ANIMAL RUMMY
カードの紹介
ご紹介するのは、なんとも言えないコミカルな動物のイラストがかわいい、「アニマル・ラミー」です。イギリス・スコットランドの第2の都市、Glasgowのがらくた屋さんで見つけました。
4種類の動物×9枚=36枚セットです。
かわいい。
ルール
ラミーはカードゲームの一つで、トランプを使ってプレイすることが多いのですが、このような、ラミー専用のカードや、ラミィキューブという麻雀の牌のようなタイプもあります。
今回はこのカードについていたルールを見てみます。
①シャッフルしてディーラーがプレイヤーに7枚ずつ配る。
②ディーラーは、残りの札の1番上の一枚を真ん中に置く。これが捨て札の山となる。
③プレーヤーは、同じ数字3枚か、連番3枚のカードのグループを作り、出すことができる。
④最初のプレーヤーが伏せたカードの山から、一枚取ります。不要なカードを一枚捨てます。
⑤次のプレーヤーは捨て札の山か、伏せたカードの山か、どちらの山からでも一番上のカードを一枚取ることができます。
⑦手持ちのカードがなくなったプレーヤーが出たら終了。
⑧数ラウンド、続けてプレイする場合は、残りのプレーヤーが残りのカードの枚数を数え、それをスコアとします。
⑨最終的に終了した時に、スコアが少なかったプレーヤーの勝ちです。
実際にプレイしてみたよ
やってみるのが一番わかりやすいですね。
独身なる子、夜中にカードゲームwithゆかいな仲間たち。
プレーヤー1:恐竜くん
何の恐竜がモチーフになっているのかわからない、虚ろな目つきに悲哀を感じる恐竜くん。包帯でも巻いてるのか、とツッコミたくなるような不自由そうな手足。
頑張れ恐竜くん!
プレーヤー2:自転車おじさん
そう言えば、ロンドンの街中をこういうレトロな自転車で駆け抜けるおじさんを何度か目撃したことがあったなぁ。シルクハットで表情が見えにくい。なかなかのポーカーフェイス。
検討を祈る!
7枚ずつカードを配ります。
ディーラーの札から1番上のカードを1枚表に向けて、真ん中に捨て札の山を作ります。
恐竜くんの持ち札はこちら。
ふーむ。すでに「1.2.3」のグループは出来上がっているけれど、「2」が2枚あるし、様子見かな。
1枚引いて、1枚捨てます。
これで「3.4.5」のグループの可能性も。
今度は自転車おじさんのターン。
惜しいけど、1つもグループがありません。
捨て札の山にあるのは恐竜くんの捨てた「9」なので、伏せたカードの山に賭けます。
「5」をゲット!「8」を捨てます。
これで、グループができそうですね!
恐竜くんがカードを引きます。
これで、「123」「567」が揃ったので、あとは「3」待ちの作戦。
自転車おじさんも、「567」を出しました。手持ちのカードは、「1」か「2」か「4」か「5」が出れば、3組目のグループを作れます。
恐竜くんのターン、引いたのは「8」。う〜ん、揃わんな〜。
一方、自転車おじさん、「2」を引いたので、「123」も確定です。
「1」を捨てて、「4」待ちです。
なんと、その直後、恐竜くんが、待っていた「3」を引きました!!
「123」「234」「567」の3つの連番グループを作って勝利です!
恐竜くん「がおー!!(勝ったぞ〜!)」
喜びの雄叫びです。
自転車おじさんは2枚残っていたので、自転車おじさん「2」、恐竜くん「0」を1ラウンド目のスコアとして、2ラウンド目を行うことができます。
合計スコアの低いほうが勝ち。
アレンジルール
アニマル・ラミーの説明書には書いていませんでしたが、連番を作る時に、同じ絵柄でないとだめ、とか、ルールをアレンジして遊ぶこともできます。
ちょっと難易度高くなりますね。
トランプのラミーは、同じマークでないとだめみたいなので、アニマル・ラミーは小さな子供も遊びやすいよう、1から9の数字で、簡単なルールにしておいたのでしょう。
もっとラミーを本格的に楽しみたいならこれ!
ラミーに特化した本格ボードゲームが、これ。
Rummikub(ラミィキューブ)
1930年代、イスラエル生まれの超ヒット作です。
もうすでに誰かが出した組み合わせに自分のタイルを繋げていくことも可能。
ここが大きな違いです。
タイルの数はトランプ2セットと考えてよし。(ただしジョーカーは2枚)
タイルの数がたくさんあるし、トランプよりもコンパクトの場所でできるのがいいですね。なんとなくドンジャラみたいですが、付属の台はなく、どんなテーブルでもすぐに遊べます。
頭を使うゲームですが、ハマると面白い!
小学校3年生くらいになると、こういう難しいゲームがとても楽しくなってきます。
高学年の子達も大好きです。
これ、とってもオススメなゲームなのです。