ブラタモリ見るとお散歩行きたくなりますよね。
白金と言えば、庭園美術館。朝香宮夫妻が贅の限りを尽くして建てたアール・デコ建築がいかに現在まで守られてきたかという話をブラタモリでしていました。
GHQにペンキ塗られた建築物が多数あるそうで、その話を聞くと祖母を思い出します。古いものを捨てて段ボールを集めていたそうです。「新しいものは良いものだ」と思い込んでいたのですね。GHQの影響で…とは言いませんが、アメリカから来たGHQはペンキを新しくて素晴らしい素材だと思い込んでいたのでしょう。
そんなマニアックな話が出てくるブラタモリを見て、友人が「白金に行きたい」と言い出しました。類は友を呼ぶ、です。
早速予定を調整しましたが、庭園美術館はあいにくの休館日。
まあ、庭園美術館は二人とも行ったことがある場所ですから、よいのです。今回のメインは都会に広がる原生林のような森、自然教育園です。
なんとなく横にあるのは知っていたけれど、どういう場所なのか全く知りませんでした!ブラタモリって素晴らしい番組。記憶がフレッシュなうちに行ってきます!
入園料310円。
18歳未満、65歳以上は無料。平日ということもあって高齢者率高し!
天然記念物ですから、虫かごとか持って入ろうとすると止められるそうです。
返却式のピンクのリボンバッヂをつけて入園です。
入った瞬間、都会の喧騒が消える!!
木漏れ日最高!
紫陽花が満開。
青いもみじがステンドグラスのよう!
そう、この場所は、江戸時代松平藩の武家屋敷があった場所なのです。
太い松の木、「大蛇の松」鱗がびっしり!
そして天に昇るようなこの高さ!す、すごい!
小さな花々も名前の札があって、楽しめます。「トラノオ」
こちらの松はブラタモリで取り上げあられていたもの。
武家屋敷では盆栽のように枝ぶりを曲げられていたのが、解放されて曲がった先からはぐんぐん空に向かってまっすぐ伸び、今のような姿になったそう。
とにかく巨木の連続。
「白金」の由来、銀(しろかね)で大儲けした室町時代の豪族がここに住んでいたことからそう呼ばれているそうです。白金長者というらしい。
豪族が積んだ土塁の跡が残っている…!
ブラタモリ振り返り。品川につながらなかった丁字路。
プラチナ通り
プラチナ通りを北側へ抜けたら、ここからはブラタモリを離れて、独自できになる所をチェック。有栖川宮記念公園を目指します。
豊沢貝塚
遺跡感はない。どう見ても幼稚園なのです。
都営広尾5丁目アパート
レタリングがいいよね。
来ました!有栖川宮記念公園です。麻布台地の高低差を生かした美しい庭園。
ここは南部藩の下屋敷があった所。武家屋敷だらけですね。後に有栖川宮威仁親王の御用地となるわけです。
自然教育園は野性味が溢れていましたが、ここは手入れがされていてお庭が綺麗。
滝もある。
渓流。
小径も石畳。
ここは無料の公園で時間的にも放課後の子どもたちがたくさん来ていました。
白人率高し!大使館領事館が多いエリアだからでしょうか。
自然教育園と違って釣りをしてたり、虫あみ持ったり…。利用案内にはダメと書いていますが、抑止力がないんだよね。
見て楽しむだけにしましょう。
階段を昇っていくと遊具エリアもあります。
よく歩きました。緑が恋しくなったらまた来よう!