何を隠そう、なる子の生まれは太陽の塔のお膝元なのであーる。
よちよち歩きでピクニックした万博公園。
母が子どもの頃、OSAKA EXPO ’70が開催され、子どもは夜無料で入れたとかで、通いつめたと聞いています。
母の妹は迷子になり、場内の迷子センターで、テレビ電話を使ったのが印象深いそうです。
母から譲り受けたバッジコレクションは、ほぼ万博のパビリオンバッジ。壮観でございます。
お母さん…貴重なコレクションをありがとう!
(あ、母はまだ生きています。)
1990年開催の花の万博も懐かしい。
可愛いゆるキャラ、花ずきんちゃんを思い出します。
入場チケットも持っていたはずですが、見当たりませんでした。
捨ててしまったのかもしれません。
テレホンカードみたいな入場券で、最先端な感じがしました。
(花ずきんちゃん、かわいい)
さて、今回は太陽の塔を愛して止まない友人に案内してもらった太陽の塔の姿を、色々な角度から紹介していきたいと思います。
お出かけの参考になれば嬉しいです!
太陽の塔 昼
皆さまご存知、太陽の塔です。
金色の顔は「未来」
中心にある顔は「現在」を表していると言います。
そう、「過去」はどこにあるかというと…
ここだ!!
写真などでよく見る正面からのイメージが強いので、裏側にある黒い太陽の姿は意外な姿。何か強烈なものを感じます。
ちなみに訪問は5月末。
万博公園はバラまつり。芳醇な香りに包まれます。お出かけにオススメ。
万博記念公園はとても広いのですが、緑に囲まれ気持ちの良いところです。
5月末はカモミールが咲き乱れていました。
この丘のカモミールは誰かが持ち込んだものが、自然に増えて、この景観になったそうです。
すごい!もはやカモミール畑ですね。
太陽の塔 夜
バラの季節の万博公園では、蛍まつりも開催しています。夜間日本庭園のライトアップと蛍が一緒に楽しめます。
もちろん、ライトアップされた太陽の塔も!目が光ってる!
真下からもどうぞ。
夜に見るとまた違った印象ですね。
最近観覧車もできたはず。本当に1日中遊べる場所です。
太陽の塔の中
太陽の塔の内部が、今年から再公開されることとなり、万博ファン、岡本太郎ファン、太陽の塔ファンが押し寄せているようです。先行予約期間が終わり、今は一般予約。
平日なんかは空きも多いようなので、チャンスですよ!
https://reserve.taiyounotou-expo70.jp/reservation.php
なる子の生まれは万博記念公園のすぐ近くなのですが、遠く東の都にお引越ししてしまったので、なかなか訪問するチャンスがありません。
そこで、東京・南青山にある岡本太郎記念館に行ってきました。
地下展示の様子
再公開に合わせて復元されたという地下の太陽。
それにしても縮小模型とは思えないクオリティ。
こんなに近づいて撮ってるのに、本物みたい。
ジオラマ模型
エスカレーターで登れる仕組みなんですね!
小さい美術館ですが、楽しい!
岡本太郎記念館のお庭はこんな感じ。
よく見ると太郎さんが!!
亡霊みたいで怖い…!!!(笑)
川崎市の岡本太郎美術館も、緑に囲まれ気持ちの良いところにあります。
太陽の塔関連書籍
太陽の塔関連の書籍は色々出ているのです。表紙がカッコいいですね。
しかし、こちらの本は開いたこともないので、詳細をお伝えすることができません。
そこで、私が読んだことがある2冊をご紹介します。
小説です。くだらない青春の日々。ユーモラスな文体が大好きな作家さんです。森見さんの初期作品ですが、世界観がすでに出来上がっています。
岡本太郎さんの「沖縄文化論」
パリ大学・ソルボンヌではオセアニアを専修し、縄文など、プリミティブなものに影響を受けた岡本太郎さんが見た沖縄の姿です。
女性のシャーマンのみが立ち入ることを許可された神聖な場所があったり、日本ではほぼ消えてしまった土着信仰が残る地、沖縄。
まだ米軍占領下、返還前の沖縄を岡本太郎さんは訪れています。
この本には、神・信仰・シャーマニズム、岡本太郎作品を解釈する時にもキーとなるものが詰まっているような気がします。
三島由紀夫、川端康成も絶賛。忘れられた日本、という副題がついていますが、もはや、忘れられた沖縄。もう見られなくなってしまった本当の沖縄の文化がこの1冊に残されています。太郎ファン必読書です!
最後に
世代を超え、人々を熱狂させる大阪万博とは一体なんなのか。
どうせやるならしっかり頑張ってもらいたいものです。
大阪市内でやるか市外でやるかで、争いになった70年の万博から約50年。ほぼ大阪府が横取りしたようなものだったと聞いたことがあります。
しかし、今回は大阪市内での開催。大阪市大阪府の確執もこれで和解でしょうか。よかったね、大阪市。オリンピック招致も負けて、ある意味温存していた場所がやっと役に立ちそうで、よかったよかった。
おめでとう!