赤いハートが街を彩り始めた今日この頃、
そうです。あれです。
そろそろ、女の子も男の子もそわそわし出す頃ではないでしょうか。
「ねえねえ、チョコレート誰にあげるの?」
「交換っこしよーね!」
小学生にとって、バレンタインデーは一大イベントなのです。
放課後児童クラブ(学童)の子は、チョコレートいつ渡すの?
これは、なかなか難題です。
バレンタインデーが平日だと、学校には持っていけないし、ランドセルのまま学童だし、保護者が仕事を終えるまで、家に帰れないのです。
学童ではない女の子が、学童の男の子に渡したい気持ちもわかりますが、持ってこられても受け取ることができない施設は多いです。
夜に保護者に付き添ってもらいながら本命の元へ渡しに行く、という手もありますが、「たくさん配りたい」女の子には、この状況は大変厳しい。
私の知っている限り、バレンタインデー当日は、
クラブを欠席する女子が多発します。
1年生はバレンタインを理由に欠席する子はあんまりいないけれど、2、3年生ぐらいになると、「今日は休みます。」の連絡が何件もあったりします。
もちろん、保護者は仕事をしているので、本来放課後児童クラブ(学童)が必要だから登録しているのですが、はっきり言って、2、3年生も終わりに差し掛かると、かなりの割合でひとりで留守番できるスキルを身につけているのです。
毎日お留守番となると、保護者も心配で「まだ児童クラブをやめるなんて考えられない!」と思っているのですが、「バレンタインデーの1日だけ!お母さんお願い!〇〇ちゃんと一緒に行くから!!」という娘の熱意にほだされ、1日だけならと休むことを許してしまいます。
母親として応援したくなるのでしょう。
そんなわけで、地域の子どもたちがいつも遊んでいる公園、児童館は、男の子を呼び出した女の子たち、呼び出された男の子たちとその友達でいっぱいになります。
浮き足立つ小学生たち。
ああ、こうやって大人になっていくのね!
私にもみんなの恋愛力を分けて欲しい!
なる子は、愛を込めてチョコを贈ったのに、相手はチョコ苦手だったということが夏になって明らかになったことがあります。
が〜ん…
もっと早く言ってくれたら、溶ける前に私が食べたのに!