今週のお題「まつり」
気になるお祭りは数あれど、京都の一条百鬼夜行は一度は見てみたいと密かに思っています。
京都のあまたとある伝統行事とは対照的に、2005年から始まったと言われる和のハロウィーン仮装行列的な、妖怪魑魅魍魎が京の都の鬼門に近い、一条を練り歩くのです。
鬼門に近いという立地的にも、このあたりにはもともと妖怪伝説がたくさんあるそうで。。。
http://www.kyotohyakki.com/#:~:text=news,Saturday%2C%20April%2020%2C%202024.
京都には多くの美術系大学と、卒業式には仮装したり、毎年折田先生像でお馴染みの某難関大学があったりと、造形力のポテンシャルが高いと思われるのですが、妖怪仮装のクオリティが期待を超えてくる気配があるので、本当に気になっています。
特に日本美術に詳しくなくても、『百鬼夜行絵巻』は聞いたことがある、という人は多いはず。おなじみ、日本の妖怪、付喪神などが行列する様子が描かれた絵巻物です。「百鬼の図」とか、類似したものはたくさんあるので、ざっくり総称として『百鬼夜行絵巻』とここでは呼びたいと思います。
さて、本日ですが、妖怪とか楽しいに決まっているので、百鬼夜行絵巻を作りたいと思います。
いつも通り、簡単に手に入る材料で、なるべく簡単に作ります。
準備するもの
・軸になる筒 (長さ22cm前後)
マーブルジャンボ・アポロジャンボ
アルミホイルやキッチンペーパーの芯
トイレットペーパー2本
など
・八つ切り、白画用紙1、色画用紙2(お好みで枚数調整)
・ハサミ
・のり
・テープ
・ひも(40〜50cm)
トイレットペーパーを使う時は、あらかじめテープでつないでおきましょう。
おすすめはお菓子の筒。
マーブルチョコなどのお菓子の筒は両端が塞がれていて、本格的な感じまします。
チョコを買う言い訳にもなります。
ストローは一般的なプラストローで問題ありませんが、手元に金色の紙ストローがあったので、こちらを使います。
紙ストローの実用性は否定的な意見が多いですが、工作の視点から見ると、最高の素材です。
カラフルで色んな柄もあって、ナチュラルな素材感が工作のビジュアルクオリティを上げてくれるように思います。このゴールドのアソートセットはお気に入り。ハロウィンでもクリスマスでも、何かしらに使えます。
作り方
八つ切りの紙を半分に切ります。絵を描く白い画用紙は長辺で、台紙に使う色が用紙は短辺で半分に。
ぱつん。
今回はわかりやすいよう2色にしていますが、同じ色で揃えたり、もっとカラフルにしてもいいんですよ!並べてのりで貼り合わせます。枚数を増やせば、もっと長い巻物にすることも、もちろんできます。
白い画用紙を上から真ん中あたりに貼ります。
右端から5cmくらいのりを塗って、ストローを挟み込むように貼ります。
端の処理が完成。
左端の方も大きく巻き込むように貼ります。
右端の外側に、紐の真ん中あたりをテープで留めます。
テープで留めたあたりに穴を空けて、紐を結び付けてもいいです。
穴あけは、大人がお手伝いした方がいいかも。
くるくる巻いて、紐で結べば巻物の完成!
しかし…!
一番端の画用紙1枚分は、いわゆる表紙に当たる部分。
折り紙や包装紙でデコレーションしたり、手描きで絵や模様を描くのもいいですね。
絵巻物のタイトルを入れるのもGood!
巻物感アップ!
軸には黒のマスキングテープも貼ってみました。
雰囲気に合わせて、今日は畳の上で作ってみましたよ。
巻物は忍者ごっことか、徳川埋蔵金の地図ごっことか、色々使えそうですね〜。
妖怪やお化けの絵を描こう!
中に絵を描けば、オリジナル百鬼夜行絵巻の出来上がり!(別の巻物に描きました。)
巻物を作ってから描いてもいいし、描いてから巻物に貼っても良いです。
この絵巻に使った画材は各種筆ペン。ご参考までに。
右:
ダイソーのアルコールマーカー…片側が筆ペン、もう片方がフェルトマーカーです。にじみが綺麗に出ます。裏に染みます。
真ん中:
あかしや 彩…水彩カラー筆ぺん。これを初めて使った時は衝撃でした。日本の色彩にこだわったラインナップも最高!ずっと愛用しています。
左:どこかの100円ショップの黒筆ペン。
使いやすい。本格的な描きごこち。かすれてきたらリピートしてます。
怪談話も盛り上がる夏に妖怪絵巻作りはいかがですか?
簡単なので、試してみてくださいね!