家の近くにあったらいいな、と思うもののナンバー1がほどよい緑と遊歩道、だと思う。友人からのお誘いで、二子玉方面へ行かないか、と言う。多摩川もいいかもしれないけれど、どうせなら渓谷へ行きたいと私は答える。
来ました。等々力渓谷です。
東京に来て、一番はじめに覚えた難読地名かもしれません。
等々力(とどろき)!
強そう。
23区唯一の渓谷という宣伝文句で、都民の癒しの場となっています。
延長約1km。緑豊かな渓谷遊歩道があります。
連日の雨でびしょびしょだけど、舗装されているのでまだ安心感があります。
結構急な階段なので、足元には気をつけて。
なんということでしょう。
都内の住宅地にいきなりのジュラシックパーク感。
なんにせよ、梅雨がなかなか明けなくて、連日の雨だし、止んでも曇り。晴れていればもっと気持ちがいいんだろうな、と思いますが、それでも緑が目に優しく癒されます。
写真では分かりにくいですが、水は透き通っていてまあまあ綺麗そうでした。
お散歩している人や、何かのフィールドワークなのか、地層の資料を持ちながらツアーする団体もいました。ブラタモリみたい。
日本庭園もありますが、東京の庭園って無骨な感じだよね。
赤い粘土みたいなところとグレーっぽい石みたいなところが見える。地層は詳しくないけれど、東京でこれだけむき出しのところはあまりないのではないでしょうか。
湧水があるようで、これもそうなのかな。
1kmなので、すぐに端の方までたどり着いてしまいます。ここは平安時代に創建された等々力不動尊の不動の滝。滝と呼ぶには水量が可愛らしい感じがしますが。
よく見ると龍の口から水が落ちています。飛び石があるということは…。
まさか、滝行かな?笑
なんか東京じゃないみたいですよ。
結構綺麗なお茶屋もあって、池の鯉も可愛い。
お不動さんの本堂は渓谷から高台に上ったところにあります。本堂の写真撮り忘れました。外国人観光客も多いようで、4ヶ国語の翻訳が入ったおみくじが置いてありました。
展望台もあります。
谷をずど〜んと眺めることができます。
不動尊を出たところには御岳山古墳。
ブラタモリで言ってたけど、高台で見晴らしが良くて地盤がしっかりしている土地(国分寺崖線!)は、昔から豪族が好んで住んでいたのだろう、と。
そういうところにお墓をたくさん作ったんですね〜。
初の等々力渓谷散策でした。
東急大井町線「等々力」駅から徒歩3分。
居心地の良さそうな住宅街だったよ。いいな〜。