今週のお題「リラックス」
放課後の現場と聞くと、子どもたちは元気に外で指導員と一緒に遊んでいる姿を思い浮かべがちです。
もちろん、サッカーや鬼ごっこで元気に駆け回る子たちはたくさんいますが、一方で、マットが敷いてある漫画コーナーでごろごろしている子たちもいます。
「漫画ばっかり読んで!」と思いますか?
実際、「今日、うちの子何していましたか?」と聞かれた時に、「今日は漫画コーナーで、ONE PIECE読んでましたよ〜。」と答えるとがっかりされる保護者の方もいらっしゃいます。
元気にお友達と公園で遊ぶ姿を理想の子ども像として捉える方は、放課後の職員に対し、「漫画を与えて子どもを放置している。仕事をしていない!」と怒ることもあります。
ちょっと待って!
放課後は子ども達にとって「リラックスしてもいい時間」ではないの?
大人のあなたにとって、リラックス法ってなんでしょうか。
山登りやフットサルがストレス解消法です!と言う方もいらっしゃるでしょうし、家でごろごろ何もしない、と言う人もいるはずです。
お風呂にゆっくり浸かる。
DVD鑑賞。
いろいろなリラックス法がありますよね。
仕事を終えて疲れて帰宅したお父さんが、ビール飲んで、テレビを見ながらソファーでごろごろしているように、子ども達にも「ごろごろタイム」が必要なこともあるのです。
小学校2年生にもなれば、6時間授業が始まります。
たくさん脳みそを使って、神経も使って、子どもたちの脳と体は疲れているのです。
子どもたちなりにいろいろあるんですよ!察してくださいね!
そんな子どもたちが「宿題しなさい。」「ごろごろしないで外に遊びに行きなさい。」と言われたら、ストレスたまりますよね?
だから、ごろごろして良いのです。
漫画読むことが、リラックスにつながるのであれば、そうすれば良いのです。
ごろごろしたり、ボ〜ッとする時間は逆に脳の活性化につながる、と言う説もありますよ!
漫画ばっかりで友達と遊んでいない、と言うお悩み
「うちの子、漫画ばっかり読んで、友達いないのかしら?」と言う悩みの8割以上は心配ご無用です。
放課後施設の漫画コーナーは漫画好きの子が集まる憩いの場です。
共通の趣味を持つ友達と同じ空間を共有しているのです。間違いなくハッピーでしょ?
会話は少なくても、肩が触れ合っていたり、時々面白いページを見せ合ったり。
(男の子は、ちょっとエッチなシーンで「おい、見ろよ!」と盛り上がり、女の子はキスシーンできゃあきゃあ言ってます。)
放課後の過ごし方は自由でいい。
どうしても放課後児童クラブに行かなくてはいけない子どもたちが、少しでも家にいるのに近い感覚でゆったり過ごせるといいな〜、と思っています。
なので、リラックスタイムを邪魔しない程度に話しかけます。
「何巻まで読んだ?」「この漫画、面白いよね!」
どんな過ごし方が自分に合ったリラックス法なのか、子どもの頃から知っておくことも、生きる力につながるのではないでしょうか。