英語がちょっとできるからって通訳や翻訳を仕事にできる訳ではありません。
もし、英語がネイティブレベルだとしても誰にでもできる仕事ではないのです。
通訳・翻訳は専門の訓練が必要だったりします。
まあ、ちょっと考えればわかることではありますが、2つの異なる言語に精通し、変換していくのですからかなり高い言語力が必要なのです。特に同時通訳はその場で双方に伝えなければいけないのですから、どれだけ高いスキルが求められているか銅像できるでしょう。
さらにもう一つ大事なスキルがあります。
日常会話の簡単な通訳であれば気軽にできるかもしれませんが、通訳が欲しいと思う場所は日常会話ではないことが多いのではないでしょうか。
スポーツ選手の通訳、科学者の通訳、企業間のビジネスの通訳…などなど。
そこで通訳の人たちには事前のリサーチが必要となるのです。専門的な内容に対応すべく、専門用語の勉強をしてから本番があるのです。なので、特に得意な分野を持っている通訳も少なくありません。
…と、偉そうなことを書いてみましたが、以上は企業で通訳として仕事をしている友人から聞いた話を元にしています。
なるこは一応ヒップな国際都市、ロンドンに留学していたはずなのですが、英語が苦手で、できることならあらゆる場面で外注したいぐらいです。TOIECの点数とか、留学仲間の中で一番低いです。
しかし、アートの世界に戻ると決意したからには英語は避けられません。もう一度勉強していくことになりそうです。恐ろしいことですが、アート業界はびっくりするほど英語ができる人が多いのです。グローバルであることがデフォルトです。経歴書は日英文で書きます。作品のステートメントもバイリンガルで書けた方がいいです。通常展覧会ではバイリンガル表記が当たり前。作品展の図録なんかを買ったことがあれば気づいているかもしれませんが、発行するものは日英文で書くのが基本なのです。今滞在しているレジデンススタジオにも海外から来ているアーティストが何人かいます。そういうアーティストと平気で英語で喋っている日本人アーティストたちがゴロゴロいます。ここは本当に日本なのか。
超地域社会にある放課後施設の前職と状況が違いすぎる。
約10年ぶりに英語を使う環境にはっきり言って焦っています。
本当にダメダメ英語でコンプレックスがあるのに、「今度アーティストトークの通訳やってくれない?」と頼まれ、「はい、頑張ります。」と答えてしまいました。
ヤバい。
ほぼ内輪のイベントとは言え、同時通訳とか、スキル的には完全に実力不十分。とりあえず、アーティストさんの作品説明を英文で出してもらって下準備をすることにしました。さらにアーティストトーク本番までに、どんなことを話すのかしつこく聞くしかありません。
何事もチャレンジの1年にする!苦手な英語にも再チャレンジ!
アーティストさんの作品のコンセプトなど、皆さんに伝わるよう頑張ります。