なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

クリスマスオーナメントの意味を一言解説

今週のお題「クリスマス」

クリスマスツリーに飾るオーナメント。意味のあるものがたくさんあるので、まとめて見ました。

f:id:ma_naru:20191224111041g:plain

 

ろうそく・キャンドル

世界を照らす光

 

ヒイラギ

キリストが十字架に架けられた時にかぶった荊をイメージしたトゲトゲの葉

 

リース

輪っかは永遠の象徴

 

そり

サンタの乗り物

 

冬のシンボル

 

赤ワイン

最後の晩餐でイエスが「これは私の血である」と分け与えた

 

キャンディーケーン

杖は迷える子羊たちを導く羊飼いの象徴。逆さにすると、ジーザスの「J」になる

 

ジンジャーブレッドマンクッキー

イギリスで冬に食べられたお菓子。生姜で風邪予防。無病息災!

f:id:ma_naru:20191224122743j:plain

ハート

 

ロビン(コマドリ

クリスマス(新年)を運ぶ鳥。クリスマスカードによく描かれる

 

天使

キリストの誕生をベルで知らせた

 

ベル

キリストの誕生を知らせるため天使が鳴らした

 

靴下

聖ニコラウス(サンタクロースの起源)が貧しい家庭の子のために、コインを投げ入れたところ、偶然靴下の中に入ったと言う話に由来

 

オーナメントボール

エデンの園の知恵の実(りんご)に由来

 

木馬

西洋の伝統玩具。馬は西洋でも縁起物。

 

スノーマン

冬の遊び

 

トナカイ

サンタクロースのそりをひく

 

リボン

絆、約束、魔除け

 

サンタの帽子・手袋

温かく包みます。サンタ帽はナイトキャップの形。

 

クリスマスハウス・ビレッジ

家族が集まる場所です

 

もみの木

常緑樹のもみの木はラテン語で「永遠の命」の意味を持つ

 

プレゼント

あなたへの贈り物。祝福を全ての人へ。

 

トップスター

東方の賢者たちと幼子イエスベツレヘムの町へ導いた星

 

f:id:ma_naru:20191224122018g:plain

 

では、皆様、メリークリスマス!!

 

 

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり工作へ
にほんブログ村

 

クリスマス記事まとめ

今週のお題「クリスマス」

クリスマス記事まとめました。

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

www.ma-naru.com

 

週末にクリスマスパーティする人もいるかと思います。

なる子は…「ぼっち会」に参加したいと思っています。ありがたい。ぼっちが集まればぼっちじゃなくなる…はず!

 

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手づくり工作へ
にほんブログ村

SANTA'S HELPERS CLUB あなたもできる、サンタさんをお手伝い

クリスマスが近づいてきました。きっと今頃サンタ村は大忙し。

 

今日はかわいいヴィンテージのクリスマス絵本をご紹介します。

 

「キュウティベアーのクリスマス」

CuteなベアーってことでKewteeとサンタになづけられたのです。kewteeになることで、かわいさがぎゅっと凝縮されるような感じがします。

f:id:ma_naru:20191218123800j:plain

この本は1956年発行。約70年前のものです!

ボロ!

f:id:ma_naru:20191218123819j:plain

あらすじ

北風に吹き飛ばされた迷子のホッキョクグマの赤ちゃんは、サンタのトナカイに助けられます。

サンタも、小人たちも温かく迎え入れてくれました。キュウティベアーという名前もつけてくれました。忙しいサンタをお手伝いすることになったKewtee。

 

サンタさんから提案を受けます。「SANTA'S HELPERS CLUB」を作ろうと言うのです。

f:id:ma_naru:20191218123906j:plain

 「サンタお助け倶楽部」には子どもたちがオモチャを持ち込みます。新品中古なんでもOK。それを世の中全ての子どもたちがプレゼントをもらえるようにしよう。 全ての子どもたちが幸せになれますように…!新しくメンバーになった子どもにはメンバーの印としてバッジが渡されます。

 

1955年、ディズニーランドよりも6週間早く、カルフォルニアにテーマパークがオープンします。それがSanta's Villageです。冬がテーマに作られた園内。そこで働く人たちはエルフの格好をしていてSanta's Helperと呼んでいたそうです。Santa's Helper's Clubのバッジを制服の一部としてつけていたとか…。

 

バッジの情報はこちら。

https://www.buttonmuseum.org/buttons/santas-helpers-club

 

 f:id:ma_naru:20191218225849j:plain

絵本に登場するエルフたち。サンタさんを助けています。

 

アメリカのサンタ村の歴史。

santasvillagedundee.com

 

Kewtee Bearの絵本とサンタ村のつながりは見つからなかったので、無関係かもしれませんが、発行が1956年でサンタ村開園の翌年ですし、サンタ村の世界観に影響を受けたのかもしれません。全ての子どもたちに幸せを届けたいと思うチャリティ精神が見られるかわいい一冊だな、と思いました。

 

いつもお世話になっているアンティークショップのオーナーは、クリスマス前のこの時期に必ず子どもたちの為の寄付をするようにしているそうです。

私も被災地やセーブ・ザ・チルドレンに売り上げが寄付されるリクルートの年末イベントで必ず1点は買うようにしています。

www.ma-naru.com

 

放課後児童クラブで働いていた頃、上司に「いろんな経済状況の家庭があるから、クリスマスプレゼントやお年玉の話は気をつけてください。」と言われたことがあります。

確かに、と思うのと同時に、楽しい日は「楽しいね」と笑顔で言い合いたい。

 

クリスマスやお正月が、子どもたちにとって、小さくてもささやかでも幸せな気持ちになる日でありますように!

 

イギリス英語ミステリー サンドウィッチの中身が消えた!?

サンドウィッチ村でサンドウィッチを食べたい。

その為だけに電車に乗ってサンドウィッチまで行ったことがある、なる子です。f:id:ma_naru:20191217235058j:plain

 

「くだらねぇw」と周りから総ツッコミを受けましたが、この写真の為に行ったと言っても過言ではありません。

f:id:ma_naru:20191217234232p:plain

(ハムサンドを作ったよ!サンドウィッチ駅にて。吹き出し、dがない。すでにサンドウィッチの中身が消えている。)

 

Sandwich村はイギリス南東部の港町です。Canterbury(カンタベリー)の少し先、Doverドーバー)より少し北側。ロンドンから日帰りで行ける距離です。f:id:ma_naru:20191217235041j:plain

地図でみるとわかる通り、小さな町。

f:id:ma_naru:20191217234331j:plain

とっても小さな町ですが、街並みもとても可愛らしい。

f:id:ma_naru:20191217235026j:plain

歴史のある町。

f:id:ma_naru:20191217234902j:plain

建物が可愛い!

f:id:ma_naru:20191217234923j:plain

教会も簡素ではありますが、とても綺麗です。

f:id:ma_naru:20191217235002j:plain

お墓も綺麗。

f:id:ma_naru:20191217235032j:plain

港がすぐそこにあるので、運河にはボートがたくさん。

f:id:ma_naru:20191217235115j:plain
愛されている町なんですね。
f:id:ma_naru:20191217234634j:plain

(寄付した人の名前やメッセージが入ったベンチ)


そんなSandwichですが、その昔、この土地の地主であるサンドウィッチ伯爵がトランプカードでギャンブルに勤しんでいた時、食べる時間も惜しいと作らせたのがサンドウィッチの始まりと言われています。


Sandwichが繋がってSandwich。wichは昔の英語でbay(湾)のことだそうです。

 

言葉をつなげた時に、発音も繋がることは英語でよくあることです。

 

an apple→アナポーみたいなね。

 

Sandwichを英国人が発音すると、ndが消えます。代わりに、mが登場します。

Sand(m)wich サムウィッチです。

 

サンドウィッチの中身が消えた!?代わりにハムみたいな奴が入ってきた!?

ハムサムウィッチ!?と、覚えましょう。

 

Hand bagも同じく、Hand(m)bag ハムバッグに近い発音になります。

 

まあ、別に覚えなくても困りませんけどね。

あくまでもBritish Englishなのでご注意を。

 

サンドウィッチの中身が消える、イギリス英語ミステリーでした。

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

ペーパードリップとエスプレッソメーカー使いわけ

コーヒー好きですか?Do you like coffee?

はい、好きです。Yes, I do.

 

私は家では主に2種類の淹れ方でコーヒーを楽しんでいます。ドリップコーヒーとエスプレッソコーヒーです。あまり難しく考えず、楽しんでコーヒーを飲みたいと思っています。2種類のコーヒーの淹れ方を簡単にご紹介したいと思います。

 

ペーパードリップ

可愛いパッケージのクリスマスブレンドをいただきました。

f:id:ma_naru:20191217102303j:plain

 

f:id:ma_naru:20191217111722j:plain

 

豆はちょっと濃いめの色ですね。深煎りっぽい。冬は甘めのお菓子が美味しいので、豆もちょっとガツンとしたタイプが合うのではないかと、プレゼントしてくれた友人が教えてくれました。

f:id:ma_naru:20191217102614j:plain

1杯10gを目安にしています。

ただし、私は普段は30gで4杯淹れています。今回は美味しい豆をいただいたので、さらにケチって20gで3杯取ろうと思います。

f:id:ma_naru:20191217102320j:plain

 

ご紹介します。愛用グラインダー(豆挽き機)です。bodum社の製品。手でハンドルを回して挽くハンドミルと悩みましたが、マシンにしました。マシンもいろいろあるので本当に悩みましたが、こちらにしました。カジュアルなデザインですが、使いやすいです。

f:id:ma_naru:20191217102311j:plain

 

 

蓋を開けて豆を投入。

f:id:ma_naru:20191217102330j:plain

 

ドリップとフレンチプレスの間ぐらいが、実際にはドリップにちょうどいい具合です。さらに今回は粗めで。

f:id:ma_naru:20191217102339j:plain

タイマーもついていて、20gぐらいだったら10秒ぐらいで良さそうですが、この時タイマーのことをすっかり忘れていたので20秒にセットされていました。

 

スタート/ストップボタンもあるので大丈夫。

 

いざ、スタート!

f:id:ma_naru:20191217102350j:plain

 

ギュンギュン吸い込まれていきます。ガリガリという豆を挽く音がなくなったらストップ。

f:id:ma_naru:20191217102401j:plain

中のミルは臼になっていて、豆の粉がへばりついています。

本体を上からバンバン叩いて落とします。

f:id:ma_naru:20191217102412j:plain

横からもバンバン叩きます。

f:id:ma_naru:20191217102423j:plain

正式な使い方です。

 

カリタのドリップを使っています。穴が3つで出来上がるのが早いから。円錐形のハリオとかはドリップがゆっくりらしいです。

ドリッパーとポットはお湯で温めておきます。ドリップの直前にお湯は捨てます。カップに入れてカップを温めるのに使いまわすのもあり!

f:id:ma_naru:20191217102437j:plain

ペーパードリップを置いて。

f:id:ma_naru:20191217102447j:plain

粗挽き!

f:id:ma_naru:20191217111730j:plain挽いた豆をいれて、お湯をちょっと注ぎ、全体を蒸らします。

f:id:ma_naru:20191217102512j:plain

少しずつお湯を注ぎ、豆が膨らんでくるのを楽しみます。豆が生きてる〜〜!

f:id:ma_naru:20191217102534j:plain

「の」の字に注ぐといいって言いますね。ペーパー側のコーヒー豆の壁を壊さないように注げば、綺麗な「の」の字でなくても大丈夫。

f:id:ma_naru:20191217102545j:plain

20gで約3杯分。完成です。ブラックで飲むので、このくらいの割合で淹れるのがたくさん飲む人にはいいと思いますよ。

f:id:ma_naru:20191217102604j:plain

ホッとする〜。

f:id:ma_naru:20191217102553j:plain

bodumのグラインダーは軽くてコンパクトなので、キッチンの下の収納に入れています。 f:id:ma_naru:20191217102455j:plain

 

エスプレッソメーカー編

カフェ・ラテ飲みたい時は断然エスプレッソです。

 

エスプレッソメーカーは、有名ブランドとかではなく、ベネチアの雑貨店で買ったものです。旅の思い出です。色が気に入って買ったのですが、底の方に焦げ色がついてしまいました。ロンドンに住んでいた時、一時帰国の時に部屋を短期で別の人に又貸ししていた時にこうなったので、多分、使い方を知らず、空焚きしてしまったのだと思います。でも、ベネチアに行って買った思い出があるので捨てられず、大事に使っています。

よくある間違いなのですが、ドリップのイメージがあるからか、上に水を入れる人が多いのです。本当は下のタンクに水を入れるのですが。それが蒸気の力で豆を通って上のタンクにコーヒーとなって出てくるのです。

f:id:ma_naru:20191217110649j:plain

LAVAZZAのQUOLITA OROっていう豆をいつも買っています。真空パックになっています。だいたい800円前後で売っているところが多いようです。もちろん現地イタリアで買うともっともっと安いです。酸味が強いのでブラックで飲むのは苦手な豆ですが、リーズナブルで、ミルクとの相性が最高だと思っているので、いつもこれを買っています。

コーヒーミルを使えばエスプレッソ用の細かい豆も挽けるのですが、これ買っときゃ間違いない。

f:id:ma_naru:20191217111301j:plain

エスプレッソ用の粉は細かい!

f:id:ma_naru:20191217111627j:plain

エスプレッソメーカーを3つに分けます。

f:id:ma_naru:20191217112138j:plain

下のタンクに水を入れます。丸いポチがあるので、そのちょうど下ぐらいまでがいいと思います。

f:id:ma_naru:20191217112148j:plain

粉はぎゅうぎゅうに詰めてもいいですけど、すっごく濃くなるので、私は半分くらい。

f:id:ma_naru:20191217112317j:plain

火にかけます。

f:id:ma_naru:20191217112327j:plain

うちはミニコンロがついているのでそのまま乗せていますが、普通の五徳だと不安定なので、補助になるミニ五徳が売っています。こういうのを使うと安定すると思います。

 

 
火にかけている間にミルクを用意します。
カップの3分の1〜半分くらいまで牛乳を入れ、レンジで温めます。

f:id:ma_naru:20191217112757j:plain

IKEAの電動泡立て器登場!

f:id:ma_naru:20191217112807j:plain

 

泡立て器はミルクに入れてからスイッチを入れます。そうしないと飛び散ります。

出すときも同様、ミルクの中でスイッチを切ってから取り出します。

泡だて

 

 

エスプレッソメーカーから「ボコボコ」という音が聞こえてきたらそろそろ火の止め時が近づいています。最初は静かに吹き出しますが、最後の方は空気が混ざってボコボコ音を立てながら出てきます。ボコボコの音が小さくなったらすぐ火を止めましょう。空焚きになってしまうので。

エスプレッソ

↑蓋を開けて撮影しましたが、本来は閉めておくものです。 

 

ミルクにコーヒーを入れます。お店と逆ですが、まあ、いいでしょう。混ざれば。ラテアートとか作らないし。

f:id:ma_naru:20191217112809j:plain

お好みでシナモンとかハチミツとか入れて。

f:id:ma_naru:20191217112811j:plain

 

本日の朝ごはんでございました。

f:id:ma_naru:20191217112812j:plain


コーヒーはこだわれば奥深い世界ですが、普通の家でも簡単に楽しめる趣味なので、私も日常のプチ贅沢として楽しんでいます。
 
 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

SUM-IT(サムイット)イギリスで生まれたお金の計算カードゲームを調べていたら、シリングの謎が解けた話

WADDINGTON'S社の'SUM-IT' THE DECIMAL CURRENCY GAME

f:id:ma_naru:20191215212029j:plain

1968年版。箱はボロボロ。ジャンクショップで買いました。

 

中には2種類のカードゲームが入っていました。'SUM-IT'とWHOT。

もともとの持ち主がWHOTの箱を捨てて、この中に2種類のカードを入れたっぽいです。

f:id:ma_naru:20191215212039j:plain

 

'SUM-IT'とは

SUM…Excelの関数と言えばピンとくる方も多いでしょう。「和」「合計」みたいな意味です。The Decimal Currencyとは小数通貨のこと。

このゲームは1ポンドよりも小さな通貨の計算をしながら遊ぶ教育系カードゲームの一面があります。

 

f:id:ma_naru:20191215212052j:plain

オリジナルは1930年代(一説によると1935年頃)に発売されました。

↓こんな感じのパッケージデザイン。1933年、初めてエベレストの上を飛行機が飛んだその様子が絵になっています。

他のサイトから勝手に写真を持ってくるわけにはいかないので、絵に描いてみました。

f:id:ma_naru:20191215202438j:plain

実物が気になる方はV&Aのサイトなどをのぞいて見てください。

collections.vam.ac.uk

 

エベレスト山のデザインが、三角のシンプルなデザインに投影されているような気がします。

プレイ用のカード(背面三角デザイン)48枚とサムイットカード(背面まるデザイン)6枚が入っています。別々にしておきます。

f:id:ma_naru:20191215212144j:plain

プレイ用のカードには9p(ペンス)などの通貨が数字で書いてあります。

 

遊び方

2人〜4人向き

7枚ずつ配ります。

f:id:ma_naru:20191215212254j:plain

1枚ずつ、サムイットカードをもらいます。他の人に見えないように確認します。

「25p、£0.25」と書かれていたら7枚のカードの合計を25pにするのが目標です。

最初にスタートする人は8枚目をもらいます。残ったプレイカードは裏向けて真ん中へ。

f:id:ma_naru:20191215212220j:plain

マスターカードが入っています。書いてある数字のどれでも代わりができるオールマイティカードです。

 

一番初めに始める人は8枚持っているので、いらないカードを山の横におきます。そこが捨て山になります。

f:id:ma_naru:20191215212328j:plain

次の人は捨て山の一番上のカードか、裏返しの山から1枚取って、一枚捨てます。

f:id:ma_naru:20191215212400j:plain

 

マスターカードをうまく使い、目標の数値になりました!「SUM-IT」と宣言しましょう!周りの人にも間違っていないかしっかり確認してもらって、合っていたら勝ちです。間違っていたらゲームには戻れず、誰かのSUM-ITが成功するまで待ちます。持っていたカードがそのままペナルティスコアになります。

f:id:ma_naru:20191215212442j:plain

ゲームが終了し、負けた人は赤字の数字を足したスコアがペナルティポイントとなります。

最後にスコアが一番多くなってしまった人が負けになります。

f:id:ma_naru:20191215212525j:plain

ペナルティポイント「44」…痛い!

 

謎通貨Lsd

よく見ると、もう一つ赤字があります。

↓1pの下に(2 1/2D)

f:id:ma_naru:20191215212600j:plain

他のカードも…。

f:id:ma_naru:20191215212626j:plain

この数字、昔のイギリスのお金の数え方なのです。£s.d.(ポンド、シリング、ペンス)という通貨です。

 

計算の仕方が今と全然違うのです。

1ポンド=240ペンス、もしくは20シリング

1シリング=12ペンス

 

つまり、12pは、おおよそ2シリングと5ペンスであることがカードに書かれているのです。

1971年、イギリスでは流通通貨が完全に1ポンド100ペンスに変わりました。

シリングコインはなくなり5ペンスコインに取って変わられたのです。

 

自分で調べて書きながら、なるほど〜〜〜!!って感動しています。

イギリス文学やイギリスのコスチュームドラマ(時代劇)を見ながら、「シリングってなんやろ。昔の1銭(円より小さい単位)みたいなやつかな〜。」と思っていたけれど、ちょっと違いました。なぜ「月と6ペンス」なのか。12進法を取り入れて、1ポンドの銀貨を240のペニーに分けたことが始まりだったのですね。

12進法だと、3で割り切れるので、お金の単位としては便利かもしれないですね。3人で割り勘も簡単にできます。

イギリスのことが、ちょっと理解できたような気がします。単純に嬉しい。

(長さや重さの単位のことはまだやっぱり全然わからないですが。)

 

SUM-ITが生まれた1930年ごろはまだシリングが使われていた時代でした。

私が手に入れたカードは多分1970年代に販売していたもの。ちょうど新しい硬貨が発行されて、通貨の移行期だったということがわかりました。

 

ジャンクショップで偶然手に入れたカードからこんなに学ぶことがあるとは思いませんでした。

 

このゲームが楽しいかどうかはわからないけれど、必要だったんだろうな、ということが想像できます。

 

持っていた1ペニーコインを見てみると、NEW PENNYと書かれていました。今使っているペニー(単数形)ペンス(複数形)はNEW!新通貨なんだね!!

 

f:id:ma_naru:20191215230051j:plain

 

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

フリーメーソンっぽいデザインのカードゲーム、WHOTって!?

紳士の国イギリスで、見慣れないカードゲームを発見したのです。

f:id:ma_naru:20191215150641j:plain

 

箱を開けると、WHOT と'SUM-IT'、2種類のカードが入っていました。箱は'SUM-IT'のものです。箱には1968年と書かれていますから、約50年前のものですね。

f:id:ma_naru:20191215150719j:plain

 

2種類、しかも帯付き。ラッキー。

 

今回はアール・デコっぽいデザインがかっこいい、青色のカード、なんとなくフリーメーソンを連想しました。中に描かれているマークが、ちょっとオカルトっぽいのです。そんなWHOTを今回は」ご紹介します。

 

WHOTとは?

そんな英単語ないだろう?と思われるかもしれません。ないです。ただ、WHATを発音する時、イギリス英語では、WHOT(ウォット)に近い発音になるため、あえてジョークっぽくWHOTという名前をつけたのだと思います。

 

WHOTのベースになっているのはEightsというカードゲームです。Crazy Eightsという呼び方が多いようです。プレイしてみるとわかるのですが、トランプでできるUNOです。つまり、WHOTもイギリス版UNOと言えるでしょう。

 

WHOTは1935年にイギリスで生まれました。1950〜60年代ごろ、Waddingtons社が販売されていたWHOTはとても人気でした。今もデザインを変え販売されています。

 

基本ルールはUNOを知っていれば、とっても簡単です。

LET'S PLAY!

 

カードの種類

f:id:ma_naru:20191215152332j:plain

 

●(マル) …1、2、3、4、5、…、7、8、…、10、11、12、13、14

△(三角)…1、2、3、4、5、…、7、8、…、10、11、12、13、14

□(四角) …1、2、3、…、5、…、7、8、…、10、11、…、13、14

+(十字)…1、2、3、…、5、…、7、8、…、10、11、…、13、14

⭐︎(星) …1、2、3、4、5、…、7、8、

 WHOTカード…5枚(最新版では4枚)

 

あまりにも数字が歯抜けなので、揃ってないのかと思いましたが、揃っていました。

もともと入ってない数字がたくさんあるのです。

写真で●(丸)の14が写っていませんが単なるミスです。

カードに描かれたシンボルマークがかっこいいです。

f:id:ma_naru:20191215154329j:plain

星カードには小さな数字も書いてありますが、ゲームが終わって点数を数える時に使うもので、ゲーム中は関係ありません。

 

遊び方

2人から遊べます。

手持ちのカードがなくなった人が出たら、ゲーム終了です。

 

1、6枚ずつ配り、残りを山にします。

f:id:ma_naru:20191215154836j:plain

2、出せるカード

・同じマーク

・同じ数字

・WHOTカード

 

以上の条件のどれかを満たしたカードを一枚、捨て山に出すことができます。

 



f:id:ma_naru:20191215155223j:plain

偶然数字が並んでいますが、同じマークなら全く違う数字でもOK。

f:id:ma_naru:20191215155238j:plain

同じマークも同じ数字もなかった時は…

f:id:ma_naru:20191215155251j:plain

WHOTカードを出すことができます。

20と書いてあるカードです。いつでも出せるオールマイティーなカード。次のマークを指定できます。このカードを出した時に、周りから「WHAT?(何マーク?)」と聞かれるので、WHOTという名前になったようです。

f:id:ma_naru:20191215155307j:plain

出せるカードが全くない時は、カードの山の一番上から一枚取ります。このターンは取るだけで終わりです。

出せるカードを引いても次まで待たなければいけません。

f:id:ma_naru:20191215155323j:plain

 

どんどん続けていると、最後の一枚になりました。「UNO!」と叫ぶ必要もなく、あがる時はあっさりあがります。

f:id:ma_naru:20191215155335j:plain

(いえ〜い!同じ数字であがりです!)

 

ひとり上がったら、1ゲーム終了です。

残った人は自分のカードの数字を数えます。このカウントは負けポイントです。

星のカードはダブルスコアです。星のマークの中の数字を数えます。

f:id:ma_naru:20191215155348j:plain

今回は、20点のペナルティポイントでした。これを繰り返し、合計が100を超えるプレーヤーが出たら完全にゲーム終了です。どこかにスコア表を用意して書いておかないといけないですね。

 

もちろん、一回きりで終わらせることもOKです。その場合も最初に手札がなくなった人が出たら、そのプレーヤーの勝ちで試合終了です。

 

WHOTカードの使い方のコツ

便利なWHOTカードは、他に出せるカードがあっても先に出していいし、温存しておくこともできます。他に出すカードがなくても、キープしておいて、最後に出すこともできます。

f:id:ma_naru:20191215155401j:plain

ただし、他のプレーヤーが先にあがってしまうと、20点ペナルティポイントになるので、かなり痛い。そこそこ早めに使ってしまうか、ギリギリまで残すかはギャンブルですね。

 

星のカードも同様です。残しておいて先にライバルがあがってしまうと、残ったカードのポイントが痛い。早めに使っておきたいところですが、数が少なく、2桁数字のカードが続くとなかなか出すタイミングがつかめません。

f:id:ma_naru:20191215154329j:plain

一番にあがることと、負けてもなるべく合計点が低くなるように考えるのがこのゲームです。

 

応用ルール

基本のルールにUNOのようなルールを足して遊ぶこともあります。オフィシャルなルールはなく、ローカルルールのようです。なので、人によって使っているルールは違うと思いますが、例えば…

 

1…続けてもう一回

2…次の人が2を出すか、2枚ひく

5…次の人が5を出すか、3枚ひく

8…ひとり飛ばし

14…14を出した人以外全員1枚ずつひく

 

などです。

 

SUM-ITも今度ご紹介しますね!

ルール説明はこちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

新しいデザインのものが「WHOT!」という名前で売られていますので、ぜひ、遊んでみてくださいね。

www.pagat.com

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村