クリスマスが近づいてきました。きっと今頃サンタ村は大忙し。
今日はかわいいヴィンテージのクリスマス絵本をご紹介します。
「キュウティベアーのクリスマス」
CuteなベアーってことでKewteeとサンタになづけられたのです。kewteeになることで、かわいさがぎゅっと凝縮されるような感じがします。
この本は1956年発行。約70年前のものです!
ボロ!
あらすじ
北風に吹き飛ばされた迷子のホッキョクグマの赤ちゃんは、サンタのトナカイに助けられます。
サンタも、小人たちも温かく迎え入れてくれました。キュウティベアーという名前もつけてくれました。忙しいサンタをお手伝いすることになったKewtee。
サンタさんから提案を受けます。「SANTA'S HELPERS CLUB」を作ろうと言うのです。
「サンタお助け倶楽部」には子どもたちがオモチャを持ち込みます。新品中古なんでもOK。それを世の中全ての子どもたちがプレゼントをもらえるようにしよう。 全ての子どもたちが幸せになれますように…!新しくメンバーになった子どもにはメンバーの印としてバッジが渡されます。
1955年、ディズニーランドよりも6週間早く、カルフォルニアにテーマパークがオープンします。それがSanta's Villageです。冬がテーマに作られた園内。そこで働く人たちはエルフの格好をしていてSanta's Helperと呼んでいたそうです。Santa's Helper's Clubのバッジを制服の一部としてつけていたとか…。
バッジの情報はこちら。
https://www.buttonmuseum.org/buttons/santas-helpers-club
絵本に登場するエルフたち。サンタさんを助けています。
アメリカのサンタ村の歴史。
Kewtee Bearの絵本とサンタ村のつながりは見つからなかったので、無関係かもしれませんが、発行が1956年でサンタ村開園の翌年ですし、サンタ村の世界観に影響を受けたのかもしれません。全ての子どもたちに幸せを届けたいと思うチャリティ精神が見られるかわいい一冊だな、と思いました。
いつもお世話になっているアンティークショップのオーナーは、クリスマス前のこの時期に必ず子どもたちの為の寄付をするようにしているそうです。
私も被災地やセーブ・ザ・チルドレンに売り上げが寄付されるリクルートの年末イベントで必ず1点は買うようにしています。
放課後児童クラブで働いていた頃、上司に「いろんな経済状況の家庭があるから、クリスマスプレゼントやお年玉の話は気をつけてください。」と言われたことがあります。
確かに、と思うのと同時に、楽しい日は「楽しいね」と笑顔で言い合いたい。
クリスマスやお正月が、子どもたちにとって、小さくてもささやかでも幸せな気持ちになる日でありますように!