クリスマスいかがお過ごしですか?
スーパーに行ったら、試食祭りで、食べて回っただけでお腹いっぱいになってしまったクリスマス・イブでした。なる子です。
さて、夏に「怖い話は、怖がる子のために自粛傾向にある。」という話を書きました。
子育て系の現場での話です。
今日は、「クリスマス会」が生存危機に瀕している話をしたいと思います。
近年、子育て系の現場では、(保育園とか、学童とか)「クリスマス会」という言葉を使わなくなってきている傾向にあります。
児童館とかでも、やってることは明らかにクリスマス会なのに、「クリスマス」という言葉を使わないで行っていることが多いのです。
理由は「宗教に配慮する」
グローバルな世の中、「クリスマス」は特定の宗教色が強いので、その他の宗教の家庭の子どもたちが不快な思いや疎外感を感じないように、という配慮なのです。
なぜそうなるのか。
もう現場は混乱状態。
そろそろ、「明けましておめでとうございます。」も言えない状況になるのではないかと危惧しています。
(ロンドン・ハイドパーク、クリスマス前にはクリスマスマーケットや移動遊園地が各地の公園に現れる)
日本のクリスマスは西洋のクリスマスとは別物
イギリスのクリスマスの朝はとても静かで穏やかです。
いつもの喧騒は消え、ただただ、ツンと冷たく鼻を抜ける空気を感じ、昨日よりも明るい朝陽を浴びる。
イギリスの公園の芝生は1年中青いので、公園の散歩も目に優しく気持ちがいい。
クリスマスの朝は、みんな笑顔で、すれ違うと「メリークリスマス!」と声を掛け合う。相手の人種とか、そんなことは気にしていない様子。
ただただ、「おめでとう!」と、クリスマスの朝を迎えた喜びを伝え合う。
イギリスでクリスマスを過ごして、日本のお正月を思い出した。
イブのミサは、除夜の鐘。クリスマスの礼拝は、初詣、みたいだな。
美しく張り詰めたお正月独特の空気は、清々しく、おめでたい気持ちになる。クリスマスも似ているな。
日本人で、クリスチャンでもないし、「メリークリスマス」は自分のものでは無いような気持ちで長年いたけれど、素直に「おめでとう」と言えばいいんだ、と思えるようになってきた。
「おめでとう!」と思っている人が、「メリークリスマス!」と言えば、「メリークリスマス!」と応えてあげればいいのです。
日本のクリスマスは、エンターテイメントとして定着しているけれど、それはそれでいいと思う。
楽しそうなことを真似して、独自に進化させるなんてさすが日本。
この調子だと、チャイニーズニューイヤーも、もっと楽しい雰囲気になってくるはず。
もともと日本も旧正月をお祝いしていたのにね。
日本のクリスマスは西洋のものとは別物。
いちごのケーキ食べて、チキン食べて、サンタさんがプレゼント持ってきてくれる。
クリスマスは子どもたちのものだ、と言い切っていいと思う。
ちょっと色々、大人の事情で、「クリスマス会」と文面にするのが難しいとしても、「年末お楽しみ会」にはきっと、ビンゴゲームがあるし、サンタさんもやってくるのだと思う。ケーキやお菓子を食べて楽しく過ごすのです。
配慮配慮で息苦しいような気もするけれど、名称さえ変えれば特に問題無いというのであれば、子どもたちの笑顔のために、大人は来年も頑張るのですよ。
メリークリスマス!