空を見上げると無数の星。
初めて覚えた星座は「北斗七星」だったな。
もうすぐ七夕だし、梅雨が明ければキャンプなどで天体観測をすることも増えるはず。
子どもたちの星空への興味も高まる季節です。
今日は、そんな星空をテーマに久しぶりの工作アイデアシリーズです。
星と言えば蓄光…いえいえ、今回は珍しく蓄光使いませんからね!!
星座のはじまり
Joannes Janssonius 1660
紀元前3000年、チグリス・ユーフラテス川のほとりに住む遊牧民カルデア人が毎晩羊の番をしながら星座をイメージしたのが始まりだと言います。星の運行の規則性に気づき神秘的な力が自分たちの運命を支配していると考え、星占いが生まれたと言われています。これが、バビロニア、ヨーロッパ、全世界へと伝わりアレンジされ今に至ります。
星座カードの作り方
今回は、親子や教室などで使える星座遊びカードと、自分で星座を作る超簡単工作を紹介します。
【用意するもの】
・紺色の画用紙
・星のシール
・色鉛筆(白)
・定規
・クリアファイル
・ポスカ(白)
作り方は簡単。星座の見本などを見ながら星の位置にシールを貼り、直線で結ぶだけ。
画用紙には白色鉛筆が使いやすい。普段出番の少ない白色が大活躍です。
星の形のシールは市販のものでOKですが、たくさん使いたい人には銀色やホログラムのカッティングシートがオススメ。100円均一で売っている星型パンチで大量生産できます。文房具屋さんに行くと、少し大きめのものも売っているので、サイズを変えるとかわいいです。
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本番の直線は強く、太く書くといいですね!
クリアファイルには星座イラストを書きます。ポスカが描きやすいです。
(しかし、使っているうちに色は剥がれてきます。ご覧のように…)
そうです。
中に星座カードを入れるとイラストと重ねて星座を見ることができるのです。
こんな感じで色々な星座を作ってみると使い方も色々。
カードの裏にギリシャ神話の星座にまつわるお話を貼り付けておけば、星座クイズや紙芝居のように使うことができます。
今回はA4サイズのファイルに入る大きさで作りましたが、小さめに作ってもかわいいですよね。
オリジナルの星座を作ろう!
この星座カードをアレンジして、こどもたちには「オリジナルの星座」を作ってもらうととても楽しいのです。
濃い青色の紙を夜空のキャンバスに見立てて、好きな星座を考えます。
白色鉛筆、定規、星のシールと材料もシンプル。
「大きいシールはひとり1枚、中ぐらいのが3枚、小さいのは5枚」
と枚数を決めて渡し、工夫して作ります。
「大きいのは一等星だね!」
子どもたちに説明する前に、科学大好きな子が嬉しそうに言います。
「そう、一番大きく光る星は一等星。二番目ぐらいが二等星。小さく光るのが三等星だよ〜。」
そんな風にお話すると、
「あ〜、もう一つ一等星欲しい!でもレアだからな〜。一番いいところに貼りたいな〜。」と工夫して貼る場所を考えるようです。
クラゲ座、リボン座、ソフトクリーム座、クリスマスツリー座
子どもたちの想像力が広がります。
この工作が素敵な所は、壁一面に隙間なく作品を並べると、本当に夜空の星のように見える所です。なので、ぜひ人数のある程度いる場所で作って欲しいのです。
思い切って、天井に貼ってみるのもいいかもしれませんね!