「世界は朝からはじまったの?」
TwitterでNHKの「夏休み子ども科学電話相談」の、この哲学的な質問が流れてきて、たまらず「らじるらじる」をダウンロードしました。
子どもの頃、どうして?と思って大人に聞いたものをいくつか思い出しました。本当の専門家に聞いたわけじゃないので、厳密に言うと「違う」ということもあるでしょうけれど、子どもの私は論破されました。
なるほどー、と。
- 《お日様は12時に1番高い所にいるのに、1番気温が高い時間が2時なのはなぜ?》
- 《万有引力、引っ張り合うってどういうこと?》
- 《想像もつかないような宇宙の大きさを想像する》
- 《まとめ 好奇心のある日々を!》
《お日様は12時に1番高い所にいるのに、1番気温が高い時間が2時なのはなぜ?》
「温めたものが冷めるまで時間がかかるのは想像できますか?
地球はとても大きいから、熱を溜め込むんですね。
夏至は6月、冬至は12月なのに、1番暑いのは8月、寒いのは2月、なのも、同じ理由。」
「地球が大きいから?」
「そう、地球が大きいから!」
《万有引力、引っ張り合うってどういうこと?》
「物と物が引っ張り合う力のことだよ。質量、大きいものの方が引力が強いんだよ。」
「でも鉛筆と消しゴムは引き合わないよ。」
「もっと、大きなものに引っ張られているからだよ。」
「建物?」
「もっと大きいものだよ。」
「もっと大きいもの?…あっ!!」
そう、地球が大きいから!!
2回目の、
地球が大きいから!
地球が大きいシリーズがどうやら好きなようです…
《想像もつかないような宇宙の大きさを想像する》
子どもの頃、世界は狭くて自分が世界の中心にいました。
自分の町が「日本」だと思っていました。
ところが、世界はもっと広くて、地球があって宇宙があって、その終わりは果てしなく遠くて、ということを知る日がくるのです。
布団の中で「宇宙空間にポンっと放り出されたら…」と想像したら怖くて眠れなくなったことも思い出しました。
谷川俊太郎の「20億光年の孤独」を読んで、ノックアウトされるような衝撃を受けたものです。
当時の宇宙の大きさは20億光年と言われていたようです。
今なら、137億光年〜140億光年といったところでしょうか。
《まとめ 好奇心のある日々を!》
NHKの番組『チコちゃんに叱られる!』で、「大人になると、時間の感覚が短くなるのはなぜ?」という疑問を取り上げていることがありました。
例えば1年が1週間ぐらいにしか感じないのは、大人になると興味や好奇心が薄れていくから。というようなことを言っていました。
子ども電話科学相談は、子どもの頃「不思議だなぁ!どうしてだろう!すごいなぁ!」
と、毎日がキラキラしていたあの頃の気持ちをちょっと思い出させてくれます。
お子さんをお持ちの方は、日々の生活でお子さんの視点や発言に、ハッとさせられることもあるでしょう。
子育て系のお仕事の良さはここ!
特に小学生ぐらいの子どもと話をする仕事の人は実感があるのではないでしょうか。
楽しいですよね!
仕事を辞めるとこれを失うんだな。
好奇心は若さの源泉です。
さあ、私と一緒にらじるらじるで好奇心を補給しませんか?