なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

アーティゾン美術館 「鴻池朋子 ちゅうがえり」展

ブリヂストン美術館

アーティゾン美術館として新しくオープンしました!

 

やっと行けた〜。

 

雨だ〜!!

 

でもご心配なく。

東京駅八重洲口から、ず〜っと地下を通って行けます。

 

地下から地上に上がるとすぐこの景色!来ました〜!

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チケットはネット予約制です。

ま、でも平日ならその場で購入もできそうでした。

 

さあ、行くわよ!

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圧倒的野生を感じろ! 鴻池朋子

今回のお目当ては鴻池朋子さんの展示。

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滑り台ある〜!!

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滑り降りると宇宙へダイブ。

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近くで見ても、距離をとっても美しい!

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影絵の作品はちょっとボルタンスキーっぽくもあるけれど、民話みたいで可愛い。

虫の声がする。

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鴻池さんの作品は本物の毛皮があるってのも大きいけれど、野生の匂いがして、強く逞しく地球を侵略していく人間のエネルギーに満ち溢れているんだよ。

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絵も丁寧に描かれているのに荒々しくて、宇宙に放り出されて上も下もわからなくなるような自然への畏怖を感じられるのよね。

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写真には撮れなかったけれど、リサーチや文章もすごくいいし、映像がまた素晴らしい。

 

自然界の音を人が真似て音源を作っていて、そうやって真似るところから歌になっていく。

「ああ、きっと、歌は自然の声から生まれて、人間が狩猟採集している時からきっとあったんだろうなぁ」って想像してみた。

 

鴻池さんは、絶対限界みたいなところに行って歌う。

雪山に体をすっぽり埋めて顔だけ出して「ドラえもんの歌」を歌う。

 

「そーらを自由に、飛ーびたーいなー!」

 

見渡す限り山で、雪で、音が全部吸い込まれてしまうようなところで、21世紀の夢のテクノロジーを叫ぶ。

思わず笑っちゃうし、景色はどこまでも美しくて、おそろしくて、一歩間違えれば死にそう。

 

人間も獣たちも五感と宇宙と生きるエネルギーでキラキラしている。

 

すごいものを生み出す人がいるんだなぁ。ああ、私って本当にちっぽけだ。自分もアート界の地の果てとは言え身を置いているつもりでいたけれど、本当にちっぽけな作品しか作ってないと実感した。もっともっと自分の中から湧き出てくるものを感じてアウトプットしたいと刺激も受けました。

 

 

アーティゾン美術館は建物も素敵

建物も大好きになったので、気に入ったポイントをいくつか紹介します。

エントランスの柱の存在感。すごくいい。

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資料室?

よくわかんないけどすごい!

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展望室みたいな廊下がありまして。。。

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目下何かの工事が見えます。

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工事現場ってなんだかパワーを感じてかっこいいんだけど、ここに何か巨大なビルとか建ってしまったら、展望はどうなるんだろう。。。

 

 

そして、絶対に見て欲しいのはこの東洋美術部屋!

わかりますかね!?

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異常なデカさのガラス!(アクリルかも)

継ぎ目がない!

解説も目立たないようにシールが貼ってあって、シンプルで美しい。照明も良い!

 

後ろに下がって見れないのが残念ではあるけれど、洋画と違って傷みやすのでどうしてもガラス越しになってしまう東洋美術の展示をどうやって臨場感たっぷりに伝えるか、すごく難しい。だいたい多くの美術館では、変な高さの台と変な継ぎ目のガラスで感動が薄れるんだけど、こんなに楽しく邪魔されることなく応挙の絵を見れるなんて感激。犬ころたちが可愛いので今の展示おすすめ。

 

多分ここの部屋めっちゃお金かかってるんちゃう!?知らんけど!!

 

 

というわけで、大変満足な1日でした。

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www.artizon.museum