スイスの都市
ベルンは中世の趣を残しつつも首都であり、また経済の中心と言えばチューリッヒという都会があります。ジュネーブはまた国連欧州本部や赤十字などの国際機関が多数集まることから、よく聞く街の一つです。
では、ルツェルンは?
私はスイスに着いてからその存在を知りました。
スイス連邦建国の原始三州(ウリ、シュビーツ、ウンターヴァルデンが1291年に誓約同盟を結んだ)に次いで連邦入りしたスイスの始まりを作った州の一つと言えます。市民が自治を持ち、ハプスブルグ家の脅威から領地を守ったことからもスイスがスイスである歴史に貢献した重要な場所なのだそうです。
ルツェルン湖(フィアヴァルトシュテッター湖)からは船も出ていて船観光もしたいところですが、街歩きに日帰りで行ってきました。
ルツェルンへ
チューリッヒからもベルンからも大体1時間くらいで着きます。
駅からすぐ、湖が見えてきました。対岸の街並みが綺麗です!
きゃ〜〜!雪山!!スイスっぽい!!ついに!!
白鳥の親子!!かわいい!!
もうこの時点で幸せいっぱいです。
駅には、トーリストインフォメーションがあって、街歩きのコツを教えてくれました。
駅から湖側を散策して、カペル橋→旧市街→ホーフ教会→ライオン記念碑→城壁→シュプロイヤー橋→フランシスコ教会→イエズス教会→駅に戻るコースです。
ライオン記念碑に行ってから城壁に行くにはピンクのハイライトの道を通ると良いと教えてもらいました。
コンパクトな街なのに、見所満載です!
カペル橋
木造の橋で、八角系の塔は、見張り、貯水、拷問に使っていたとか。。。
橋の屋根の中に三角形の絵画が連なっています。聖人と街の歴史がテーマなんだそうです。
旧市街
旧市街は綺麗な壁画が施された建物がいっぱい!
散策しているだけでウキウキ。
湖に繋がるロイス川沿いにはテラス席がたくさんあるので、ランチやお茶を楽しむのもいいですね!(私は水筒とサンドウィッチ派)
標識にローラースケートの絵があるの、面白いな、と思いました。
ホーフ教会
外観も美しく、花も咲いて春爛漫のホーフ教会。階段がちょっとだけ、きつい。
このゴツい木の扉が、自動ドアになっていて、ビビります。
ちょっと特別な力を手に入れた気分が味わえます。
中も美しいです。
ライオン記念碑
大きくてびっくりの瀕死のライオンさん。
スイスは今でこそ世界の中でも生活水準が高いとされるお金持ちの国ですが、傭兵を輸出して外貨を稼いでいた時代もあったそうです。フランス革命の際、マリー・アントワネットら王宮側で戦い、命を落とした兵士たちを悼むモニュメントなんだそうです。
隆起したようなこの壁岩はホーフ教会を作るために砂岩を切り出した跡なのだそうです。
すぐ隣に氷河公園というのがあります。案内だけ見て中は入っていませんが、大人も子どもも楽しめるように作ってある感じでした。
ムーゼック城壁
城壁の脇は歩けるようになっています。
いくつか登れる塔もあります。
景色がこれです!ひゃっほ〜。
学生グループもこんな感じで景色に夢中。
ひゃっほ〜!
スイスを守ってくれた壁です。ありがとう!!
シュプロイヤー橋
カペル橋とそっくりですが、中の絵画はペスト(黒死病)を描いているとのこと。
アルテ・ズイッターシェ・アポケーテ
1833年創業の薬局。この日は閉まっていましたが、雰囲気のある外観が目を引きます。
ショーウィンドウも気になる!魔法使いになれそう!
イエズス教会
玉ネギみたいな屋根が特徴的!
中はバロック調かつピンクが女性的でかわいい。
いや、やっぱりいかつい。赤い大理石が迫ってくる。
しかもパイプオルガンでバロック音楽がずっと流れていて、押し寄せる荘厳感。
フランシスコ教会は行くの忘れていつの間にか通り過ぎていました。
春は過ごしやすさに加えて、まだ山に雪も残っていて、スイスらしさを満喫できる季節ですね!ルツェルンはオススメできる素敵な街でした!
次はどこに行こうかな。