私には、まだまだ何言ってんのかわかんない甥っ子がいます。
ちびっこって、行動が宇宙人ですよね。特に男の子はわんぱくな子も多いし、大変。先日、デパートに母が孫を連れてお出かけした時の話です。
たくさん人がいるデパート内で、突然大声を出した孫。漫画には「あ〜!」と書きましたが、多分、小さい子特有の「きゃー!!」みたいな金切り声に近い叫び声だったのだと思います。俗に言う、子どもの奇声です。「うるさいから、やめなさい!」と即座に強く叱ってしまいたい気持ちを抑えて、母は聞きました。
「どうして大きな声を出したの?」
「どうして大きな声出したの?」
「出したかったから。」
「どうして出したくなったの?」
「大きな声出せるから。」
理由を聞いたところで、「はぁ?」って感じなんですけど、気持ちに寄り添ってあげることはとても有効です。さらにしっかりダメな理由を伝えてあげたことで、子ども本人を否定することなく、マナーを教えてあげることができたようです。母、頑張ったね。すごいよ。
プロはどうしてる?
保育士さんは、なるべく否定的な言葉を使わないことを日常的に心がけているので、「大声出さない」→「静かにしましょう」と置き換えの言葉を選ぶのも上手です。
遠足の時に、「電車の中では静かにします。先生と一緒に手すりにつかまって立ちます。」と乗る前に声をかけてあげたりすることで、「静かにしなさーい!走りません!!」と叱る無駄を事前に防いでいます。テクニックだなぁ。
保育園の中ってなかなか一般の人が見ることないですけれど、お散歩の様子は時々見ますよね。手を繋いで、道の端に並んで、お行儀よく歩いているちびっこ集団を見ると、感心します。なんてことない風景にプロの技が詰まっているのです。
理由はそれぞれ違う
それにしても子どもって大きい声出すこと多いですよね。なぜ?
大きい声の理由も子どもや状況によってそれぞれです。
・〇〇して!
・〇〇したい!
・助けて!
・見て!
・楽しい!
まず、「どうしたの?」って声をかけてあげるといいですね。