夏休みは楽しい計画でいっぱいのご家庭も多いことでしょう。同時に小学生のお子さんがいるご家庭は「今年の自由研究の宿題どうしよう」と悩んでいるかもしれません。
これに決めた!と思っても、どういう風にプレゼンテーションすれば良いか、「魅せ方」ってこだわりたいですね。模造紙は大きくて目立つし、まとめて見れるので発表にはもってこいですが、正直、家に持って帰ってきても飾れないし、置いとけないし、邪魔だな〜、って思いませんか?
手元に残しやすい発表の方法に「BOOK型」があります。
白い絵本など、もう製本になっているものが市販で売っていたりして、素敵ですよね〜!でも、ページが余ったり足りなかったり、意外にうまく活用するのは難しい。
しかも白いから、どうしてもベースの白に負けがち。市販感が強くなってしまいます。
そこで、今回は100円の画用紙セット一冊で作れるカラフル製本の仕方をご紹介します。ページ数を調整できるのが魅力。製本ができればこんなことに使えます。
・観察日記
・体験日記
・絵本
・フォトブック
・イラストブック
・スクラップブック
・図鑑作り
・その他アイデア次第でなんでも!!
準備するもの
・100円ショップの画用紙(10枚入り)
・ハサミorカッターナイフ
・のり
絵を描いたり文字を描いたりするなら、パステル系の色画用紙にした方がいいと思います。写真は鮮やか系のセットでした。(ごめんなさい!)
今回はキャンドゥで買ったものを使いました。鮮やか系とパステル系の2種類売っています。
カッターナイフが使える年齢なら問題ないですが、ハサミだと厚紙を切る過程が難しいので、大人の手助けがあると◎!
のりはスティックのりが使いやすいかと思いますが、しっかり作りたい人はボンドを少し水で薄く伸ばしたものを刷毛を使ったりなど、ちょっと高度な技を使ってください。
今回はあくまでも小学生でもできる、を前提に紹介したいと思います。
100円ショップの画用紙でできる製本【作り方】
ページ部分
中のページ分は、半分に切ります。
図のように、細長い紙が2枚できるイメージ。
1枚分はこんな感じです。
もうすでに、本のイメージができているのがわかりますか?
絵本っぽい横長のレイアウトです。
ページは何枚でも増やせます。
今回はサンプルとして、4枚使います。見開き2ページですので、合計8ページになります。
画用紙セットは10枚入り、1枚は表紙に使うとして、9枚から4ページとれるので、最大36ページの本が作れる計算ですね!
ページの裏同士を貼り合わせます。
スティック糊で端の方までしっかり糊を塗るのが綺麗に仕上がるコツです。
前面に塗るとかなりしっかりしますが、枠だけでも大丈夫です。
貼り合わせていくと、ノート状になっていきます。
100円均一のペラペラ画用紙も2枚貼り合わせるとすごくしっかりするので、安っぽさを払拭できます。
背表紙部分はこんな感じになっています。
ちなみに最近お気に入りのスティックのりがコクヨの「GLOO」
四角いスティックのりで、立てて置いた時の安定感もいいし、机の上で転がらないし、最高です。
コクヨって時々とんでもない発明品出てくるので、本当にすごい会社ですよね。
なるべく綺麗に貼り合わせられると仕上げもしやすくなります。
でも、多少ぴったりでなくても、はみ出た色もかわいいし、逆にアートな本ができちゃいそう。あえて狙ってページの色順を考えるのもいいですよね。
表紙部分
画用紙セットの厚紙部分を使います。
四等分になるように切ります。使うのは2枚です。
表紙になる色を決めて、紙の上に表紙となる厚紙を置き、1cm程度ののりしろを作って切ります。イメージとしては以下の図の通り。
しっかり貼ります。
表用と裏用と2枚作ります。同じ色でなくてももちろんOK。
最後にはり合わせる時のイメージはこんな感じよ。
世の中には製本テープ、なるものが売っているわけですが、仕上がりを綺麗にしたい時とか、何冊かまとめて作りたい時なんかはとても便利。最近は色も豊富なんですね。
画用紙セットも表紙の綴じ部分をカバーしているのがこの製本テープです。
背表紙用製本テープ、これも余った画用紙で代用します。今回は手作り製本だし、しっかりさせたいので5cmぐらいの幅を取りました。8ページしかないので、5cmは取りすぎたなと後悔。4cmぐらいがいいかも。でも、本の厚みで調整してください!
軽く半分に折ってから貼ると目安になります。
できました!
ほら、上から見ると、本物の本みたい!
ホッチキスを使わないので、安全だし、何より開いた時の美しさは比べ物になりませんよ!しっかり開けるし、後から書き込みするのも簡単で楽です。
ページ数が初めにわからない、増えそう、という場合には、適宜ページを増やしながら先に中身を作って、完成したな、というタイミングで表紙をつければバッチリです!
少し手間をかければ、こんなにしっかりした本が完成します!
親子で作ってくれると嬉しいです!