今週のお題「海」
海に行く作戦がイマイチだったので、本物の海はあきらめてアニメーションで観ることにしました。
別にひとり映画が好きなわけではないけれど
思いつきで行きたくなるから仕方なくひとりで見に行きました。
駅前のパブでビール飲んで、コーヒー買ってレイトショー開始まで時間を潰す。
実はパブにひとりで行くのも初めてだし、レイトショーにひとりで行くのも初めて。ちょっとだけ、オトナな楽しみ方をしてるような気がするけど、ひとりはやっぱり少し寂しいなぁ。
噂によるとお目当の映画「怪獣の子供」は賛否両論らしい。
大した感想など言えない私も、感想を述べたいと思います!
これから観ようと思っていらっしゃる方は参考にしてもしなくても大丈夫ですよ。
漫画の原作は読んでないのですが内容は「風の谷のナウシカ」と「火の鳥」を想起させられました。
「自分の体は宇宙と一つなのかもしれない」ってところが火の鳥っぽいし、「体が作り変えられている」とか言い出すあたりが「ナウシカ」っぽい。
映画としては、命と宇宙、星についての哲学を映像化させようという試みのように感じました。
宇宙について、命について、人によって感じ方は違うかもしれないけれど、海に放り込まれた時の恐怖とか、まるで宇宙空間に投げ出されるようなイメージで描かれていて、ドキドキします。
ひとつの星が突然死んで新しい星が生まれるような描写は、未だ解明されていない宇宙の秘密を捉えようとしているように思いました。
とても幻想的とも言えるし、とてもリアルだとも思えるのです。
ストーリーというものがどれだけ重要であったのかは謎。
描きたかったのは「目には見えない、まだ人類が知らないこと。」であって、主人公の家族関係とかはついでっぽい。
全体の感想としては、命の始まりを表現したような映像は抽象画のようでとても美しいです。セリフは難しいので字幕が欲しいです。(もしくは原作を読もう)
映像はすごかったけど酔いました。船酔いに近い。
そして水族館に行きたくなります。
舞台になっているのは新江ノ島水族館。
クジラを見たくなります。
「たくさんのふしぎ」最新号、2019年8月号は「クジラの家族」です。
www.museum.city.katsushika.lg.jp
葛飾区郷土と天文の博物館のプラネタリウムはプログラムが充実していて、肉声解説で評判の高く、都内一との呼び声も高い場所です。
私は暗いところに弱く、映画は大丈夫なんだけど、プラネタリウムやスライドショーはいつも眠くなってしまうので、行きたいけれど行くと寝てしまって自己嫌悪に陥るので、しばらく行っていません。
でも、おすすめなのです。
お子さん向けの映画ではないように思いましたが、アニメーションの映像美を楽しみたい方にはおすすめです。
劇中に出てくるふしぎな楽器はアイヌの伝統楽器「ムックリ」です。
youtubeで検索すると演奏の様子が出てきます。
「ゴールデンカムイ」が大英博物館の「マンガ展」のメインビジュアルになったりと、アイヌ文化もにわかにブームの兆しですね〜。