本物の中世の街並みが残るベルン
地図を見れば、その街の面白さ一目瞭然。蛇行するアーレ川の侵食により断崖の半島のような形をした自然の要塞の街。
しかも、数々の戦禍を逃れ、オリジナルの中世の建物が多く残っているらしい。
ヨーロッパは「中世の街並み」と呼ばれるところはたくさんあるけれど、いろんな戦争や火事により、建て直されたものが多いそう。かなりオリジナルに近い形に建て直すのはヨーロッパ文化だな〜と思います。
ベルンの街並みは元々木造りだったけれど、大火事の後、15世紀に砂岩という石で作られた街なんだそうです。
(参考文献:地球の歩き方)
グレーの石造りで、建物の裾が広がったかっこいいデザイン。トラムが走る。
真ん中に背の高い聖人像がある泉が街中のあちこちに配置されています。
よく見るとユニークなものがたくさん!
この建物の裾の部分、一回はアーケードになっていて、雨の日でも歩きやすそうです。日差しよけにもいいですね。全長6kmもあるらしく、大規模な街づくりが中世に行われたことが分かります。
この日は日曜日で一部のレストラン以外、お店は全部閉まっていました。
ベルンの州旗はクマ
ベルンの名前の由来にもなっているのが熊。
しかしもはや野生の熊はスイスでは絶滅したと言われているようです。
半島のようなベルンの先っちょのニーデック橋を渡ったところにクマ公園があります。
↓こちらはニーデック橋からの景色。
テディベアみたいなモニュメントが入り口にあって子どもたちに大人気。
川沿いの遊歩道みたいなところで、歩くだけでもとても気持ちいいところです。
残念ながら熊さんには会えませんでした。
レストランや芝生もある見晴台
熊公園から高台へ。結構な坂道。5〜10分くらいだったと思います。
ちょうど桜の終わりかけの時期でした。
おお、絶景!
多くの観光客がのんびり景色を楽しんでいます。
絶景レストランもあります。景色の見えるテーブルになったらラッキーですね。
ベルンの景色あれこれ
歩いているだけでとっても楽しい街でした。
どこもかも絵になる〜。
大聖堂はこの日お休みだったけど、川沿いの広場には休日を楽しむ人で賑わっていました。
坂のある街並みもドラマチック。
時計塔。仕掛け時計の部分は16世紀のものなんだそう。
動くところ見るの待てなかった。また来たい。
スイスの木の扉がかわいい、大好き。エストニアのタリンもこんな雰囲気だったなあ、と思い出す。中世っぽいデザインってことなのかもしれない。
街歩きで一日終わってしまったので、美術館とか教会の中とか、マーケットのある土曜日とか、またじっくり訪れたい街です。
首都っていうからには近代的なイメージがありましたが、かなりのスケールで旧市街の美しい街並みが残る素晴らしい街でした〜。