クリスマス工作も、いくつか紹介しましたが、ちょっと材料が余っているのでどうしようかな〜、と思い、もうひとつ作ってみることにしました。
思いつきで作るので、上手くいくかどうかわかりませんが、やってみます!
今晩、枕元に靴下を下げるという子どもたちのために!!
クリスマス靴下の作り方
今回使うのは、100円ショップで買った画用紙。
赤はたくさん使ってしまったので、濃いめのピンク色です。
①ぐしゃっと潰します。
恐れずに思いきっていきましょう。
もっとぐしゃぐしゃに。
ちょっと広げてみましょう。まだまだだな。
え?何をやってるかって?
実は、紙の性質を利用して、柔らかく、強い、まるで布のような紙を作っているのです。
【解説】和紙、洋紙の違い・紙の性質
左が普通のコピー用紙、右がちょっと上質な半紙です。
左が洋紙、右が和紙、ということですね。
ちぎってみました。切り口の繊維の長さの違い、わかりますか?
大雑把ではありますが、違いを解説します。
【洋紙】繊維が短く、均等に漉かれているので、表面も滑らかです。スッとまっすぐちぎりやすいのも、繊維が短めでまっすぐになっているからです。微妙に方向があることが多いですね。新聞も洋紙ですが、縦にちぎりやすく、横にちぎるのは難しいですね。
【和紙】繊維が長く、不均等。表面がざらざらしていることが多いですね。
繊維が複雑に絡まっているので、しなやかで柔らかく、破れにくい。
繊維をビジュアル化するとこんな感じ。
左が洋紙、右が和紙。
時々、「和紙は職人が手漉きで作ってる」と表現されることがありますが、和紙にも機械漉きは存在します。
さて、洋紙は繊維が短く繊維がまっすぐなので、破れやすい、という特徴があります。
しかし、くしゃくしゃにして、揉み揉みすることで、短く方向が揃っていた繊維が絡み合い、和紙のような風合いになってきます。
極限まで揉み揉みすると、まるで、柔らかい布のようになり、強くしなやかになるので、工作に使うと、自由度が広がります。
工作に戻ります
だいぶ柔らかくなってきました。
広げてみます。
ちょっと破れてしまった箇所もあるけれど、薄いフェルトのような触感です。
②半分に折って、印をつけ、片側にボンドを塗ります。靴下の形になるように。
③乾いたら、余分な部分を切り落とし、少しずつ優しくひっくり返します。
ちょっと長細く作りすぎて、ひっくり返すのが大変。もっとゆったりしたデザインにすれば良かった。
細長いと、口が細すぎて、子どもにはひっくり返すのは難しいだろうな。
子どもと作るときはデザインについては要検討ですな。
やった!ひっくり返せた!
④口の部分を折り返し、毛糸のぽんぽんをつけてみました。
⑤切り落として余っていた紙を細く折って貼り合わせ、靴下をぶら下げる輪っかをボンドでつけました。
⑥飾りつけは自由に!今回はツリーを貼り付け。
完成
毛糸のぽんぽんや、折り紙、ボタンなどで飾りつけしました。
大きさ的には、うまい棒ぐらいしかはいりませんが、枕元に飾るとかわいいですよね。
紙をくしゃくしゃにして柔らかくすると、いろんなものに応用できます。
ちょっと覚えておくと、使える技です。
ぜひ、試してみてくださいね〜!
Happy Christmas!!