ついに夏休みが始まった!🌻
小学生の2大ミッションは
①遊び
②宿題
ですよね!
え?他にある?思いつかないんですけど。
小学一年生のお子さんがいらっしゃるご家庭では、初めての夏休みに親までドキドキしているかもしれませんね!
遊びについては、子どもたちは得意分野ですし、天才だらけなのでひとまず置いといて…
今回は宿題のモチベーションアップについて書きます。
宿題の進め方、3タイプ
小学生の宿題の様子を見ているとペースは色々。
あなたは、もしくはあなたのお子さんはどのタイプ?
① 宿題は7月中に終わらせたい!8月漫喫タイプ
② 宿題は計画的にコツコツ進めたい。新学期までには完了タイプ
③ 遊びたい!遊びたい!遊びたい!遊びたい! 宿題?するよ!遊んでからね!
結局新学期も夏休みの宿題やってるタイプ
親としては一番避けたい③タイプ!
本人にとっても、「できなかった。」「終わらなかった。」という気持ちが残り、辛いですね。
《宿題はやれと言われるとやりたくなくなる》
宿題は口うるさく「やれ」と言われても嫌になるだけです。
「わかってるよ。うるさいな!」とイライラした様子で言われたら、「あなたの為に言っているのに。」と親もイラっとしちゃいますよね。
「学童の先生が宿題を見てくれる。」と思っている方もいらっしゃるようですが、基本的には宿題って、家庭学習であり、自主学習なんですよね。
学童クラブや放課後児童教室(夏休み開室していない地域もあります。)で学習時間や学習スペースを設けているところもありますが、やるかやらないかは本人次第です。
児童指導員も声かけやサポートはしてくれるでしょうけど、学校や塾ではありませんから、子ども本人のやる気スイッチを押して上げる工夫が家庭でできるといいですね。
学童クラブや放課後児童教室の職員も「宿題しなさい。」と叱るより、子どもたちの自主性を育てる声かけや環境づくりが必要なのではないかと思っています。
できれば低学年のうちに宿題の成功体験を積み上げていくことが、将来的な学習習慣に繋がるのではないかと私は考えています。
積み上げ!が大事なんです。
では、日々、「宿題をしたい!」とモチベーションがアップするような工夫とは。
《遠いゴールまでに、小さなゴールを複数作る》
分厚い漢字プリントや算数プリントなどの宿題の束を持って帰ってきたのを見て、「うぎゃ〜。」となっていませんか?
「うぎゃ〜。」となるのはゴールへの見通しがついていないからです。
これは私が小学校の補習学習サポートの指導員をした時の経験です。
民間が委託運営していた補習学習で公文のように自分のペースでプリントを進めていくタイプのものでした。
小学校の図書室を借りていた、ということもあり、学習になかなか取りかかれない子は漫画を読み出したり、おしゃべりをしたりで一向に進みません。
というか、始められもしません。
どんどん進めていくことが好きな子は楽しい仕組みなのですが、このゴールの見えないプリントの山は、ある子にとっては絶望的な壁に感じるのです。
そこで、個別に小さな目標を立てるのです。
大事なことは、その子が絶対に達成できそうな目標にする、ということです。
「プリント5枚が目標。」という子がいれば
「プリント1枚終わらせよう。」という子もいます。
「まずは、この1問を解いてみよう。」でもいいのです。
漫画を読んでいた子には、「どこまで読んだら学習プリントを始めるか。」自分で決めてもらいました。→宣言通りに切り替えができたら褒めます!
自分の力で達成できた時に必ず褒めまししょう!小さなものでもゴールですから。
「ゴール、おめでとう!」
《夏休みにコツコツ宿題を進める小さな工夫》
夏休みのプリントやドリルは全体で見ると大量ですが、日割りにしていけばそうでもないこともあります。
ご家庭で「今日の目標」を作っておくといいですね。
付箋などを使って、「ここまでできれば合格!」というのを示してあげると、絶望的になりません。
例えば、学童クラブなどの居場所があって、学習の時間が「30分」ある場合には、「15〜20分くらい」で終わりそうな分量にしておくと良いのではないでしょうか。大切なのはその子が絶対に達成できそうな目標です。
どんどん進めるのが好きな子にも「ここまでできれば十分。どうしてももっと進めたければ、それでもいいよ。」ぐらいで、必ず達成できそうな目標を示してあげるといいかもしれません。
目標を達成した子には必ず褒めてあげてください!
達成できなかった日は、「何かあったのかな?量が多かった?わからないところでつまずいてしまったかな?気分が乗らなかったのかな?」
叱るのではなく、お話を聞いてあげてくださいね。
また、新しい目標を一緒に作れば良いのです。
学童クラブや放課後児童教室の指導員さんたちは、学習時間の声かけの時に「今日の目標を決めて始めましょう。」と声かけするのもいいですね!
《やっぱり、子どもには遊びが必要だ》
補習学習のサポートをしていた時、「ただ一生懸命勉強を教えようとしてもダメだ」と気づきました。
休憩時間も部屋の中で縮こまって、少し浮かない表情で過ごす子どもたち。参加自由の補習学習とは言え、「勉強しなければいけない。」「行けと言われたから仕方なく来ている。」そんな気持ちでいたのでしょうか。
そこで、休憩時間の10分間、「外で遊ぶ人ー!!」と声をかけました。
そうすると、子どもたちの顔が一瞬でパッと明るくなったのです。
元気に外に飛び出し、一緒に鬼ごっこや大なわとびをして遊びました。
同じサポートメンバーだった学生アルバイトの子も、サポートにとっても休憩時間だったのだけれど一緒に遊んでくれました。
何らかの形で子どもたちと関わる上で、大事なことは信頼関係。
遊んでくれる大人に対して子どもたちはびっくりするほどオープンです。
そして、遊びや運動にはそのあとの集中力を高める効果があります。
休憩時間の遊びを充実させることで、集中力・信頼関係ともに高くなり
補習学習時間の質がグッと上がりました。
貴重な夏休み、たくさん遊んでたくさん学ぶ、充実した日々を過ごせますように!
みなさんを応援しています!!