黒いプラ板を手に入れました。100円ショップ、ダイソーです。
まずはお試し工作
ツルツルの光沢のある面とザラザラの面があります。
蓄光プラ板の時も書きましたが、ザラザラの面があると色鉛筆が使えます。
普通のプラ板なら、一度ヤスリがけすると色鉛筆に対応しますよ。
黒のプラ板ですから、ポスカ推奨なのでしょう。
しかし、ツルツルの面はツルツルしすぎで本当に描きにくい!乾くのも遅いし、うっかり触ってしまったら台無し。絵を描くには不向きかもしれません。
そこで、ザラザラの面に白の色鉛筆でお花を描いてみました。
快適!
ほとんど使うことのない白色鉛筆が活躍できるのはこういう所かも。
雌しべおしべのところだけ、金色ポスカ。
焼いてみました。
おお、工芸的な美しい仕上がり。汎用性がありそうです。
反対の面はツルツルで、仕上がりも光沢があります。ブローチピンなんかつけたら素敵になりそうです。
なるほどなるほど。アクセサリーとかに良さそうですね〜。
それはいつかまたの機会においておいて、今回はハロウィンをテーマに作ってみたいと思います。
以前作った紙粘土のハロウィンおばけのプラ板バージョンを作りますよ!
今回は光らないけどね!
ツルツルとザラザラの秘密
蓄光プラ板の時もそうだったのですが、この黒いプラ板、プラ板自体が黒いわけではありません。
普通のプラ板の片面だけ黒の塗料が塗られているのです。
それが塗料のある側だけザラザラしている理由なのです。
普通のプラ板を真っ黒に塗っちゃえば、即席黒プラ板になるかもしれません。
そういう片面黒色という特性のあるプラ板であることがわかり、思いついた制作方法があるので、作ってみたいと思います!!
黒いプラ板でハロウィンおばけを作る!
白いプラ板で作りたくなる「おばけ」ですが、今回は黒いプラ板で作ります。
まずは下書き。白い色鉛筆を使いました。
こっわ!
そして、カッターナイフの刃の背中で削っていきます。
そうなんです。
片面だけ塗料があるということは、削っちゃえば透明になるってこと!!
これが今回思いついた制作方法です!
削るのはちょっと根気が必要ですが、なんだか楽しいです。
何かを思い出します。
そうだ。
昔の漫画のスクリーントーン!!
漫画好きなら一度は使ってみたことがあるでしょう。
私も小学生の時、街の画材屋さんで買ってきて、髪の毛の色をつけたりするのに使ってみたりしたものです。
薄いシールになっているのだけれど、カッターナイフの背でカリカリすると、印刷部分が削れて、髪の毛の艶とか出すのに使えるテクニックなんですよね〜。
それをひたすらやってく感じ。
こっわ!
いかがでしょう。削り出していくと微妙な濃淡が出ておばけの不気味さが際立ちます。
なんとなく、版画のエッチングっぽくもあります。
反対の面。下書きが見えません。
キーホルダーとかにもできるよう、輪っかを頭につけて切っておきました。
おばけの丸焼き
さて、ここからオーブントースターで焼いていきます。
アルミホイルかクッキングペーパーを敷いて置きます。
私は断然クッキングペーパー派です。焼きあがったらそのまま引っ張り出して、重石を乗せれば、アルミホイルのように跡がつかず綺麗に仕上がるからです。
なんだか火あぶりみたいで気の毒ですね。
心の声を聞きながら、トーストしていきます。
プラ板の反応は結構早いです。
すぐに縮んできます。
一瞬ぐちゃぐちゃになって心が焦りますが、辛抱です。
手出し無用。
山を越えると、ぐちゃぐちゃだったプラ板が開いてきます。
ほとんど真っ平らになったら完成です。
少し反っていることもあるので、分厚い本に挟んだりすれば平たく成形できます。
完成!!ツルツル面から見た様子。
ザラザラ面から見たら下書きが少し残っているのが見えますが、そんなに気にならないかな。
若干透けているのがおわかりいただけるでしょうか。
削ったところに色を入れておくのもアリですね。
感想は人それぞれだと思いますが、私は気に入りました。
エッチング風のおしゃれなプラ板ができそうな可能性も感じます。
ぜひお試しください。
お子様はカッターを十分使える年齢からチャレンジしてね!