なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

フェナキストスコープ(Phenakistoscope)驚き盤!

フェナキストスコープをつくろう

 

「動く」ものは格別の面白さと不思議が詰まっています。いまや、小学生がタブレット端末でアニメーションを作って遊んじゃう時代ではありますが、アナログにはアナログの魅力があると思っています。

今回は元祖アニメーション!円盤を回して動く絵を作る、フェナキストスコープづくりにチャレンジしたいと思います。

 

「フェナキストスコープ」って何度言っても馴染みのない語感で覚えられません。元々はギリシャ語の「あざむく」という意味の言葉が語源となり「あざむく装置」という意味の言葉なのだそうです。19世紀に生まれた玩具とのこと。

 

なる子の本棚にある「遊びの博物誌」では「驚き盤」という名で紹介されています。

 

 

(文庫版では1と2のどちらかに収録されているかわからないです。)

こちらの本では、筒状の「プラキシノスコープ」も紹介されています。

フェナキストスコープは、軸を片手に持ち、鏡に絵を写した状態で、円盤を回転させてその隙間から鏡に映る絵を見ると動いて見えるという仕組みです。

 

楽しそう!

 

フェナキストスコープの作り方

用意するもの

・白い紙

・ボール紙

・黒い紙

・ハサミorカッター

・のり

・鏡

 

基本のフォーマット↓

(コピーして使用可。)



作り方

①白い紙に基本のフォーマット(円盤に12本のスリットを入れる)を描いておきます。コピーして貼ったり写しても良い。今回は直径20cmくらいの大きさで作ります。A4サイズ内に収まるぐらいの大きさです。

(大きさもスリットの数も好みで変えて大丈夫)

 

②表が白、裏が黒の円盤になるようにボール紙に貼り合わせます。貼り合わせたら、線に沿って切り抜きます。

中のボール紙が白ければ、裏に黒い紙を貼るか、根性で真っ黒にマジックペンで塗りつぶすかしてもいいでしょう。

中のボール紙は、大きめの箱、画用紙セットの台紙など、厚手の紙ならなんでも大丈夫。でも、段ボールはスリットを入れるのが固くて大変かも。

 

 

ちなみに今回私は図案をコピー紙に印刷して、手元にあった黒いボール紙に貼りました。多分この方法が一番楽。基本のフォーマットの図案はコピーして使っていただいて大丈夫です。私は直径20cmくらいの大きさにして使いました。

 

 

③連続する絵を描く

 

動く絵の下書きを描きます。

ぱらぱら漫画を描いたことのある人なら、大体想像がつくと思いますが、大きな違いが一つあります。

ぱらぱら漫画は始まりと終わりがある、一つのストーリーですが、フェナキストスコープは、何度も何度も同じ動きが繰り返すイメージです。

 

例えば、

パラパラ漫画の場合

・植物の一生(芽が出て葉が出て花が咲く)

・ロケットが発射されて月に届く

のようなものが向いています。枚数を増やせば増やすほど、長いストーリーを作ることができます。

 

一方、

フェナキストスコープの場合

・人や動物が、歩く(走る)

・鳥が羽ばたく

・縄跳びを飛ぶ

・目をぱちぱちさせる

・大きくなったり小さくなったりする

・伸びたり縮んだりする

・歯車が動き続ける

・ボールをドリブルする

 

など、一周12コマしかありませんので、一周が終わるのも一瞬です。

その一瞬が連続することで動いて見えるような内容を考えなければいけません。

 

そこで考え方として、以下のような順番で絵を描いていくことにしました。

 

今回、「チンアナゴが海底から出てきたり入ったり」を描きます。

①一番砂の中に入って隠れている状態。②一番顔を出して伸びている状態

③1と2のちょうど間になる絵。最後は微妙に変化していくよう絵を描く。

全体的な動きは矢印の方向で変化していくようにする。

 

 

④完成した円盤

表(自分で矢印の方向に絵を動かすと言っておきながら、魚の動きが逆になってしまいましたが、遊ぶときに逆さまに動いてしまう場合は回す方向を変えればOK)

真ん中の空いた部分には渦巻き状に絵や色を加えると動いて見えて面白いですよ。

 

⑤回る装置を作る

 

割り箸に円盤を画鋲で固定します。この時、円盤がくるくる回るぐらいの隙間を開けておくのがコツです。

裏から見たところです。

 

表から見たところ。

 

⑥鏡に写して回して遊ぼう

最後に作ったフェナキストスコープを実際に回してみましょう。

普通に回して直接見た時には、よくわからなくても、鏡に写して回して見ると、スリットの隙間から見える絵が動いて見えるのです。(慣れるまでちょっとコツがいるかもしれません。)

 

映画の原理とも言われるフェナキストスコープは、世界中の映像や映画、アニメの博物館、また、Museum of Childhoodのような子ども博物館やおもちゃ博物館でも展示されていることがあります。

 

英語名のPhenakistoscopeで画像検索するとGIFアニメになったユニークな円盤がたくさん出てくるので見てみてください。

 

作り方をブログで見ても準備が大変だな、と思う方は工作キットも販売しているところもありますので、気軽に楽しめますよ!

 


 

 

不思議で楽しい驚き盤、フェナキストスコープ、ぜひチャレンジしてみてくださいね!