11月は児童虐待防止推進月間です。
シンボルマークはオレンジリボンです。
11月は東京都の職員さんでオレンジリボンを胸につけている人を多く見かける時期かもしれません。
オレンジリボンについては過去記事をどうぞ。
東京都の取り組み
先日、児童相談所や母子シェルターの機能を持った「子ども家庭総合支援センター(仮)」が、青山の一等地に建つことに対して住民から強い反発の声が上がっているというニュースが話題になっていました。
青山は、その一等地に公営住宅もあり、シングルワーキングマザーも多く住んでいると聞いたことがあります。福祉に厚いイメージがあります。
これまで、東京の児童相談所は東京都の管轄でした。しかし、児童福祉法の改正で、23区が児童相談所の設置ができることになったのです。
そこで、港区でも設置の方向で動き始めたところにこのトラブルがあったのです。
児童相談所は圧倒的に数が足りていません。東京都内の児童相談所は、23区+市町村、合わせてたったの11か所です。
東京都の統計によると、外国籍の子どもも合わせ、東京都の14歳以下の人口は約159万人。(平成30年1月1日現在、東京都の統計)
虐待、貧困などによる悲しい事件が後を絶たない中、児童相談所の存在意義は重みを増しています。そして、1つの児童相談所にのしかかる負担もどんどん増えているのです。
昨年度、都内の児童相談所が対応した虐待の件数は13707件。この10年間で約4倍です。単純に割っても年間約1200件をひとつの児童相談所が担当していることになります。
児童相談所の負担が重すぎる。
都から区に移行していく過程では、十分な情報共有がなされるか、区境を超えて連携できるか、など課題もありますが、SOSを発している人たちに温かい支援が届くよう、整備されるといいな、と思っています。
OSEKKAIくんが可愛すぎる
OSEKKAIくんを知っていますか?子育てをしている親子を優しく温かく見守る行動を推進する、東京OSEKKAI化計画 のキャラクターです。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/osekkai/
かわゆい。
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名前:OSEKKAIくん
性別:男の子
年齢:KAI(貝)年齢5歳
性格:優しく温か。親子を見守ることを生きKAIとしている。
都民の全てをOSEKKAI化することを夢見ている。
趣味:子どもを救う
好きな言葉:「愛」
好きな食べ物:
お母さんが作ってくれるみそ汁
(貝は入ってない)
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何かあると「児童相談所や警察は何をやっていたんだ!」と怒る人たち、いますよね。
その通り、児童相談所や警察だけでは現代の子どもを取り巻く問題を解決することはできません。
部外者ではなく当事者として、地域の親子を見守り、児童虐待を防止しようと言う取り組みです。
都民ひとりひとりに、新しい「OSEKKAI」を浸透させよう、とOSEKKAIくんは夢見ているようです。
かわいいんで、ぜひウェブサイト見てくださいね。東京OSEKKAI化計画
※ちなみに私は東京都の職員ではありません。こんなに宣伝しておいて。(笑)