なる子とマーナル☆

なる子とマーナル☆によるアート・旅行・子育て(独身子なし)ブログ

アーティスト飯がヤバすぎる件

狂った新生活、アーティストへの道

朝から晩まで制作する生活はたしかにちょっと狂っている。

 

私が今制作しているスタジオは若いアーティストもいるけれど、アラフォー以上のアーティストが意外に多い。

そこそこの年齢までアーティストを辞めなかった人たちの働き方(制作ペース)は常軌を逸している。

 

はっきり言って、美大芸大卒業したってアーティストになれるわけではなく、だいたいみんな貧乏で辞めていく。

親が非常に裕福で、支援を受けながら活動できる人もいるけれど、ほとんどの人が金銭的限界と精神的限界を感じてやめる、もしくは趣味程度に収まるのが現実。

 

スタジオに集まっている大人の人たちは、どんな逆境にも耐えてアーティストとして生きる道を選んだ人たち。ほとんどの人がアルバイトもしながら制作していて、中にはフルタイムで会社員をしながら夜と土日は制作していて、一年中疲労でふらふらという人もいる。

 

なる子もロンドンから帰国した頃には、生活が立ち行かなくなり、フルタイムで働く道を選びました。ブラック企業に当たってしまったり、転職先も都内で生活するには薄給だったり、責任も重かったり職場が小旅行並みに遠かったりと両立するのは厳しい状況。このままアーティストの筆を折るのかと、苦しい気持ちでいたけれど、どれだけ悩んで苦しんでいても、毎月最低限のお金が入ってくる事実は、生活の土台になり、心の安定をもたらした。

 

それを捨てても、アートの道に戻りたい、と決意し正社員の仕事を辞めて無職になるのだから、一般的には狂ってると思う。

 

今、スタジオで制作していると、アーティストを続けられる条件がお金だけではない、と言うことがはっきりと言える。 

 

朝ごはんを食べる時間も惜しいと電車に飛び乗り、スタジオに到着するなり作業に取り掛かり、気がついたらげっそり。なんていうアーティストは一人や二人ではない。

 

そして、お金がないからなのか、時間が惜しいのか、アーティストのスタジオご飯のクオリティがひどい。お金の余裕がありそうな人でもひどいので、多分後者(時間が惜しい)なんだと思う。

何に取り憑かれてそうなるのか、自分でもわからないけれどもアートは魔物である。

 

ミニキッチンがあるので、簡単なものは作れるし、外に行けばそれなりに食べる場所もあるのだけれど、ほとんどのアーティスト飯が、カップラーメンや、サトウのごはん、混ぜるだけのパスタソース、など、炭水化物中心の健康ブームに真っ向から対峙するようなメニュー。

 

先日は、私も含めて3人がサトウのごはんだった。そのまま、茶碗とかに入れ替えることなく、カレーをかけたり、唐揚げを載せたりして食べていた。

 

室内にこもって絵を描いたりしているだけだから、お気楽なものと思われがちだけど、

「制作って頭使うせいか、すごくエネルギー必要だよね。特に糖分、コメ系の。」

というのが、サトウのごはんかぶり3人の総意である。

 

フルタイムで会社員をしながら制作しているという女性アーティストは、とても丁寧な作品を作る人で、デスクの上はいつも綺麗に整頓されている。

しかし、その整った机の上に並んだ制作道具の中に、とんがりコーンがそびえ立ち、カレド・ショコラが鎮座している。 

 

近くのスーパーのお弁当が8時半になると半額になるそうだ、と言う情報が入ってきた。果たして8時半まで待てるのか、と問われると、多分私は待てない。その噂を回してきた本人だって、昼夜用のつもりで買った2食分のカツ丼を午後4時に全部食べて、1日1食だったことがある人だ。それは1日1食なのか、2食なのか、もう誰にもわからない。

 

こつこつ作り続けなければ終わりはないから、サボったら負け!

見えない何かと戦いながら、食生活がどんどん歪んでくる。

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自己管理をどこまでできるか

制作する時間をできるだけ長く取りたい、と思うと「簡単・早い」が最重要となってくる。買いに行ったり、食べに行ったりすると結構時間がかかるから、朝ごはんを食べながら、お弁当を作って出ることもある。

 

しかし、今日の私は、何かダメなものを食べてしまったらしく、ほぼ1日トイレの住人となってしまった。自分で作ったものでお腹を壊しているのだから、しょうがない。

 

そしてこうなると制作どころではないのである。

 

お腹の弱さに屈した1日だった。

 

ちょうど、勢いよく制作を始めて1週間経ったところだったから、少し休ませろという合図だったのかもしれない。

 

周りのアーティスト飯に惑わされてはいけない。

 

皆さんもどうか、自分に合った自己管理を!