なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

フリー?どんな形でも、働いているなら学童を諦めないで!

今私は個人事業主フリーランスとして活動しています。運営状況はかなり苦しくはありますが、元の仕事のプレッシャーとかストレスを思い出すと、、、フリーでもっと頑張ろうと今の所は思っています。

 

その元のお仕事ですが、放課後系事業だったので、学童とかの入会申請書類に目を通すこともありました。最近は、全児童が登録利用できる放課後児童教室が主流になりつつあるようにも思いますが、学童もまだまだ需要が高く、定員オーバーで順番待ちということもあります。

 

今回は学童の話をしようと思います。

 

入会申請の書類を揃えるのは大変面倒な作業ではありますが、働くことと子育てを両立したいご家庭には、乗り越えてほしい難所であります。そして大変心苦しくはありますが、入会には優先順位があります。これは提出順ではなく、点数制の場合が多いです。1年生の方が基礎点数が高く、学年が上がるにつれ基礎点数は低くなります。

 

次に、働いている時間や日数によって加点・減点があったりします。

 

今回は色々な働き方の保護者の方を見てきた私が、会社勤めじゃないからって学童を諦めないためのTipをお伝えできればと思います。フリーランス個人事業主の皆様、こんなの読んでる暇ないかもしれませんが、在宅勤務も増えてきている昨今、ちょっとでも参考になればと思います。

 

ただし、私の知っている限りなので、地域や業者によって内容は異なりますので悪しからず!!

 

一番チェックが楽なのはやっぱりフルタイムの会社員

書類チェックする側として一番楽なのは、フルタイム会社勤めのご両親で、慣れた総務の方とかが勤務時間を記入して会社のハンコをポンと押したものをもらってきてくれるパターンです。

不備なく提出してくれると、すっごく助かります。学童によってフォーマットが違います。指定の用紙に記入してもらうことが多いです。

 

学童の時間設定も9〜17時・18時勤め土日休日を想定しているため、やはり、提出される書類もそのパターンが一番多いです。時短勤務でどちらかの親御さんが、ものすごく早く帰宅できちゃったりすると、場合によっては減点があるかもしれません。募集要項の点数のところをしっかり確認してみてください。1年生は優先的に入れるように通常なっていますが、あまりにも帰宅が早いと要件を満たさない場合が出てきます。

 

まれに土日出勤が想定される場合は総務にお願いして「年に2〜3回程度の土日出勤」とか備考を書いといてもらうと、突発的利用の時にも学童や保育園の運営側に理解してもらいやすいと思います。(そんなの書かなくても本当に仕事で困っていれば利用できると思うので、絶対ではありませんが。)

 

結局、一般的な会社員、、、それが加点も減点もないスタンダードなコースです。

 

チェックは難しいけれど、一緒に乗り越えたいフリーランス個人事業主

確認が一番難しいな、と感じたのがフリーランス個人事業主さんです。

会社勤めじゃないからって、保育園・学童などの行政サービスを受けられないってことはないです。ただ、不定期な活動が多かったり、勤務時間もバラけていたり、とにかく勤務状況を証明するのに指定のフォーマットがなんだか合わないよ!ということがあったりします。

 

なので、経験上、大体不備のある状態で提出されます。

 

というか、そのままだと受理されても不本意な減点をされて入会優先順位が下がってしまう可能性がある状態、と言えるかもしれません。

 

注意:住所が自宅になっている場合

私自身もそうですが、個人事業主として開業しても事業が小規模だと事務所とかも借りられないし、自宅が勤務先になります。自営業の方もそういう場合は多いと思います。

事務所とかが自宅外であれば、勤務時間の報告だけで一般的な会社員とほぼ一緒ですが、自宅内の場合、システム上、自宅勤務というだけで、少し点数が減ったりします。会社員でも在宅勤務なら同じことが言えます。

特に小学生対象の学童は、全く目が離せない時期ではないので、自宅に親がいるんだったらとりあえず帰れるよね、ということなんでしょう。そうは言っても仕事に集中したい方は困ると思うのですが、完全なお留守番ではないので、減点があるのです。

 

フリーの人は自己申告なので、自宅住所を書いて、働いている時間だけ申告すると自宅にいる扱いになります。

 

ちょっと待って!拠点は自宅でもほとんど仕事で家にいないんですけど!

 

という方!いますよね!?そうです!もったいない!

 

書類出すときに、役所とか学童とかが「ちょっと、、、このままでは、、、」みたいな雰囲気になったら、「忙しいのに!」とイラつかず、「これはどうやらアドバイスをくれるぞ」ぐらいの気持ちで、勤務状況を説明して、どうすればいいのか聞きましょう。職員は、そのまま受け取って減点したり要件満たさず却下にしたりすることもできるのです。落ち着いて聞きましょう。

 

多少面倒でも1ヶ月分くらいの勤務記録をつけておいて、しっかりその旨申告すれば、出張や打ち合わせで外出が多い場合は自宅外勤務扱いになって不本意な減点を避けることができます。

 

具体的に記録しておくと信用度が上がると思います。

 

例えば、、、カメラマン(架空)とかの場合

月:午前10〜12時 打ち合わせ 渋谷クライアント事務所 午後14〜19時 池袋スタジオ撮影

火:午後13時〜出張宿泊:京都

水:8〜15時 京都 撮影 21時帰宅

木:10~18時 自宅 編集作業

金:11~21時 目黒 打ち合わせ・野外撮影

土:10~18時 自宅 編集作業

日:休み

みたいな感じに、何時に・どこに・なんのために・が記録されていると自己申告でもかなり通りやすいのではないでしょうか。

そして、この例の場合、自宅よりも外でのお仕事が多いことがわかりますので、自宅外勤務扱いになり、正しく減点を避けることができそうです。(何度も言うけど基準は地域によって違う!)

それにしてもこのカメラマンさん休み1日しかないですね。(架空です)

 

フリーランスで毎日行く主な勤務先がある場合は、勤務先のタイムカードなどあればラッキー。そのコピーをもらうなどすることが勤務証明の添付資料として使える場合があります。

 

本当に困っている人に優先的に入ってもらうのが行政サービスなので、嘘はいけませんが、本当に子どもの保護ができなくて本当に困っている場合は、本当のことはしっかり正しく申告すれば、基準に沿った適正な順位に入ることができるので、その上でしっかり学童を利用しましょう。

 

年間通してほぼ地方遠征みたいなお父さんがいらっしゃるご家庭は、むしろ単身赴任扱いになり加点された、なんて場合もありました。(この場合は直近3ヶ月分ぐらいの勤務状況を出して、さらにヒアリングで今後の勤務予想状況も教えてもらったような…。)最初、「学童入れなかったらどうしよう!」とパニックになっていたお母様は、無事入ることができて、自分も安心して働けると、大変ほっとしていらっしゃっいました。

子どもが小学生になっていろいろできるようになってきたと言っても、ワンオペってきついですもんね〜。

 

(もしかしたらコロナとかで自宅勤務が増えて、学童の利用要件も劇的に変わったりしているかもしれません。参考程度に読んでいただければ幸いです。)

 

両親の働き方の組み合わせで変わってくることもある

両親のどちらかが超忙しくても、もう片方の親がパートタイムで早く帰宅できたり、勤務日数が少なかったりすると学童の利用要件に合わなかったり、減点が多くなったりします。

 

あと、フルタイムでも土日勤務や連勤夜勤が多く、子どもの下校時間に親がいることが多い場合も何故か勤務日数計算で減ってしまったりすることもあります。学童の開室時間は変わらないので。世の中の全ての人に本当に平等にサービスが行き届くと言うのは難しいですよね。

 

夏休みだけ利用できるかもしれない

夜勤が多かったりして、学童の時間にうまくフィットしない働き方でも、夏休みに入ると突然利用要件を満たしちゃったりすることもあります。

 

夜勤明け、早朝に帰ってきても、帰宅から6〜8時間は就寝時間=子どもを安全に保護できない時間として認められたりするのです。

 

パートタイムで14時にあがれる人も学校がある時は利用要件に当てはまらなくても長期休暇は利用できる可能性があります。

 

空きがあれば…。(日本の課題)

 

ダメもとで相談してみよう!

それでも学童ダメだった…ということもありますよね。

民間の学童は高くて手を出せなかったりしますしね。

学校に全児童対応の放課後児童教室があれば、むしろ子どもは自由に遊べてハッピーかもしれません。それだって全国どこの小学校もあるわけではないですよね。

 

学童やら放課後事業に関わっている人たちは子どもたちとご家庭のことを真剣に考えている人がとても多いと実感しました。学童の優先順位も試行錯誤した結果、国の基準、地域の基準に沿ってなんとか捻り出したもので、全てのご家庭にフィットするわけではないところに限界は感じますが、全ての子どもたちが安全に過ごしてそれぞれ成長していくことを心から願っているのです。

 

放課後子どもが安全に過ごせないかもと言う不安がある方は、学童だけでなく、行政の子育て支援課とか、子ども家庭支援センターとか、児童館の職員さんとかにも相談してみてくださいね!ダメもとで聞いてみたら、意外なアドバイスがあるかもしれませんよ。

 

私が知っている児童館職員さんとかは、一言声をかけておくと子どものことを気にかけて見てくれそうな雰囲気でした。

「携帯と鍵を持たせて児童館に遊びに行かせますが、両親とも働いていて19時まで帰宅しないので、長時間ちゃんと自分でできるかちょっと心配してます。」とか伝えておくと、「荷物の管理できてるかな〜」とか「困ってそうなことはないかな〜」みたいな、ささやかですがフォローしてくれているような安心感がありました。個人情報管理って難しいですが、信頼できそうな人だと思ったら、なんとなく家庭状況を伝えておくのもいいかもしれません。

 

もちろん職員さんの権限では、できることとできないことがあるわけです。「心配だから家まで子どもを送って欲しい」とかはできません。しかし、親が見ていないところで、子どもの友人関係や成長を見守ってくれている人がいると思えば、少し安心かな?

 

そして、子どもの力を信じて、自立成長できる環境を作っていきましょう。

 

 

あ、最後になりましたが、学童の申請時期、逃さないように気をつけてくださいね!