ゴールデンパスライン
「車窓の旅するのにオススメの路線ありますか?」
スイス人の助けを借りて、鉄道のインフォメーションにアドバイスを求めに行きました。
「ゴールデンパスどうかしら」
ゴールデンパスとは3つの鉄道会社の路線をつなげた絶景路線の呼称。
ルツェルン〜インターラーケン(Zb)
インタラーケン〜ツヴァイジンメン(BSL)
ツヴァイジンメン〜モントルー(MOB)
特にMOB社が運行するツヴァイジンメン〜モントルー間はパノラマカーや豪華車両列車が走ることで、電車は移動手段ではなく、電車に乗ることが目的になる鉄道インフォメーションデスクもオススメの路線とのこと。
スイスパスの地図にもちょっとゴールデンぽい茶色が入って強調されています。
スイスパス
スイスの鉄道の旅といえば、スイストラベルパスが有名です。いろんなタイプがあるのですが、例えば、3日間2等車乗り放題232スイスフラン(ミュージアムパスとしても使用可能)
観光を目的として短期間滞在であれば絶対持っておきたいチケットです。
8日間、15日間などあり、連続する日程か、好きな日を選べるフレックスもあります。
一部を除いてほとんどの電車・バス・船に乗ることができます。毎回チケットを買う手間を省くことができるのもいいですよね。
今回の私の場合、約3ヶ月間受入れ先があり、滞在先は固定。住所を持つことができました。
そのため、スイスの市民と同じようにチケットを買うことができました。
それが、「1-Month GA Travelcard 2nd class」(420CHF)です。これは、なんと1ヶ月スイスのほとんどの交通機関2等車乗り放題!長期滞在者にはオススメです。
ただし、ミュージアムパスの機能はありません。ちなみに私はミュージアムパスは単体で持っているので、この点も問題なし。スーパーマリオ状態です!
多分、滞在の後半は忙しくなるので、初めの1ヶ月間は行けるだけ色んなところに行っちゃおう!という作戦なのです。
スイスの鉄道の仕組みなどについては、また個別の記事にまとめようと思います。
ゴールデンパス・クラシックを予約する
鉄道のデスクのお姉さんと相談し、また学校は春休みだから、念のため席の予約をしておいた方が良いと言われました。
私が乗りたい豪華車両のゴールデンパス・クラシックは普通料金で乗れる車両ですが、それでも座れなかったら悲しいですものね。イースター前後は電車が帰省・Uターンラッシュで非常に混雑していたので、念のため予約することにしました。手数料は(9CHF)1200円くらいです。高いけど。
乗り換えなどの詳しい時刻表、帰りの電車も3つほど候補を作ってくれて印刷してくれました。
ツヴァイジンメンからモントルーへ
シュピーツという駅からゴールデンパスに合流し、ツヴァイジンメンに向かいます。シュピーツでの乗り換えはインタラーケンというゴールデンパスの反対方向へ向かう電車に行く人が多かったように思いました。あっち側も気になる〜!
ツヴァイジンメンでプチ散策
到着!かわいい駅舎です。
ゴールデンパス沿いは改装工事をしている駅がたくさんありました。コロナのうちに工事しちゃおうってことなのかもしれません。ツヴァイジンメンはある程度改装は終了しているようでした。
駅前はお土産物やさんやホテルなどが並んでいます。
それでも降りた瞬間牛の匂いがして、スイスらしさを感じました!
そんなツヴァイジンメンでは、乗り換えまで1時間あったので、駅の周りをぐるっとし、トイレを済ませて、駅構内を散策。
すると…
え?南海高野線の宣伝!?
この高野山ラッピングカー、南海電鉄とMOB鉄道が姉妹協定している関係でスイスの山間を走っているのです。南海は何度も利用しているし、高野山にケーブルカーで行ったこともあるので出会えてとっても嬉しい!
これが豪華列車、ゴールデンパス・クラシック!
ついに電車が駅に入ってきました。客車を引っ張る車体は近代的!
客車はこちらのレトロな車両!
客室内!!
予約席!全体見た感じ予約してたのは私だけだったけど!!
もぐもぐバゲットサンドを食べながら出発です!
晴天ではなかったけれど、スイスのダイナミックな景色が美しい!
建物もスイスの田舎風のものばかりで、都会的な建物はほぼ見当たらず。
とてもカーブが多いので、曲がるときに後部車両がチラ見えするのが良い。
トンネルに入ると車内は薄暗くなります。
さすがにローザンヌのデジャブ。
このあたりからジグザグに降りながらモントルーに到着しました。
モントルーにはフレディ・マーキュリーがいます。。。