なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

「豪華列車で行く!」スイスのパノラマ広がるゴールデンパス・クラシック!

ゴールデンパスライン

「車窓の旅するのにオススメの路線ありますか?」

スイス人の助けを借りて、鉄道のインフォメーションにアドバイスを求めに行きました。

 

「ゴールデンパスどうかしら」

 

ゴールデンパスとは3つの鉄道会社の路線をつなげた絶景路線の呼称。

ルツェルン〜インターラーケン(Zb)

インタラーケン〜ツヴァイジンメン(BSL)

ツヴァイジンメン〜モントルー(MOB)

特にMOB社が運行するツヴァイジンメン〜モントルー間はパノラマカーや豪華車両列車が走ることで、電車は移動手段ではなく、電車に乗ることが目的になる鉄道インフォメーションデスクもオススメの路線とのこと。

スイスパスの地図にもちょっとゴールデンぽい茶色が入って強調されています。

 

 

スイスパス

スイスの鉄道の旅といえば、スイストラベルパスが有名です。いろんなタイプがあるのですが、例えば、3日間2等車乗り放題232スイスフランミュージアムパスとしても使用可能)

観光を目的として短期間滞在であれば絶対持っておきたいチケットです。

8日間、15日間などあり、連続する日程か、好きな日を選べるフレックスもあります。

 

一部を除いてほとんどの電車・バス・船に乗ることができます。毎回チケットを買う手間を省くことができるのもいいですよね。

 

今回の私の場合、約3ヶ月間受入れ先があり、滞在先は固定。住所を持つことができました。

そのため、スイスの市民と同じようにチケットを買うことができました。

それが、「1-Month GA Travelcard 2nd class」(420CHF)です。これは、なんと1ヶ月スイスのほとんどの交通機関2等車乗り放題!長期滞在者にはオススメです。

ただし、ミュージアムパスの機能はありません。ちなみに私はミュージアムパスは単体で持っているので、この点も問題なし。スーパーマリオ状態です!

 

多分、滞在の後半は忙しくなるので、初めの1ヶ月間は行けるだけ色んなところに行っちゃおう!という作戦なのです。

 

スイスの鉄道の仕組みなどについては、また個別の記事にまとめようと思います。

 

ゴールデンパス・クラシックを予約する

鉄道のデスクのお姉さんと相談し、また学校は春休みだから、念のため席の予約をしておいた方が良いと言われました。

私が乗りたい豪華車両のゴールデンパス・クラシックは普通料金で乗れる車両ですが、それでも座れなかったら悲しいですものね。イースター前後は電車が帰省・Uターンラッシュで非常に混雑していたので、念のため予約することにしました。手数料は(9CHF)1200円くらいです。高いけど。

乗り換えなどの詳しい時刻表、帰りの電車も3つほど候補を作ってくれて印刷してくれました。

 

ツヴァイジンメンからモントルー

シュピーツという駅からゴールデンパスに合流し、ツヴァイジンメンに向かいます。シュピーツでの乗り換えはインタラーケンというゴールデンパスの反対方向へ向かう電車に行く人が多かったように思いました。あっち側も気になる〜!

 

 

 

 

ツヴァイジンメンでプチ散策

到着!かわいい駅舎です。

ゴールデンパス沿いは改装工事をしている駅がたくさんありました。コロナのうちに工事しちゃおうってことなのかもしれません。ツヴァイジンメンはある程度改装は終了しているようでした。

駅前はお土産物やさんやホテルなどが並んでいます。

それでも降りた瞬間牛の匂いがして、スイスらしさを感じました!

そんなツヴァイジンメンでは、乗り換えまで1時間あったので、駅の周りをぐるっとし、トイレを済ませて、駅構内を散策。

すると…

え?南海高野線の宣伝!?

この高野山ラッピングカー、南海電鉄とMOB鉄道が姉妹協定している関係でスイスの山間を走っているのです。南海は何度も利用しているし、高野山にケーブルカーで行ったこともあるので出会えてとっても嬉しい!

www.nankai.co.jp

 

これが豪華列車、ゴールデンパス・クラシック!

ついに電車が駅に入ってきました。客車を引っ張る車体は近代的!

客車はこちらのレトロな車両!

 

客室内!!


予約席!全体見た感じ予約してたのは私だけだったけど!!

 

もぐもぐバゲットサンドを食べながら出発です!

晴天ではなかったけれど、スイスのダイナミックな景色が美しい!

建物もスイスの田舎風のものばかりで、都会的な建物はほぼ見当たらず。

 

とてもカーブが多いので、曲がるときに後部車両がチラ見えするのが良い。

 

トンネルに入ると車内は薄暗くなります。



終点はモントルーローザンヌと同じくレマン湖のほとりの街。

さすがにローザンヌのデジャブ。

このあたりからジグザグに降りながらモントルーに到着しました。

 

モントルーにはフレディ・マーキュリーがいます。。。

 

レマン湖望むローザンヌ、スイスのフランス語圏へようこそ。

スイスの使用言語

スイスの言語圏は大きく分けて3つあります。

東部のドイツ語、西部のフランス語、南部のイタリア語です。

 

ベルン、チューリッヒルツェルンなど比較的主要な街をご紹介しましたが、これらはドイツ語圏に入ります。

 

www.ma-naru.com

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ドイツ語と言ってもスイス独自のドイツ語進化があったようで、現地の人はスイスドイツ語という表現をしていました。ドイツ人には何を喋っているのかわからないとも聞きます。同じようなことはオーストリアのウィーンに行ったときにも聞いたことがあります。ウィーンも一応ドイツ語ですが、標準ドイツ語ではないそうです。

 

そんな環境もあってか、スイス人は基本的に多言語スピーカーです。ドイツ語、フランス語、英語の3カ国語は基本マスターしている人が多いです。

若干得意不得意はありそうですが、日本人の私からすると「それだけ話せたら困らないだろうな〜」と思うくらい皆流暢です。

 

ドイツ語もフランス語もさっぱりの私は、通訳してもらわないとわからないことも多いですが、基本的にほとんどの人は英語ができるので、誰かが通訳してくれます。スイスは平和で気持ちにも余裕がある人が多いようで、みな優しいので、ほったらかしにされることも少ないです。ありがとう!

 

さて、私の滞在エリアがドイツ語圏ということもあり、ドイツ語エリアの街から巡ってましたが、ついにフランス語エリアに入ってきましたよ!今回の訪問先はローザンヌです!

 

思わず「テレプシコーラ山岸涼子!」と叫んでしまう。あのローザンヌ

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しかし、期待させて申し訳ないのだけど、なる子がバレエから縁遠い存在のため、この旅はバレエ要素皆無です。

 

ローザンヌ中央駅ほぼ直結、プラットフォーム10 

その名の通り、鉄道線路の名残がある再開発エリアです。駅から出て線路沿いに歩くと到着します。工事が終わってないので入り口がよくわからず遠回りしてしまいましたが、駅近で便利な立地です。

左手に見えるのが州立美術館。正面に見えるのが、まだ工事中のエリゼ写真美術館だと思います。2022年秋にオープン予定と書いてありました。

こちらは美術館の入り口。現代建築好きの人はぜひ訪れてほしい場所です。

中に入ると立派な窓と階段があるホールが!

このアーチは鉄道の駅舎を創造もさせますし、宮殿のようでもあります。

階段の上からアート作品を見るとこんな感じ。

常設展、企画展が開催されていました。

 

線路沿いに建っている立地もあって、美術館の窓からの景色がこれ!!

合成なの?って思っちゃう。


線路の向こうにレマン湖。そして山々が霞むように見えます。頂にはまだ雪が残っていることもよくわかります。

 

プラット10は、これからローザンヌの名所エリアになりそうな、予感のする場所でした!

 

ウーシー

ウーシーはローザンヌの港。ヨットやボートがたくさん並んでいます。ここへは、中央駅から地下鉄が便利。地下鉄と言ってもすぐに地上に出ます。終点Oaushy(ウーシー)で降りたらすぐに湖のある港が見えます。

 

レマン湖、風光明媚が止まらない。

いつまでもいられる…。

美術館の後、お腹が空きすぎて、駅のベンチでサンドウィッチを食べてしまいましたが、ここまで我慢すれば良かったと激しく後悔。さぞ美味しく感じただろうに。。。

 

ローザンヌ大聖堂

バラ窓がある大聖堂。ノートルダムを思い出します。

ステンドグラスを見てたらスイス人の日焼けしたおじさんに話しかけられました。

ローザンヌのワインは名物だよ!飲みに行かない?」と誘われて、一瞬ワイン奢ってくれるという言葉にぐらつきましたが、お断りしました。

ドイツ語側では声をかけられることなんかなかったので、さすがフランス語圏、ラテン系だなと実感。

 

高台にあるので、大聖堂の前は景色が良いですよ。

有料ですが、教会の塔に登ることもできます。

 

ただローザンヌは本当に高低差のある街で、もうすでにたくさん階段や坂に苦しめられて、もうさすがに無理でした。

 

横にある歴史博物館は、建物の中が古いまま残っている箇所がたくさんあって、意外に楽しかったです。雨で散策が大変な時とかは立ち寄ってもいいと思います。有料です。

 

仕掛け時計

街の広場に仕掛け時計がありました。なかなかかわいいので、0分狙って見るのもいいと思います。パリュ広場です。写真は見終わった後。。。(おいおい)

フランスっぽい建物がやはり多い街並みです。

そんなこんなで散策しながら駅に戻ってきました。

ローザンヌは結構大きな街で、近隣の地域から若者も集まって買い物に来ているような場所でした。ドイツ語エリアに比べると、ファッションも多様で主張のあるものが多かったように思います。へそだし系の女の子が多くて、ラテンを感じました。

 

スイスの古都ルツェルンでスイスを実感!

スイスの都市

ベルンは中世の趣を残しつつも首都であり、また経済の中心と言えばチューリッヒという都会があります。ジュネーブはまた国連欧州本部や赤十字などの国際機関が多数集まることから、よく聞く街の一つです。

 

では、ルツェルンは?

 

私はスイスに着いてからその存在を知りました。

 

スイス連邦建国の原始三州(ウリ、シュビーツ、ウンターヴァルデンが1291年に誓約同盟を結んだ)に次いで連邦入りしたスイスの始まりを作った州の一つと言えます。市民が自治を持ち、ハプスブルグ家の脅威から領地を守ったことからもスイスがスイスである歴史に貢献した重要な場所なのだそうです。

 

ルツェルン湖(フィアヴァルトシュテッター湖)からは船も出ていて船観光もしたいところですが、街歩きに日帰りで行ってきました。

 

ルツェルン

チューリッヒからもベルンからも大体1時間くらいで着きます。

駅からすぐ、湖が見えてきました。対岸の街並みが綺麗です!

 

 

きゃ〜〜!雪山!!スイスっぽい!!ついに!!

白鳥の親子!!かわいい!!

もうこの時点で幸せいっぱいです。

 

駅には、トーリストインフォメーションがあって、街歩きのコツを教えてくれました。

駅から湖側を散策して、カペル橋→旧市街→ホーフ教会→ライオン記念碑→城壁→シュプロイヤー橋→フランシスコ教会→イエズス教会→駅に戻るコースです。

ライオン記念碑に行ってから城壁に行くにはピンクのハイライトの道を通ると良いと教えてもらいました。

コンパクトな街なのに、見所満載です!

 

カペル橋

木造の橋で、八角系の塔は、見張り、貯水、拷問に使っていたとか。。。

 

橋の屋根の中に三角形の絵画が連なっています。聖人と街の歴史がテーマなんだそうです。

 

旧市街

旧市街は綺麗な壁画が施された建物がいっぱい!

散策しているだけでウキウキ。

湖に繋がるロイス川沿いにはテラス席がたくさんあるので、ランチやお茶を楽しむのもいいですね!(私は水筒とサンドウィッチ派)

標識にローラースケートの絵があるの、面白いな、と思いました。

ホーフ教会

外観も美しく、花も咲いて春爛漫のホーフ教会。階段がちょっとだけ、きつい。

 

このゴツい木の扉が、自動ドアになっていて、ビビります。

ちょっと特別な力を手に入れた気分が味わえます。

 

中も美しいです。

 

ライオン記念碑

大きくてびっくりの瀕死のライオンさん。

スイスは今でこそ世界の中でも生活水準が高いとされるお金持ちの国ですが、傭兵を輸出して外貨を稼いでいた時代もあったそうです。フランス革命の際、マリー・アントワネットら王宮側で戦い、命を落とした兵士たちを悼むモニュメントなんだそうです。

隆起したようなこの壁岩はホーフ教会を作るために砂岩を切り出した跡なのだそうです。

すぐ隣に氷河公園というのがあります。案内だけ見て中は入っていませんが、大人も子どもも楽しめるように作ってある感じでした。

 

ムーゼック城壁

城壁の脇は歩けるようになっています。

いくつか登れる塔もあります。

景色がこれです!ひゃっほ〜。

学生グループもこんな感じで景色に夢中。

 

 

ひゃっほ〜!

 

 

スイスを守ってくれた壁です。ありがとう!!

 

シュプロイヤー橋

カペル橋とそっくりですが、中の絵画はペスト(黒死病)を描いているとのこと。

 

アルテ・ズイッターシェ・アポケーテ

1833年創業の薬局。この日は閉まっていましたが、雰囲気のある外観が目を引きます。

ショーウィンドウも気になる!魔法使いになれそう!

 

イエズス教会

玉ネギみたいな屋根が特徴的!

中はバロック調かつピンクが女性的でかわいい。

いや、やっぱりいかつい。赤い大理石が迫ってくる。

しかもパイプオルガンでバロック音楽がずっと流れていて、押し寄せる荘厳感。

フランシスコ教会は行くの忘れていつの間にか通り過ぎていました。

 

春は過ごしやすさに加えて、まだ山に雪も残っていて、スイスらしさを満喫できる季節ですね!ルツェルンはオススメできる素敵な街でした!

次はどこに行こうかな。

丸い城塞のある街、シャフハウゼン(Schaffhausen)

 

シャフハウゼンはぐるっと街歩きしてもすぐ見れるぐらいコンパクトな街。

駅からすぐ旧市街の雰囲気が現れるのもすごくいいです。

無料でもらえる観光地図がかわいい街は個人的に高評価です。

駅から出て左、北側のシュヴァーベン門側は比較的静か。

駅から船着場に向かって、賑やかになり、見所も多くなってきます。

船着場に向かう途中で、ムノートという円形城塞に向かう急な階段が現れます。船着場も行きましたが、やっぱり船はおやすみで残念。

勘弁してくれ系の階段。

段数はそれほどでもないんだろうけど、すごい傾斜で体の重さがずっしり堪えます。

 

中に入ると大きな空洞のような空間が。天窓から明かりが入ってきています。

螺旋状のスロープを登ります。

屋上は円形の広場になっています。


見晴らしが良いです。

 

近くの歩道橋には覗くと昔の景色が見えるというドラえもんひみつ道具みたいな仕掛けがありました。

いや〜、この日も暑かった!

とどめの急階段!

 

たまらずジェラートで〆る!

 

しばらくスイス続きます。

ライン川、唯一の滝へシャフハウゼン(Schaffhausen)経由

ライン川には一つだけ滝と言える場所があるそうです。

その名もRheinfall(ライン滝)です。

 

本当はここが目的地ではなかったのですが、行ってきました。

当初の目的地は、シャフハウゼンという街から船に乗って、中世の雰囲気が最高と噂のシュタイン・アム・ラインという街に行く予定でした。ところが、下調べ中にショックなことが判明。ライン川の水位が下がっているとかで、船が一部欠航。思いっきり私が利用したかったルートで欠航だったので、どうしようか悩みましたが、シャウハウゼンもいくつか見所があるし、シュタイン・アム・ラインに行く代わりに、ラインの滝も遠くないので行ってみることにしました。

 

シャフハウゼンイースターでバラの噴水があったチューリッヒから40分。バーゼルという別の大きな街からも1時間10分くらいですが、この街についてはまた後日詳しく書こうと思いますが、フランス、ドイツと国境を接していて、バーゼルから行くとドイツ駅から出発することになり、スイスからスイスへの移動なのに電車は途中ドイツの国土を通るのです。へ〜、面白い!

 

ともかくチューリッヒからの電車に乗ってシャフハウゼンへ。

途中、ライン川の滝が見えました!

わ〜お!(ごめん、知らん親子。絵になる!)

期待高まる〜。

 

シャフハウゼンからライン滝へ

電車

一番楽なのは電車の乗り換え。降りるNeuhausen Rheinfall駅は隣駅。路線が単線で運行しています。私は帰りに利用しました。かなり滝に近いところに駅があります。

エレベーターもあって楽に川岸に近づけます。川岸からいろんなコースの遊覧船もあります。

 

バス

私が行くのに利用したのはバス。1番のバスで行きました。Rheinfallと書かれたバス停で降りたのですが、少し分かりにくい。地図と道標を頼りにちょっと歩きました。バス停の周りはホテルやレストランが立ち並ぶリゾートな雰囲気。そんなに観光地だと思って無くてびっくりです。

 

その他

川向こうのラウフェン城と遊歩道(有料)へ直接行くにはSバーンというのに乗るそうです。

SL型のバスというのもあるそうです。

 

滝!

駅の脇の小道を下ると…

 

見えてきた〜!

 

滝〜〜!

 

おや?

 

おやおや?

 

ちょっと引くほど観光地だな、ここ!!笑

 

そうですよね〜。みんな滝好きですよね〜。

 

 

それにしても信じられない人の多さ。まあ、イースターホリデーってこともあるのかもしれないですが。

 

遊覧船

とっても天気が良くて、アイスクリームと遊覧船が大人気。

滝の真ん中の岩に上陸するツアーが楽しそうでした!

①の岩に上陸するツアーが一番高くて20スイスフラン

②の渡し舟は3スイスフランでした。

パンフレットには値段が書いてなかったので時価なのかなぁ!

船の欠航があるくらい水位が下がっているので、滝の迫力はそうでもなかったのかもしれません。迫力のピークは雪解けの5〜6月だそうですよ!

 

ところで、結局のところ、帰りの電車から見た滝が一番いい感じでした。スイスの鉄道は基本窓がとても大きいので、車窓の旅にぴったりです。

 

この日はイースターホリデー最終日の月曜日ということもあって、Uターンラッシュに巻き込まれて本当に大変でした。乗車率110 %くらいはあったんじゃないかな?ほぼ全員大荷物。スーツケースと大きなリュック。ぐったりした子連れ!

座れない区間もあって、その時はもう乗車券の確認も来なかったです。

 

あと、スイスの中でもドイツ寄りのエリアということもあるかもしれませんが、電車が混んでることもあってか、マスク率がちょっと上がったように感じました。スイスは2022年4月時点の今、車内でのマスク着用義務がないのですが、ドイツはまだ電車の中でのマスク着用が義務となっています。

フランスはもう誰もマスクなんかつけてないよ、という噂も…見てないから分かりませんが。

 

イースターホリデー最終日、帰りの電車でふと周りを見ると視界に入った人が半分以上マスクをしていて「スイス人真面目だな!」と本当にびっくりしました。休み中にコロナになっちゃったら仕事に戻れないですものね〜。

 

普段のトラムや鉄道の中では、お年寄りと一部の観光客(大体アジア人ぽい人)くらいしかマスクしていなかったので、臨機応変に対応している人が多いのかな、と思いました。

 

次回はシャフハウゼンの街を少し紹介します。

世界遺産の街、スイスの首都・ベルン

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本物の中世の街並みが残るベルン

地図を見れば、その街の面白さ一目瞭然。蛇行するアーレ川の侵食により断崖の半島のような形をした自然の要塞の街。

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しかも、数々の戦禍を逃れ、オリジナルの中世の建物が多く残っているらしい。

ヨーロッパは「中世の街並み」と呼ばれるところはたくさんあるけれど、いろんな戦争や火事により、建て直されたものが多いそう。かなりオリジナルに近い形に建て直すのはヨーロッパ文化だな〜と思います。

 

ベルンの街並みは元々木造りだったけれど、大火事の後、15世紀に砂岩という石で作られた街なんだそうです。

(参考文献:地球の歩き方

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グレーの石造りで、建物の裾が広がったかっこいいデザイン。トラムが走る。

真ん中に背の高い聖人像がある泉が街中のあちこちに配置されています。

よく見るとユニークなものがたくさん!

 

この建物の裾の部分、一回はアーケードになっていて、雨の日でも歩きやすそうです。日差しよけにもいいですね。全長6kmもあるらしく、大規模な街づくりが中世に行われたことが分かります。

この日は日曜日で一部のレストラン以外、お店は全部閉まっていました。

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ベルンの州旗はクマ

ベルンの名前の由来にもなっているのが熊。

しかしもはや野生の熊はスイスでは絶滅したと言われているようです。

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半島のようなベルンの先っちょのニーデック橋を渡ったところにクマ公園があります。

↓こちらはニーデック橋からの景色。

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テディベアみたいなモニュメントが入り口にあって子どもたちに大人気。

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川沿いの遊歩道みたいなところで、歩くだけでもとても気持ちいいところです。

残念ながら熊さんには会えませんでした。

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レストランや芝生もある見晴台

熊公園から高台へ。結構な坂道。5〜10分くらいだったと思います。

ちょうど桜の終わりかけの時期でした。

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おお、絶景!

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多くの観光客がのんびり景色を楽しんでいます。

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絶景レストランもあります。景色の見えるテーブルになったらラッキーですね。

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ベルンの景色あれこれ

歩いているだけでとっても楽しい街でした。

どこもかも絵になる〜。

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大聖堂はこの日お休みだったけど、川沿いの広場には休日を楽しむ人で賑わっていました。

 

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坂のある街並みもドラマチック。

 

時計塔。仕掛け時計の部分は16世紀のものなんだそう。

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動くところ見るの待てなかった。また来たい。


スイスの木の扉がかわいい、大好き。エストニアのタリンもこんな雰囲気だったなあ、と思い出す。中世っぽいデザインってことなのかもしれない。

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街歩きで一日終わってしまったので、美術館とか教会の中とか、マーケットのある土曜日とか、またじっくり訪れたい街です。

首都っていうからには近代的なイメージがありましたが、かなりのスケールで旧市街の美しい街並みが残る素晴らしい街でした〜。

 

スイスでイースターシーズンを過ごす

詳しくはよくわかってないけど、この週末はイースターホリデーです

イギリスで過ごしたクリスマスもそうなんですけど、キリスト教のホリデーって家族のためにあるものだから、ほとんどの人が帰省したりするし、結局イースターってなんなのかよくわからないまま終わりそうです。もうちょっと英語ができたら、クリスマスやイースターなどの行事のことももっと理解できるのかな〜、なんてことをいつも思います。

やっぱり、ある程度意思疎通できるだけでなく、文化の面白さを知ることができるといいなって思うんですよね。

www.ma-naru.com

 

 

 

さて、2022年は4月15日が聖金曜日

今私がいるスイスでは、18日の月曜日まで連休です。

 

私が滞在している場所の近所の大型スーパーは、

金:休

土:9〜18時

日:休

月:休

 

休みが多い!こんな感じでほとんどの店舗はお休みになります。土曜に開いているだけマシ。

やはり、土曜日にスーパーへ行ってみたら大変な混雑でした。

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(とても可愛いディスプレイで入りたかったけど、休みだった店)

あと普通に日曜日に閉める習慣は残っているようです。

観光地とかお構いなしです。

 

とはいえ、主要駅周辺の主な店舗は開いています。困ったら駅に行くといいよ、とスイス人に教えてもらいました。

 

イースターのお菓子

チョコレート

基本的にはどこもかしこもイースターバニーの巨大チョコとイースターエッグチョコ。

さすがチョコレート大国。

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でも、なんかちょっと怖いんだよね…。

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今しか買えないのはわかっているけれど、日本に持って帰れる訳でもないし(溶けるし)

とにかくあんまり可愛いと思えず、買うのを避けていました。

これ、どうするんですかね。きっと割って食べるんでしょうね。

 

イースターの期間、閉まっているのにバニーが大量に陳列されているショコラティエとか見ると切ない気持ちになります。

イースターが終わったら、あの子たちはどこに行くのだろうか…。

 

イースターケーキ Osterchüechi

直訳すると「イースターケーキ」というお菓子を教えてもらいました。

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スイスドイツ語という訛りのあるドイツ語を使っているらしく、こちらのお菓子もドイツ人には発音がわからないらしいです。

 

中にお米が入っているそうです。実際に食べましたが、ほぼアーモンドプードルでお米の食感はほとんどありませんでした。レーズンが効いていてとても美味しいお菓子です。

アーモンド大好きなので、とても好みのお菓子。

スイスはアーモンドを使ったお菓子が多いそうです。

そういえば、車窓から見えた白っぽい花はアーモンドだったかもしれないな〜。と思いました。↓これってアーモンドですか?詳しい人教えて。

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リンツ地方発祥の世界最古のトルテ、リンツァートルテ

レッドカラントのジャムを挟んだ伝統菓子、リンツァートルテもイースターバージョン。

うさちゃん可愛い。

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さすがにトルテをホールで食べるのは厳しいので、店内にあったウサギさんクッキーを買いました。

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こちらもレッドカラントジャムが挟んであって、おめめが赤いのが可愛い!!

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物価はね〜、ちょっと高いですよね。このクッキーも円安が手伝って400円くらい。

だんだん計算に慣れてきたら、毎日、成城石井かDean & Delucaでお買い物しているような出費だと気づきました。

 

ああ、恐ろしい。

 

イースターチューリッヒ

お店の多くは閉まっているし、教会も観光客は入れないイースター

観光客のことは完全に無視かな!?と思ったら、チューリッヒの旧市街ではイースターに合わせてバラの噴水イベントが開催されていました。

 

街中にある噴水にバラの花をぎゅうぎゅうに浮かべているだけなんですけど。

日本でも手水舎とかでお花たくさん浮かべているところありますよね〜。

映えスポットになっていて、私も写真をたくさん撮ってしまいました。

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4箇所、見つけました。詳しく案内を読んだ訳ではないので、他にもあったかもしれません。

 

もっと文化を知って語学ができたなら

実はこのイースターの初日。無料だと思って行こうと思ってた場所が、実はすっごく高い入場料ですぐにチケット買う決心がつかず諦めかけていたのですが、窓口のお姉さんが「イースターのギフトよ!」とこっそり入れてくれたということがありました。

 

なんだかわからないけど、イースターってのはそれだけ特別な日だってことです。

スイス人の優しさにも触れられて嬉しい気持ちになりました。

 

びっくりして「Thank you! ダンケシェーン!」しか言えなかったけど、もっと英語が使えたら、「Have a happy easter!」とか、ドイツ語が使えたら、なんかしらドイツ語で「素敵なイースターを!」って言えたんじゃないかな〜〜〜って、ちょっと悔しい気持ちです。

 

では、しばらくスイス観光続きます。