なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

頑張れ、ひとりで帰りたい子どもたち!

今週のお題「応援」

ひとりで帰りたい子どもたち・子どもの自立

子ども、大人っていうけれど、突然大人になるわけではないし、やはりある程度年齢だったり、個々の発達・成長に合わせた「自立」や「自立に向けた取り組み」が子どものうちから必要だと思うのです。

 

これまでも、子どもたちの成長や「子どもとしての自立」を記事にさせていただいたことがありました。

www.ma-naru.com 

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小学生になると、自分で遊びに行き自分で帰ることが増えてくる

日本も、特に都市部では、未就学児が子どもだけで遊びに出ることは少なくなりました。年上の兄弟が一緒にいれば、公園で遊んでお兄ちゃんお姉ちゃんと帰ってくるということもあるでしょうが、一人っ子の家庭も多いし、少子化で近所の子どもづきあいも昔のようにはいかなくなっています。ひとりで行動させることが安易ではなくなっているのです。

 

そこで、目安になるのが小学生になるタイミング。私が小さい時には幼稚園も近所の友達と行っていたと思います。今はほとんどの幼稚園でも送り迎えあり、ですよね?保育園はもちろんのこと。小学生になると、登下校は子どもたちだけでできるようになります。親としては心配な気持ちもあるけれど、「頑張れ!子どもたち!」と応援してあげたいのです。学童通いの子たちも、数回お迎えで帰宅路に慣れたら、友達と一緒に、ひとりで帰宅というケースは多いです。

 

怖い事件が起きることもあるけれど、今の日本ならまだできることです。

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とはいえ夜道は心配

 心配に決まってるじゃないですか!学童の帰りとか、習い事の帰りとか、暗い道をひとりで歩いて帰るの!?安心したい。誰か信頼できる大人がそばにいればいいのに!!

 

そう思うのが親心ですよね。

 

最近は、ファミリーサポート、シルバー人材、ベビーシッターや家事代行の送迎サービス、習い事や塾の送迎サービスなどなど、使えるサービスがたくさんあります。学童も完全民間運営の所なら送迎サービスをしているところもあると思います。

 

当たり前っちゃ当たり前ですけれど、だいたい有料です。特別な支援が必要な場合などは福祉系の補助を受けることもできるかもしれません。ご家庭に合ったサポートを調べてみると良いでしょう。

 

習い事をたくさん入れたり、有料の送迎サービスを利用できるのは、経済的にちょっと余裕があるんだろうなぁ〜、と庶民なる子は思います。送迎タクシーを利用する富裕層のお子さんの話をテレビとかで見たような気がします。妬ましい(笑)羨ましいとは思いますが、格差社会の中で、お金を使うべき人は使えばいいのかな、と思っています。

 

でも、お金で解決できない家庭がほとんどです。親子や地域と連携して子どもを守りながら、子どもの成長を見守っていきたいですよね。

 

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大事にしたいのは子どもの心

執事や送迎タクシーはハードルが高くても、塾や習い事の送迎サービスなら、手の届くオプション価格で利用できる、という家庭もあるでしょうか。

 

塾が終わるのが夜で、送迎サービスを使っているという男の子と話をしたことがあります。帰り道は塾のアルバイト先生と帰るのだそうです。他の塾の子どもたちが一斉に塾を出る時間、アルバイト先生の片付けが終わるまで、少し待たなくてはいけません。ゲームをしながら、「早く帰りたい。ひとりで帰れるのに。」と思うのだそうです。

 

「1年生の子もひとりで帰ってるんだよ。俺、もうすぐ5年だよ。恥ずかしい。」

 

と言うのがその子の気持ちなのだそうです。

 

確かに徒歩10分くらい、道路も渡るし、少し暗い道もあるけれど、慣れた道をひとりで帰れないことはないのです。自分のことは自分でできそうな、しっかりしたお子さんです。ただし、夜に帰宅しても、親は仕事でまだ帰宅していません。

 

親にとっては何歳になってもかわいい子どもですから、お子さんのちょっと鈍くさいところとか、抜けているところとか、小さなミスとかが気になるのかもしれません。寂しい思いをさせていることも気にしているから、なるべく長く人と一緒にいる時間を作ってあげたい気持ちもあるでしょう。そうして、子どもがもう5年生で、5年生ってどんな発達具合かってことに気づけていないのかもしれません。心配し始めると、いつ鍵を渡すべきか、いつ送迎サービスをやめるか、迷宮に入ってしまいます。そうするうちに、子どもの自尊心はどんどん傷ついていきます。

3年生ぐらいから、人間は「他人と比べる」ことが増えるからです。気にしなくていいと言われても気になってしまいます。にんげんだもの。「みんなより、走るのが遅いなあ」「字が下手くそで恥ずかしいなぁ」とか、気にならなかったことも気になるのです。そして、親に認められていないという不安が、子どもの心を傷つけます。

 

「お母さん頑固だからさ。ダメって言われる。」と言うのですが、「まあまあ、もう一度、相談してみたら?」と私は答えました。「どうして自分がひとりで帰りたいのか、帰れると思うのか、伝えてみたらいいよ。」と。

 

「1年生もひとりで帰ってるんだよ!って言えばいいかな。」と自分で案を出してきました。それも一つの説得方法かもしれませんが、「よそはよそ。うちはうち!」って言われてしまうかもしれませんね。

 

「ひとりがいい!ひとりがいい!」と叫んでも、「ダメダメダメ!」と思わず返してしまいそうです。「お母さんはどうして大人と一緒に帰ってきてほしいと思っているか、聞いてみるといいかもね。」とお話しました。「お母さんの気持ちを聞けば、納得できることもあるかもしれないし、自分の気持ちも聞いてもらいやすくなると思うよ。」

 

例えば…

 

車が心配→「交通ルールは必ず守ると約束する」

暗い道を歩かせるのが心配→「陽が長くなってからひとり帰りを始めると約束する。」「キッズ携帯を利用する。」

ひとりの時間が長いと寂しいのではないか→「学校も習い事も楽しんでいるけれど、ひとりでテレビを見たり、ゲームをしてリラックスする時間も大事だと思っている。」

 

とにかく心配→

「お母さんに信用してもらえたら、嬉しい。」

とにかくコレに尽きる!

 

 

子どもが大事にしているのは、親の気持ち

 

子どもたちって、「ひとりで帰りたい!」の言葉はすぐ出るんだけど、その裏に隠れている本当の気持ちを言葉にするのは難しいのです。気づいていないことだってあります。

 

だから、私が代弁します。

 

「僕が、私が、小学生なりの自立をするのを応援してくれたら嬉しい!いつも大事に思ってくれてありがとう!」

 

そんなわけで、年度末も差し迫り、また一つ学年が上がる日を迎える前に、全国のひとりで帰りたい子どもたちと、その決断をするお母さんたちにエールを送ります!!

 

頑張れ〜〜!!