映画『子どもが教えてくれたこと』
「悩みごとは脇においておくか、
付き合っていくしかないの」
「C'est la vie.(それが人生よ)」
主人公は5人の子供たち。
彼らの共通点は、病気を患っているということ。
予告編見るだけで、涙が出てくる。
涙腺どうにかなってるんじゃないか。
監督のアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアンは、自分の娘を病気で亡くした経験を持っているのだそう。
この映画の中には、その事実は出てこないけれど。
きっと、アンヌと娘さんが一緒に過ごした時間は素晴らしいものだったに違いない、と思えるのです。
映画の中で少年が語ります。
「友達が死んだら、悲しみはしばらく続くけれど、それは不幸ではない。」
「幸せは自分で決めることができる」
子どもたちが、感じるがまま発した言葉は胸を打ちます。
ハクナ・マタタ どうにかなるさ
ドクターの診察や治療にまっすぐ向き合う子どもたち。
自分のことは良くわかっている。
(※この映画で監督は、告知から何年か経って“自分の病気を受け入れている子ども”を選んで撮影している。)
子どもたちの明るい笑顔が印象的な映画だけれど、
この映画の主人公たちが、生れながら天真爛漫で、常に笑顔でいるわけではない。
治療が痛くて顔をしかめることもある。
苦しい事、悲しい事、辛い事
「どうして?」って思う事
いろんな思いを経て、今日を精一杯生きている。
「ハクナ・マタタ!ハクナ・マタタ!」
自分で治療機器を調整しながら、笑顔で歌う。
「意味は、“どうにかなるさ”だよ。」
と、同じく入院している親友に言う。
お気付きですか?
そう、このブログのテーマ。
「まあ、なんとかなるさ!」
この映画は、生きる力や喜びを思い出させてくれるはず。