ついに最後の紹介となるか!?「真夏の夜の夢」
トイシアターは、イギリスの観劇文化の中で生まれたミニチュアのシアターです。劇を観た帰りに子供達へお土産として買って帰ったのだそう。ビクトリア時代は、子ども文化が花開く重要な時代。このあたりのことは、3回にわたって「子どもは不完全な大人」という記事に書いたので、ぜひ読んでください。
トイシアターは、ロンドンの素敵なおもちゃ屋さん、コベントガーデンの「ベンジャミン・ポロック」で今でもたくさん売られています。現代作家とのコラボや、簡単に組み立てられるキットをたくさん置いているので、誰でも楽しむことができます。アンティークなトイシアターのシートも売っていて、タイミングが良ければお宝も発見できますよ。
このブログでは、「シンデレラ」「雪の女王」のトイシアターを紹介してきました。
どちらもとっても素敵。
大人買いしたトイシアターも、最後の一つになってしまいました。
ウィリアム・シェイクスピアの「真夏の夜の夢」です。
「恋に落ちたシェイクスピア」でも登場する、あの円形の劇場。シェイクスピアズ・グローブ座。16世紀に作られたオリジナルに近づけようと建てられた3階建の円形劇場がロンドン・サウスバンクで今も大活躍しています。現在の劇場はロンドンで唯一茅葺の許可が下りた貴重な建築、防火剤やスプリンクラーなので火事対策をしているそうです。
そのシェイクスピア時代の劇場をモデルに作られたトイシアター!
題目は「真夏の夜の夢」
今回作るシアターです。
中を開くと、しっかりした台本と、大量の登場人物。ワクワクしますね!
大人可愛いトイシアター第3弾!組み立てます!
今回はシートがいっぱい!
いろんな解説もついていて楽しい。
作り方はこちら。なんとなく作れちゃうこともあるけれど、やっぱり説明見ながらが確実です。
ハサミやカッターは使わなくても、雑誌の付録みたいな感じで、プチプチと取り外していけば良いのですが、細かいところは無理して引っ張るとちぎれそうなので、ハサミやカッターを併用しながら外すと良いです。
ごちゃごちゃしてわかりにくいですが、左下。土台の床から組み立てます。
床が何枚にも分かれていて隙間があるのは、人物を差し込んで動かすレールになるからです。
3階まで伸びる壁。すごい。舞台が小さく見えちゃう。
切り抜いて捨てる部分も模様が素敵過ぎるんだけど、どうしたら良いですか…。
両脇の壁と観客をセッティング。
バルコニー型の舞台2階部分も床を張ります。
どんどん素敵な捨てパーツが出てくる…。どうすれば。
バルコニー型舞台!かっこいい〜〜!
塔の一番上では音楽隊が劇伴しているのでしょうか。
茅葺やねをセッティングして完成です!!やった〜〜!!
それにしても人形多いな〜。
ガヤガヤ。う〜ん、臨場感ある!
シンデレラの時みたいに漫画劇場にするか、悩み中。
だって、シェイクスピアシナリオの英語がちょっと難しいし、長そうだし、めげそう。
気が向いたらシェイクスピア劇場も記事にしたいと思いますが、ぜひシンデレラ劇場読んでください。