夏休みこそ忙しい、子育て系お仕事の皆さん。
お休みの日はしっかり休めていますか?
子育て系のお仕事は、ほとんどの人が想像するより大変だと思います。
小学生を預かる施設では、学校のある日は放課後がコアタイムになりますが、夏休み期間中は朝から子どもたちが賑やかに生活しています。
(地域などによって業態は違います。夏休みは開室していないところもあります。)
アルバイトさんとして働いている方も例えば普段2〜3時間の短時間勤務でも、夏休みは6〜8時間の長時間勤務をお願いされる、と言うこともあるでしょう。
夏休み期間中は、学生さんなどの短期バイトを頼りにしている施設も多いのでは。
しかし、制限なく働いてもらうわけにもいかず、労働基準法や契約上のルールなどがあるようです。
私も学生時代には、週6日でも働けるのになぁ、と思っていましたが、そんなにシフトには入れてもらえませんでした。
今思えば、ホワイトな現場ってことなんでしょうけど。
あと、頼りにしていたのに、突然旅行に行くと言い出す学生とか。(私?もしかして。やったかもしれない。ごめんなさい!)
そもそも、体力も神経も使うのに、だいたい地方自治体の最低時給というのが相場。
学生は短期で稼ぎたいのに、誰が率先してやりたい、と思うのか。
とにかく、いつもと違う状況で、夏になると突然人手不足が襲ってきます。
その穴を埋めるのは何か。
正規職員さんの残業…!
(主任さんでさえ非正規ということもあります。学校がある時は午後しか勤務しない業態の場合など。)
ああ、頼むから、せめて残業代が出ていますように!
しかし、残業代込の給料に設定されている、と言う話もあります。
お給料が低いことで度々話題になる、福祉事業。
あまりにも、働いている人の良心に頼りすぎている。と感じることがあります。
《放課後系児童施設の主な仕事》
・子どもたちが楽しめる環境・イベントを作る
・子どもたちが安全に遊べる環境を作り、見守る
・熱中症や体調不良に気を遣う
・食物アレルギーに気を配る
・喧嘩やトラブルの仲裁
・心のケア
・特別な配慮が必要な子への対応
・衛生管理、掃除
・個人情報の保護
・数々の事務作業
・保護者対応
・ゲリラ豪雨、台風対応
etc
と、ここまでは普段通り
夏休みになると…イレギュラーな問題がおきます。
・予定通りに来ない
・お弁当を忘れた、ひっくり返して食べられなくなった
・家の鍵を忘れた
・ルールで持ってきてはいけないもの(ゲーム機、漫画、お金、お菓子、友達にあげる旅行のお土産など)を持ってきてしまった。
・外で遊べず、子どもたちのフラストレーションが溜まる。トラブルの元。
↑これにはいくつか理由があって、
暑すぎて外に出せない。(運動好きには苦しい季節です!)
地域のスポーツクラブなどが使用中は校庭が使えない。
学校側が、放課後系施設の活動場所を限定している。
安全の見守りができる職員数でない。
などなど。
言い出したらキリがないような。
普段は子どものいない時間にしている情報共有や会議も夏休みはできなくなります。
神経を張り詰めながら、エネルギッシュな子どもたちと過ごす日々。
私が学生の時は、今ほど熱中症対策も本格的じゃなかったため、夏の日差しの中ドッヂボールやりすぎて、真っ黒に日焼けし、運動音痴でインドアな私も二の腕が筋肉ムキムキになったものです。
家に帰ったら、疲れて睡魔が襲ってくる。子どもかっ!笑
若いアルバイトのうちはそれでもなんとかなるけれど、この業界で長く勤めてもらおうと思うと、絶対必要なのが、休暇と休養!
そうだ!しっかり、休める仕組みを作ろう!
善意で働きすぎないで!
今やってるその仕事、本当に必要?
子どもたちのためにと思うと、あれもこれもプラスしてやりたくなるのが、この業界の人々の傾向。
全部できればそりゃ最高だけれど、実現可能ですか?
作業量ではない、質の向上を目指し、子どもたちのためにできること、本当に大事なことってなんだろうな、って考えたいと思うんですよね。
子どもたちが見たいのは疲れたあなたの姿じゃない。
元気な笑顔ですよ〜☆