スイスの使用言語
スイスの言語圏は大きく分けて3つあります。
東部のドイツ語、西部のフランス語、南部のイタリア語です。
ベルン、チューリッヒ、ルツェルンなど比較的主要な街をご紹介しましたが、これらはドイツ語圏に入ります。
ドイツ語と言ってもスイス独自のドイツ語進化があったようで、現地の人はスイスドイツ語という表現をしていました。ドイツ人には何を喋っているのかわからないとも聞きます。同じようなことはオーストリアのウィーンに行ったときにも聞いたことがあります。ウィーンも一応ドイツ語ですが、標準ドイツ語ではないそうです。
そんな環境もあってか、スイス人は基本的に多言語スピーカーです。ドイツ語、フランス語、英語の3カ国語は基本マスターしている人が多いです。
若干得意不得意はありそうですが、日本人の私からすると「それだけ話せたら困らないだろうな〜」と思うくらい皆流暢です。
ドイツ語もフランス語もさっぱりの私は、通訳してもらわないとわからないことも多いですが、基本的にほとんどの人は英語ができるので、誰かが通訳してくれます。スイスは平和で気持ちにも余裕がある人が多いようで、みな優しいので、ほったらかしにされることも少ないです。ありがとう!
さて、私の滞在エリアがドイツ語圏ということもあり、ドイツ語エリアの街から巡ってましたが、ついにフランス語エリアに入ってきましたよ!今回の訪問先はローザンヌです!
思わず「テレプシコーラ!山岸涼子!」と叫んでしまう。あのローザンヌ。
|
しかし、期待させて申し訳ないのだけど、なる子がバレエから縁遠い存在のため、この旅はバレエ要素皆無です。
ローザンヌ中央駅ほぼ直結、プラットフォーム10
その名の通り、鉄道線路の名残がある再開発エリアです。駅から出て線路沿いに歩くと到着します。工事が終わってないので入り口がよくわからず遠回りしてしまいましたが、駅近で便利な立地です。
左手に見えるのが州立美術館。正面に見えるのが、まだ工事中のエリゼ写真美術館だと思います。2022年秋にオープン予定と書いてありました。
こちらは美術館の入り口。現代建築好きの人はぜひ訪れてほしい場所です。
中に入ると立派な窓と階段があるホールが!
このアーチは鉄道の駅舎を創造もさせますし、宮殿のようでもあります。
階段の上からアート作品を見るとこんな感じ。
常設展、企画展が開催されていました。
線路沿いに建っている立地もあって、美術館の窓からの景色がこれ!!
合成なの?って思っちゃう。
線路の向こうにレマン湖。そして山々が霞むように見えます。頂にはまだ雪が残っていることもよくわかります。
プラット10は、これからローザンヌの名所エリアになりそうな、予感のする場所でした!
ウーシー
ウーシーはローザンヌの港。ヨットやボートがたくさん並んでいます。ここへは、中央駅から地下鉄が便利。地下鉄と言ってもすぐに地上に出ます。終点Oaushy(ウーシー)で降りたらすぐに湖のある港が見えます。
レマン湖、風光明媚が止まらない。
いつまでもいられる…。
美術館の後、お腹が空きすぎて、駅のベンチでサンドウィッチを食べてしまいましたが、ここまで我慢すれば良かったと激しく後悔。さぞ美味しく感じただろうに。。。
ローザンヌ大聖堂
バラ窓がある大聖堂。ノートルダムを思い出します。
ステンドグラスを見てたらスイス人の日焼けしたおじさんに話しかけられました。
「ローザンヌのワインは名物だよ!飲みに行かない?」と誘われて、一瞬ワイン奢ってくれるという言葉にぐらつきましたが、お断りしました。
ドイツ語側では声をかけられることなんかなかったので、さすがフランス語圏、ラテン系だなと実感。
高台にあるので、大聖堂の前は景色が良いですよ。
有料ですが、教会の塔に登ることもできます。
ただローザンヌは本当に高低差のある街で、もうすでにたくさん階段や坂に苦しめられて、もうさすがに無理でした。
横にある歴史博物館は、建物の中が古いまま残っている箇所がたくさんあって、意外に楽しかったです。雨で散策が大変な時とかは立ち寄ってもいいと思います。有料です。
仕掛け時計
街の広場に仕掛け時計がありました。なかなかかわいいので、0分狙って見るのもいいと思います。パリュ広場です。写真は見終わった後。。。(おいおい)
フランスっぽい建物がやはり多い街並みです。
そんなこんなで散策しながら駅に戻ってきました。
ローザンヌは結構大きな街で、近隣の地域から若者も集まって買い物に来ているような場所でした。ドイツ語エリアに比べると、ファッションも多様で主張のあるものが多かったように思います。へそだし系の女の子が多くて、ラテンを感じました。