子どもには手作りおやつを食べさせたい
お母さんの味、どんなものを思い浮かべますか?
お母さんが作ってくれたもの、嬉しかったものと言えば、なる子はマドレーヌです。
甘くてふわふわ。表面のカリっとしたところも大好き。
そんなに手作りでお菓子を作ってくれることもない母親が、これだけはよく作ってくれたものです。
その理由に大人になってから気づきました。
マドレーヌって超簡単。
いやいや、本格的なものを目指せば、奥深いのでしょうけど。
家庭的なレベルで言えば、超簡単。
混ぜて型に入れて焼くだけ。
レシピ通りに作れば間違いない。
多少の技術を要するホットケーキよりも簡単だな〜、と個人的には思っています。
(というわけで、久しぶりに作ってみました。次の日に食べるとしっとりして美味しいのはわかっているのだけど、今日中に食べきってしまいそう。)
さて、そんな簡単なお菓子でさえ、手作りしている暇がないのが今日のワーママではないでしょうか。
もう買ってきたお菓子を与えるしかない。
でも、添加物まみれの駄菓子より、手作りで美味しいものを食べさせたい。そんな気持ちでいる人も多いと思います。
保育園では、栄養士さんや調理師さんがいて、給食だけでなく、美味しい手作りおやつを提供してくれることがよくあります。
その点で言うと、小学校に上がり、放課後児童クラブ(学童)に入って、「おやつ」の概念が変わることに愕然とすることがあるかもしれません。
放課後児童クラブのおやつは、基本的に袋菓子であることが多いのです。
しかも、これまで必死に避けてきた、チョコレートやスナック菓子、甘いジュースなど、お構いなしに提供されます。
歴史から言うと、近所のおばちゃんが運営していたような時代は、家庭の台所で手作りのものを作って食べさせていたことも多かったのですが、平成もいよいよ終わりに近づいた今では、衛生管理や食物アレルギーの観点から、非常に難しくなってきているのです。
放課後児童クラブ(学童)の台所は、調理室ではない
新宿区の業務委託に関する「学童クラブにおける児童指導業務要求水準書」というものを見つけたので、おやつの欄から引用します。
学童クラブの台所は保健所の許可がない調理設備であり、食品調理の資格が無い職員による手づくりおやつは行えない。ただし、児童と一緒におやつを作る料理教室は、衛生管理に十分注意した上で実施することは可能である。
ここから読み取れること。
学童クラブの台所は保健所の許可がない
学童クラブの職員は調理師、栄養士の資格を持っていない
よって手づくりでおやつを提供することは厳しい
しかし、子ども達が自分で作るならいいよ
でも、衛生面に気をつけてね!
そんなわけで、これまで好意だけでおやつを手づくりして提供していた業者や団体などは、おやつ提供のあり方を問われる時代になったのです。
私立の学童では「食品衛生責任者」の講習を受けた職員を配置するところもあります。学祭で屋台とか出す時に受けに行くアレです。
しかし、食物アレルギー問題は年々重い課題になりつつあり、(実際にアレルギーを持つ児童が増えている。)何十人もの児童を少人数で見ている学童では、おやつに関して力を入れることがなかなかできないのが現状だと思います。
保育園でしてもらっていたことを当たり前だと思っていたら、学童ではがっかりするかもしれません。
そんな時は「手づくりおやつ」なのか「安心・安全」なのか究極の2択を考えてみると妥協できるでしょうか。保育料も一桁違うことだしさ。
おやつ食べない問題
「うちの子が、昨日のおやつはゼリーひとつだったって言うんですけど。」
こんなことを保護者の方から言われたと言う放課後児童クラブがあります。
「え〜!?いえいえ、昨日は菓子パンとおせんべいとゼリーの3つだったのですが、お子さんがゼリーだけしか食べなかったのです。」
子どもは細かい説明はしてくれないので、
「今日のおやつ何食べた?」
「スティックゼリー」
「え?それだけ?」
「うん、そう。」
と言う会話から誤解が生まれがちです。
親は、「十分なおやつを出してもらえていない。」と思うでしょう。
しかし「ほとんど残した。」が正解だったのです。
せっかく出したおやつなので、職員側も全部食べて欲しい気持ちですが、所詮おやつなので、好きでないものや食べたくないものを無理に食べさせるのは、嫌なのです。
昨今、「給食全部食べさせ強要問題」もありますしね。
保育園までは体が小さく、こまめにエネルギー補給しなければお腹が持たない、ということがありますが、体が大きくなってくると、腹持ちの良い給食をしっかり食べているので、間食はそんなに取らなくても大丈夫。ということもあります。
決められた時間内であれば、好きな時に食べて良いし、いらない人は申告するだけ、というスタイルの施設もあり、そうなると遊びたい盛りの小学生は、「おやついらない、その分遊びたい!」という子も多くなります。
それでも、職員側も限られた予算と衛生面の配慮などの中から、なるべく子ども達が喜ぶものを、と一生懸命考えているのです。
ほんとにほんとに、気を使ってます。
リクエストはしてもいいと思う
・季節の果物を出して欲しい
・「おやつのどら焼きが美味しかった、また食べたい!」と子どもが言っていました
・〇〇スーパーで売っている△△というお菓子に子どもがはまっています。オススメです。学童でも出してもらえると嬉しい。
こういう要望は基本的にどの児童クラブも歓迎だと思うのです。
応えてもらえるかどうかは分からないけれど、言わなきゃ検討もしてもらえないと思うのです。
困るのは、「チョコレートは出さないでください。」などの家庭の事情による要望。
無理やり食べさせているのなら問題だけれど、それを好きな子もいて、楽しみにしているかもしれないのに、出さないのは難しいなあ、と思うのです。
なので、出して欲しいものを伝えてみましょう。
子どもたちに人気のおやつ
現場の職員は子どもたちにも、意見を聞いたり、「おやつ選手権」ならぬ投票等で、子どもたちの好みを探ったりしています。
私の印象では、これまで必ず子ども人気上位に上がってきているのは
・ポテトチップス
・アイスクリーム
・グミ
です。
王道ですよね〜。
アンケートでは書かないけれど、ミニカップやスティックの小さなゼリーは、すぐ食べ終わるので、遊びたい盛りの子たちにも人気です。
ちなみに、私のイチオシおやつは、
・きらず揚げ(おからを使っていて美味しい!!イチオシ!!)
・大学芋(解凍するだけでOK!調理なしで提供可能!)
・古代米せんべい(個人的に大好きすぎる)
の3点です。
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おやつ大好き、なる子でした。