なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

英チャリティショップの売上げから、チャリティー団体へ渡るのは年間〇〇億円!?

 メルカリを始めて、思い出したことが2つあります。

1つ目はチャリティショップ。

2つ目は帰国売り、です。

 

そういえば、このブログで大好きなおもちゃ自慢をした時、「チャリティショップで手に入れた掘り出し物です!」的なことを書いていました。

www.ma-naru.com

 

なのに、チャリティショップの説明が、何ひとつない。

ひどい内容だわ。

 

では、本日、挽回しますわよ!

 

チャリティショップとは

英国では70年の歴史があるチャリティショップ。不要品のリユース、要するにセカンドハンドショップ、のようなものですが、運営しているのは様々なチャリティー団体です。商品は、市民の寄付によって成り立っています。それを安い値段で販売、売り上げの60〜80%が経費、残りの利益が慈善事業の母体へ渡ります。

 

物を大事にする文化と慈善事業に積極的な国民性が現れている仕組みだと思います。

買うだけで、慈善事業に貢献したことになるので、いいことをした気分に簡単に慣れます。とても気軽に利用できます。

 

ちょっとした商店街には1、2件のチャリティショップがあるイメージです。

「Brithish Heart Foundation 心臓病研究のための」「Save the Children 恵まれない子供達を救う」など、看板からどんな目的を持ったチャリティー団体なのか、わかるものも多いです。

 

働いている人は団体の正規スタッフなら給料が出ますが、店員さんの多くはボランティアで活動されているようです。

なので、のんびりしたおばちゃんがレジにいることが多いような気がします。

 

日々大量に持ち込まれる寄付に追われて大変そうです。

特に服が多い。

 

ファッション用品や古本に特化したチャリティショップもありますが、基本的には何でも売っています。

寄付されたものなら、何でも売ります。

 

高級住宅街の中にあるチャリティショップはお買い得なものもあります。

私はフェラガモのウェッジソールの靴を20ポンド(4500円くらい)で買ったことがあります。当時のレートの計算なので、イギリス人の感覚で言うと2000円くらいだと考えるのがイメージし易いです。

ヒールもお直しされていて、とても綺麗な状態でびっくりしました。

チャリティならではですね。

 

骨董商をしている友人は、チャリティショップで本物の金貨を手に入れたことがあるそうです。しかも、お店は偽物だと思っていたらしく、安く仕入れて売りさばいた友人は「儲けた!www」と言っていました。下世話な話ですが、お宝発見もあるかもしれません。

 

私はよく、おもちゃや絵本を探しに行っていました。

アンティークマーケットに比べると、良いものは少ないですが、たまに掘り出し物と呼べるものもあるので大好きでした。

 

週末の散歩と言えば、ストリートに行って、チャリティショップを巡り、アンティークショップや雑貨屋を冷やかし、サンドイッチやコーヒーをテイクアウトして、広い公園の芝生で食べる。

 

幸せだったな〜。今は週末どこにも行きたくない。。。

 

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(公園ピクニックの帰り道)

 

 

 

メルカリの出品を見ていると、そんなチャリティーショップを思い出しました。

 

不要品を必要な人が買う、フリマアプリですが、溢れすぎる物のリサイクルの一つとして賛同するし、面白い仕組みだな、と思います。

 

もう一つ、思い出したことがあります。mixiなどのコミュニティサイトの掲示板を使った「帰国売り」です。

 

帰国売り

留学後、帰国する際にはmixiはmixbという在英日本人向けコミュニティサイトを使って大量に物を売りました。留学生はだいたいみんな貧乏です。帰国は特にお金がかかるので、なるべく身軽になって、ちょっとでもお金に変えたい、と思うのが素直な心情です。

 

日本語の小説なんかは、1〜2ポンドで買ってくれる人が多かったです。日本の古本屋に売るより高く売れるので嬉しかったです。

様々な国の「地球の歩き方」も売れます。

海外では手に入りにくい、日本の物が重宝されるのです。

クレパスを買ってくれた、日系のご家族もいました。

 

自分で値段を決めて、写真を撮って売る、という所まではメルカリに近いです。

引き渡しで直接会うことが多いので、どちらかと言うとジモティーっぽい仕組みです。

 

帰国売りで売れ残り、まだ使えそうなものは、日本人の友達にあげていました。

中途半端な画材や工作材料はお子さんがいるご家庭に。

 

 

このようなちょっとしたお小遣い稼ぎと、チャリティと両立してそれぞれお金と物がサイクルしているのがいいなあ、と思います。

日本にもこの精神を広めようと、いくつかチャリティショップがあるようですが、とても少ないです。

 

メルカリは手数料1パーセント。この手数料の一部をチャリティに回す仕組みなんかを作ると市民の意識が変わるかもしれないな、と思います。

 

イギリスでは、チャリティ団体に渡るお金って各店舗売上の20〜40%ぐらいですが、具体的な数字ではどのくらいになると思いますか?

ちなみにイギリス全土で1万1200軒以上の店舗があるそうです。

 

なんと、年間380億円を超えるんだそうですよ!

 

100ポンド(1万円ちょい)を超える品がほとんどないことを考えるとすごいと思います。ボランティアの力が大きいですね。

 

また行きたい、チャリティショップのお話でした。