童の名前を出しているところはないようでしたが、写真の載せ方にはいろんなパターンがありました。

 

①とにかく笑顔いっぱい!色んな角度からのかわいい写真がたくさん!

②活動の様子が伝わる遠景写真(顔認識できないくらいの)、もしくは顔が見えないよう背後から撮った写真

③子どもたちの顔には全て、スタンプかモザイク

④子どもたちの顔にモザイクありの子となしの子がいる

 

子どもを預かる施設で働く人たちに知ってもらいたいこと。

 それは、写真を載せるということとは、個人情報を公開しているということです。

 

②と③の施設は個人情報保護の観点から、絶対に顔出ししない、という意思が見えます。

④の施設は、写真を顔出しでインターネット公開することに保護者から同意をもらっている子はモザイクなし、同意がなかった場合にはモザイクを入れている、と考えられます。

 

心配になるのは①

考えられることとしては

A・保護者全員から同意をもらっている

B・保護者から同意をもらっている児童しか載せない

C・無断でじゃんじゃか掲載している

 

もし、Cなら問題あり、と思います。

あんまり気にしない人もいるのかもしれませんが、顔出し公開は「顔」「所属」の2点を世界に公開していることになるのです。

 

その辺りを理解して写真掲載しているのか。よ〜く、よ〜く、考えてほしいのです。

 

仮に、Aの保護者全員から同意をもらっている、という、とてもオープンな地域であるという設定にしておきましょう。

 

それでも、気になった点をいくつか挙げていきます。

 

①携帯アップロード

え?誰の?

その携帯にはアップロードした写真以外にどんな写真が入っているのですか?

怖いです。

 

②何年も前の写真が残っている

もう在籍していない児童の写真も残っているのではないでしょうか。

許可をもらって掲載したものも、期限を決めて消去していくべきです。

 

③屋外活動の写真で一般の人の顔がバッチリ写っている

 施設の名前を出して掲載しているのですから気をつけたいところです。

 

④児童の水着の写真

水遊びか、川遊びの時のものなのでしょう。

一緒に親しげに職員も写っています。

自分の関係者だったら、これを掲載した職員を呼び出して説教です。

 

個人情報保護の問題だけでなく、子供の人権問題にも発展しかねないと思います。

 

職員と児童、保護者の関係がしっかりできていて、家族のような関係であるということは充分ありうることですから、一方的に批判はできないところもありますが、そういう風にも受け取られるのだ、ということを職員は重々理解しておかなければいけないと思います。

 

 そんなこんなで、私個人の意見としては、そもそも放課後の施設のSNSの活用は必要ないかな、と思います。

古臭いと言われても、なし、です。

 

「もっと写真が欲しい、見たい!」と保護者から要望があったとしても、職員の仕事はカメラマンではない。もっと優先的にするべき仕事があるのです。

 

ネットの鍵付きアルバムサービスなどもあるので、次回はその辺りにも触れて見たいと思います。

台風が来た時の学校・放課後児童クラブの対応

台風大変でしたけれど、皆さんは大丈夫でしたか?

 

なるこは台風が来る前に、長靴を外に出して置いておきました。

泥で汚れていて、洗うのが面倒だなぁと思っていたのです。

絶好のチャンスです。

飛ばされたり、雨水が中にたまらないよう倒しておきます。

 

夜中にすごい風雨だったので、泥が雨に流されさぞかし綺麗になっているだろう。

 

そう期待して、台風一過の朝、雨戸を開ける。

 

…何も変わってないじゃないか!!

 

ズボラで天才的なアイデアは、机上の空論でした。

 

 

台風でも出勤しなくちゃいけないの?

温暖化が進むと台風の威力が増す。

そんなことを誰かが言っていたような気がします。

 

出典不明なので、信用しないでください。

 

知ったかぶりな台詞を言った後に、「知らんけど。」と文末につけるのが関西人。と言うのはよく聞く話。

東京風に翻訳すると、「違ってたらごめん!」「聞いた話なんだけど!」と文頭に来るのが、東京人。かな〜?

 

台風の被害は毎年大きくなっているような気がします。

東京圏でも台風予想を受けて、9月30日(日)は、電車の本数を早めに減らし、早めの帰宅を促していました。

 

翌朝、10月1日(月)は都民の日。朝から首都圏の交通が遅延や運休で大混乱に陥ったことはニュースでも取り上げられました。

 

そこで毎回話題になるのが、

 

「そこまでして出勤しなくちゃいけないの?」

 

この日の電車はすし詰め状態。体調を悪くする人もいるし、イライラした人たちの怒号が飛び交う駅も。

 

世の中の大人は、

休めるんだったら休む。

時差出勤できるならそうする。

リモートワークが可能ならそうする。

 

ちょっとのことで、本当に移動が必要な人(医療関係の人とか)がスムーズに現場に向けるのではないかな、と思います。

 

今回のような台風時の学校の対応は?

・臨時休校

・一部休講する。例:3時間目からの授業とする。

・通常授業だが、安全を第一に時間をずらした登校を許可する。遅刻扱いにならない。

 

私の知っている対応はこのような感じです。

安全第一ですものね。

 

こんな時、保護者の仕事が融通の利くものだったらいいのですが、そう言うわけにもいかない、と言うこともあります。

 

お子さんをどうすればいいか、困っちゃいますよね。

 

両親とも仕事をしているご家庭は、だいたい放課後児童クラブ(学童保育)などに在籍していると思います。

災害などの緊急時、放課後児童クラブ(学童)は最大のできることで対応しています。

休校、休講の場合、朝8時ぐらいから臨時開室をし、お子さんを預かる、と言う対応をしているところは少なくありません。

 

放課後クラブの職員は地域に住んでいる人、というイメージが多いですが、民間委託が進み、遠方から通勤している人も多くなってきました。

 

2時間くらいかけて出勤している人も少なくないのです。

8時に開室しようと思うと、着いてから解鍵や準備の時間も必要なので、朝5時半くらいに家を出る計算です。

 

台風などで電車のダイヤが乱れると、とてもじゃないですが早めに家を出ても間に合いません。危険も伴います。

 

もちろん徒歩圏内に職員が住んでいれば、その職員に朝一の対応を託すのですが、そうでない場合は、どうなるかわからない学校の判断に備えて、前日に現場の近くのホテルに宿泊して備えることもあります。

 

だいたいどこの学童も低予算で運営していますので、結構な出費だと思います。

 

大雪の時も同様です。

どんな時にでも働きに出なくてはいけない親がいる限り、先回りして子どもたちを迎え入れる準備をしているのです。

 

都民の日はそもそも学校休みでした

さて、10月1日(月)は都民の日でした。

都内の公立の学校はそもそも学校休業日だったのです!(一部例外除く)

 

都立高校の子で普段は電車通学の子は、あの混雑に巻き込まれなかったのではないでしょうか。良かったね!ラッキーだったね!

真面目な子は「遅刻したくない!」と思って無理しちゃいますものね。

 

都民の日、都内の公立の放課後児童クラブ(学童)は予定通り、朝からお子さんを迎え入れていたようですよ。

 

都民の日、社会人になると関係ないですからね〜。

 

 気候で体調が変わる話はこちら↓

www.ma-naru.com

 

以上、台風の話でした。

 

そういえば、1日の朝、スーツケース持った家族が、混雑した電車に乗れず、扉の前で呆然と青ざめていたけれど、大丈夫だったのかなあ。

 

工作アイデア【番外編】「ポンポンで作る!ハロウィン飾り」→お部屋をデコレーション

ポンポン作り始めると止まらなくなった、なる子です。

 

いっぱい作りました。100円ショップで売っている毛糸、ひと玉から4〜5個のポンポンが作れる計算です。

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ポンポンで作るハロウィンモチーフはこちら。

ポンポンの簡単な作り方も乗せています。

 

www.ma-naru.com

↑このハロウィン飾りは、1個25円くらいの計算になります。

放課後教室など、人数の多い場所で工作イベントとして作る場合、ひとり2個作っても約50円。安くてかわいい、簡単!と3拍子揃ったオススメ工作です。 

 

工作を考えるときは、大人が「かわいい!(面白そう!)、作ってみたい!」と思うような工作を心がけています。

 

今回は作りすぎたポンポンで、大人が家で作って飾りたくなる手作りハロウィン飾りを【番外編】で紹介します。

 

 

ハロウィンポンポンでお部屋をデコレーション

作ったハロウィンモチーフとポンポンをお部屋に飾ってみました。

窓辺に100均のつっぱり棒をつければ、結ぶだけでガーランド風に。

黒・白・オレンジの3色の色味だけでハロウィン感が出ます。

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 簡単で可愛い!

お家でのハロウィンパーティや季節の飾りつけにぴったり!

もふもふ感に暖かさがあって、寒くなってきた秋にいいですよね。

 

ハロウィンリースの作り方

針金にポンポンを差し込んでいきます。適当でだいたい大丈夫です。

 

丸くリース型に整えて、起点と終点にあたる部分の針金はねじって閉じ、小さな輪っかを作っておけば、壁などに引っ掛ける時に楽です。

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出来上がり!

シルバーのリボンをつけました。

 

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毛糸の色を赤・緑・白にすればクリスマスカラーのリースになります。

 

3色、毛糸3玉全部使いきっても、税込324円+フェルトや針金、だけでかわいい飾りができました!

 

アレンジを加えて、作ってみてくださいね☆

 

 

工作アイデア④「ポンポンで作る!ハロウィン飾り」

工作を紹介するにあたって気をつけている3つのポイント

このブログでは、子どもでも出来る工作アイデアを紹介しています。

 

工作アイデアを考えるとき、以下の3つのことに気をつけています。

 

①1年生でもできそう

②大人がやっても楽しい

③出来るだけ安く(一人当たり100円以内)

 

10人以上の子どもたちをまとめてワークショップするような施設でもできそうな内容を心がけて紹介していきたいと思っています。

もちろんご家庭でも気軽に楽しんでいただけますよ!

 

 前回は早めのハロウィン工作の紹介でした。

www.ma-naru.com

今回はハロウィン工作第2弾です。

 

ポンポンで作る!ハロウィン飾り

毛糸のポンポンを作ったことはありますか?

かわいいポンポンは子どもたちも大好きです。

 

今回も100円ショップにお買い物へ行きました。

 アクリル毛糸、各108円。

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ハロウィンと言えば、白・黒・オレンジが定番カラーですね!

 

ポンポンの作り方

ポンポンを簡単に作れちゃう便利な道具があります。

「ポンポンメーカー」です。

 


クロバースーパーポンポンメーカー【送料無料】手芸 手作り 毛糸 ボンボン

 


ハマナカ くるくるボンボン 4サイズ入り H204-550

 

大中小、大きさを揃えて綺麗に作れるという点で、こういった道具は重宝しますね!

 

しかし!

 

10人以上が一斉に工作するとなると、道具を揃えるのはオーバーコストです。

出来るだけ、安く、1年生でも出来る、ということがポイントです。

 

ポンポンメーカーを段ボールで手作りします!

 

用意するもの

①段ボール

②丸いもの

③ハサミ

④書けるもの

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まず、同じ大きさに丸を二つ、段ボールに書きます。

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ドーナツ状に切って、切り込みを一つ入れておきます。

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切り込み部分を揃えて、2枚重ねて使います。

切り込みをうまく使いながら、ぐるぐるドーナツに巻きつけていきます。

 

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巻き終わりました。

 

 

 

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ドーナツの外側に沿って、毛糸を切ります。

毛糸が抜け落ちないように気をつけて!

 

 

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2枚重ねた段ボールの隙間から1本毛糸を入れて、ぎゅっと縛ります。

 

 

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段ボールから外して、毛並みを整えれば完成です。

 

ポンポンメーカーにかなり近い作り方です。

 

ただし、実際にやってみると、1年生にはちょっと巻きつけるの難しいかもしれないなー、と思いました。

 

そこで、

 

ポンポンの作り方、その2

 

段ボールをコの字型に切ります。

 

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毛糸を巻きつけます。

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ちょっと少ないかもしれないけど、50回巻きました。

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真ん中でしっかり結びます。

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外側を切ります。

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取り外します。

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この時点では長さにかなりばらつきがあるけれど、しっかり切りそろえていけば大丈夫です。

 

こちらの作り方の方が、段ボールの型を作っておくのも簡単だし、子どもでも簡単に巻くことができそうです。

 

 

小さいポンポンの作り方

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フォークは小さなポンポン作りにぴったりです。

 

顔をつくろう

フェルトで顔のパーツを作ります。

今回は手元にフェルトがなかったので、合皮の端切れを使いました。

 

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あとはボンドで貼り付けるだけです。

 

完成!

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ハロウィンのかぼちゃ(ジャック・オ・ランタン)、おばけ、ネコ

ネコちゃんの目はビーズを貼り付けています。

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もうひとつ作りました。翼は合皮(フェルトでもOK)目には赤いビーズを使って、ボンドで貼り付けています。

 

おまけ

このブログでは小学生でも出来る、ポンポンづくりを紹介しました。

ポンポンを極めた人たちの世界はとんでもないことになっているようです。 


ぽんぽんでつくるどうぶつとモチーフ


かんたんすてきなポンポンづくり/ポンポンズ【3000円以上送料無料】

りんごについての考察 少女漫画好きがこじれている

 

なんだか体調が悪い日が続くなる子に、お友達から贈り物が届いたのです。のし紙には「お見舞い」と書かれていました。

 

りんご、和梨、洋ナシの素敵な3点セット。

 

いずれも近所のスーパーには売ってなさそうな、高級感が漂っています。

 

生涯友達は大切にし、感謝し続けようと誓いました。

 

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さて、見てください。この美しいサンつがるを。

つやつやと光り輝いております。

 

唐突ですが、なる子にも恥じらいのティーンズ乙女の時代がありました。

そして、密かに憧れていることがありました。

 

りんごをオシャレに丸かじりしたい。

 

どうしてそんな発想に至ったかというと、少女漫画の影響です。

想像してください。昭和の少女漫画に出てくるような少年が、リンゴを丸かじりする一コマ。

↓こういうやつ

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なんかよくわからないけれど、パリの街角にいそうな少年が、ちょっとリンゴを放り投げて、キャッチしてがぶり。

 

こういうシーンが本当にあったかどうかはわからないけれど、ありそうだし、見たこともないのだけれど、本当にあったような気がしてくる。

 

リンゴの丸かじりは、どう考えてもおしゃれだ!と思った10代も終わりに差し掛かった頃のなる子は、大学のお弁当にリンゴを丸々1個持って行ったのです。

 

1番目の写真のリンゴは標準的なリンゴの大きさでしょうか。

その日、なる子が持っていったリンゴは、なんだったらちょっと大きめサイズだったような気がします。

 

お友達の前でリンゴを取り出し、がぶりと丸かじりしました。

 

一口目を食べる前から気づいていました。

 

「あれ?なんか違う。どこから齧りつけばいいんだろう。」

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大きなリンゴにかぶりつく女子大生。

ドン引きする友人たち。

「え?それ全部食べるの?」

冷たい視線。

「何なの?リンゴダイエット?」

 

「うん、、、まぁね。」とかお茶を濁しながら、黙々とリンゴ丸ごと1個と格闘する。 

 

まさか、少女漫画っぽくてオシャレだと思ってやってるとは口が裂けても言えない。

 

大きいから、食べれば食べるほど、口の周りがリンゴの汁でドロドロになっていく。

 

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食べても食べても、終わりがない。

 

何とか完食したものの、小腹が満たされたどころか、満腹で倒れそうでした。

 

 

ああ、あの少女漫画のシーンはやはり幻だったのか。

 

リンゴ丸かじり事件の衝撃は苦い思い出として、心に残り続けたのです。

 

 

時は流れて数年後。

 

新たな衝撃はヨーロッパに旅行した時に起こりました。

 

り、りんご…!!

 

小さくて可愛い!!!!!

 

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(10年以上前の写真なので、よく覚えていませんが、多分「鏡よ、鏡。」的なイメージなんでしょう。)

 

丸かじりにちょうどいいサイズ!

 

そう、少女漫画のイメージは正しかった。リンゴは小腹を満たすために丸かじりするオシャレな果物だったのです!

 

アイザック・ニュートンはりんごの木を観察し、万有引力を発見した。

ヨシタケシンスケさんは、テーブルの上のりんごを見て「りんごじゃないかもしれない。」と言った。

 

まあなんとかなる子は、少女漫画のりんごを発見した!

 

赤い実ひとつで、人々にこんなに哲学させるなんて、りんごは只者ではないな。

 

というわけで、あなたもりんごで哲学したくなったら、是非こちらをどうぞ。

 

ヨシタケシンスケさん著「りんごかもしれない」 


りんごかもしれない

 

An apple a day keeps the doctor away.

一日一個のりんごは医者いらず。

 

ウェールズの諺です。

にぎにぎのひみつ

にぎにぎ…?

にぎにぎってなんだよ!と思って、つい開いてしまった人、いらっしゃいませ。なる子です。

 

正式な名称があるのかもしれません。でも、わからないのでなんとなく「にぎにぎ」でGoogle先生に聞いてみたら、「これ?」と表示してくれた画像が概ね合ってるので、「にぎにぎ」で貫きます。

 

「にぎにぎ」とは、赤ちゃんがギュッと握っている、小さいぬいぐるみ状のおもちゃです。

時々、中に音がするものが仕込まれていることがありますが、あれは「にぎにぎできるがらがら」です。

 

「あかちゃんのにぎにぎ」とか、「赤ちゃんのガラガラ」、「旅行で荷物入れるガラガラ」いやそれは「旅行で使うコロコロだろ、とか。「コロコロと言えば絨毯で使うやつ。」とかでだいたい話が通じてしまうのはなぜか。それも気になるところですが、今回はそこにはツッコミません。

 

私は「にぎにぎ」を3つも持っています。独身子ナシのくせに、なんでそんなものを持っているんだ!ということはツッコミいれてもいいかもしれません。

 

まとめて買った時には、「今度、友人の誰かが出産したら、気軽にあげよう。」と思っていたのです。

 

ところがなかなかそのチャンスが来ず、ちゃんとしたお祝いとして渡すには安価すぎる、と気づきいたのです。どうしようかなーっと、じーっと見つめていると、なんだか素朴でとても可愛くて、お部屋に飾ったら素敵なんじゃないか、と情が湧いてきたのです。

 

怖いですね!物の魔力です。長く持っているだけで、人はそれを自分の財産であると錯覚してしまうのです。

 

いつのまにか完全開封され、謎のガラクタコレクションへ仲間入りしてしまっていました。

 

時々、「断捨離」という言葉を使いますが、大して捨てていません。安心してください。ミニマリストからは程遠い存在です。

 

インドのにぎにぎ

さて、私が持っている「にぎにぎ」はこれです。

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無印良品で買いました。

MUJI meets IDÉEのコーナーがある店舗で、これはの商品だったと思います。

 

開封してラベルとかも捨ててしまったので、うろ覚えなんですが、インド・カシミール地方で子どもの健康を祈って刺繍したもので、魔除けとして赤ちゃんに持たせた、というようなことが書いてあったような気がします。

 

国名も地方名も間違っていたらごめんなさい。調べたのですが、確かな情報が確認できなかったのです。

 

動物の形になっていて、上から狼・狐・鳥だったと思います。

 

ちゃんとメモっておけば良かった。

 

「へー、赤ちゃんの魔除けなんだ。色々な風習あるなー。」と感心。

 

…ん?ちょっと待って!

 

その風習、日本にもあるんじゃなかったっけ?!

 

「にぎにぎ」「魔除け」で検索

「にぎにぎ  魔除け」で検索するとですね…

ほら!これ!中川政七商店

 

犬張子のにぎにぎ」!

 

www.nakagawa-masashichi.jp

 

正確には、犬張子が魔除けで安産祈願のための郷土玩具なんですが、実は、日本の郷土玩具のルーツが、多くは子どもの為の魔除けなのです。

 

福島の赤べこ、飛騨高山のさるぼぼ、今や全国で縁起物の赤いダルマ…などなど。


【野沢民芸】赤べこ (3号)

 

 

 

赤い…赤いことに気づきましたか?

 

犬張り子に、柴又のはじき猿(この猿も赤いです)、赤みみずく。

 


犬張子

 

犬、猿、みみずく。。。鬼退治メンバー?みみずくは強引すぎるかな。

 

「赤」は古来より、魔除けの力がある色としてしばしば使われてきました。

また、犬、猿は鬼門(丑寅)の反対側の方角の動物として、鬼や悪神が苦手な動物とされています。

 

子ども向けの玩具に赤色や犬、猿のモチーフがよく使われているのは、疱瘡神除けと言われています。疱瘡とは天然痘のことです。江戸時代には、「赤絵」と呼ばれる赤色だけで絵が描かれたものをお守りとすることが流行したそうです。金太郎や達磨、源為朝などの絵が描かれました。

菓子袋「(為朝とだるま)」 江戸時代 | 菓子資料室 虎屋文庫 | 株式会社 虎屋

為朝という人は現代ではあまり馴染みがありませんが、頼朝、義経兄弟の叔父で、八丈島疱瘡神を抑えて島で疱瘡が流行しなかったという伝説があり、為朝に疱瘡神を倒して欲しいという願望から、よく描かれたそうです。

 

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「カラーブックス・日本の郷土玩具」郷土玩具には赤色が多い。

 

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こういうのもある。黄鮒(栃木)

にぎにぎから遡る、子どもの玩具とは 

 子どもは宝、と言いますが、どんなに大事にしていても、伝染病などの病気は親の力ではどうしようもできない。病から子どもの命を守るために、子どものおもちゃに魔除けの願いを込めたのですね。

 

本日は、にぎにぎから郷土玩具に遡り、天然痘の話までたどり着きました。

いかがだったでしょうか。

 

躾って言うけど、具体的にどうするの?

赤ちゃんの時は必死に調べる。相手が宇宙人だから。

どうして泣いているの?

どうして欲しいの?

 

いやいや期はどう乗り越えればいいかしら?

 

相手との言語での意思疎通が難しいから、一生懸命調べませんでしたか?

 

幼児期を対象にしたノウハウってかなりたくさん世の中に出回っているような気がします。

ブログでもインスタ漫画でも赤ちゃん漫画ってとっても多い。

 

きっと共感できる部分も多くて、心が軽くなるし、情報共有という点でも、とても価値があると思います。

私は育児漫画大好きで、いっぱいフォローしています。独身だけど。笑

 

小学生期に入ると、このノウハウって途端に難しくなるような気がします。

隣人の子は隣人の子。うちの子はうちの子。

子どもの心の多様化はもっとはっきりしてきます。

一般論で語るのが難しいのです。

 

子どもと意思の疎通が言葉で十分できるようになってくると、コミュニケーションが楽になる一方、お互いにわかったような錯覚を起こしてしまう、ということがあります。

 

 子どもに対して、「当然わかっている、知っているでしょう?」と期待してしまうということがあるのではないでしょうか。

 

アンガーマネジメントの話はまた今度したいと思いますが、怒りという感情は単独では存在しません。

その根底にある別の感情が起因して、コップの水が溢れるように、限界を超えると怒りに変わるのです。

 

つい、強い言葉で怒ってしまったりするのは、子どもに対して期待してしまうから、裏切られた、という思いが溢れてしまうのですね。

 

また、いい子に育ってほしい!という思いから、赤ちゃんの頃と同様に、あれやこれや口や手を出しすぎちゃう、ということもあります。

 

子どもは一人の人格ですから、思い通りのコントロールはできません。

 

怒らない、褒めて伸ばす

叱ることは時と場合によっては必要なことかな、と思っています。叱るというのは「ダメなものはダメ。」と教えることだと思っています。

一方、「怒る」というのは感情に任せて、強制的に相手を動かそう、ということです。無理矢理なことはどこかで歪みが生じます。

褒めて伸ばす、なんて言葉も100万年くらい言われ続けているように聞こえます。褒める、というのも実はちょっぴり技術のいることだったりします。

 

具体的にどうするの?というヒントは、やっぱりプロから盗むのが手っ取り早いな、と思います。

読んでみて、良かったな、と思うのは「子どもの心のコーチング」という本です。

 


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

 

世話を焼きすぎて、自立できない子に育っていないか?自分で考え、自分で行動できる「生きる力」をつけるサポートを親がしましょう、という本です。

10年くらい前の本ですが、コーチングの技術を応用して、子どもの本来持っている能力を引き出していく、というのが本筋です。

 

スポーツの世界でも、昭和的スポ根ではなく、自主的に能力を引きださせる、コーチングは注目されていますよね。一般企業の社内コミュニケーションでもコーチングを採用しているところはありますし、サラリーマン向けにコーチング本はたくさん出版されています。

 

この本の根底にはアドラー心理学の要素もあるかな?と感じました。

 

取り上げられているエピソードは、まあ、ちょっと上手くいきすぎていて、「オタクのお子さんは物分かりがいいから。」とケチをつけたくもなりますが、使える技術はたくさんあると思います。

 

子どもの心の理解というのは、主に年齢に伴う発達の過程によって全く違います。

 

なので、未就学のお子さんをお持ちの方が読んでも、しっくりこないと思います。

完全に小学生向けです。思春期前の。

 

小学生のお子さんをお持ちのご家庭や、放課後事業の施設で指導員をされている方々にオススメです。

 

保育園と学童保育は全く違う

違う点はいっぱいありますが、「保育園に比べて、学童保育(放課後児童クラブ)は何もやってくれない。」というのが、保護者側から見た印象なのではないか、と思います。

 

私は小学生に上がるお子さんをお持ちのご家庭には、「保育園と学童保育は全く別物です。子どもの発達段階に合わせて、対応ががらりと変わるからです。保育園はお子さんのお世話をする場所。学童保育は、お子さんが自立に向かって成長する過渡期を過ごす場所で、指導員はそのサポートでしかありません。」と説明します。

 

ヘルプではなく、サポート!

 

3月31日と4月1日で全く違う、というのは子どもたちも戸惑いますから、なるべくスムーズに移行するよう、もちろん現場では配慮しているわけですが。

子どもたちの柔軟性、順応性に比べると大人はその時間がかかるので、最初の説明できっぱりはっきり「違います。」と宣言するのです。

 

「何にもしない」のではなく「何もしないをやっている。」と私は言っています。

優しい新人アルバイトさんは、ついお世話をしてしまいます。ランドセルを持ってあげたり、靴ひもを結んであげたり。過度に喧嘩の仲裁に入ったり。「子どもができそうなことは、手を出さないでください。」とお願いしています。

 

付け加えると、「どうしたの?」とか「〇〇さんはどんな気持ち?」「どうすればいいと思う?」などの声かけは積極的にやってください、とお願いしています。

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子どもの心に耳を傾けてあげること。子どもは、心に答えを持っている。

多少の口喧嘩やトラブルも子どもたちは自分たちで解決する力を持っているので、その経過を見守っているだけです。どうしても必要だな、と思うときにはしっかり話を聞いて、サポートします。

 

タイトルに使いましたが、躾っていう言葉は、私はほとんど使わない言葉です。調教っぽいイメージがあって好きじゃないです。規律やマナーも必要だと思うことは子どもたちは自分の力で身につけることができます。

 

子どもたちが、小さな人間社会の中で「生きる力」を身につける。

 

大人はそのサポート役と思っています。