パリのフリマで掘り出し物見つけた!
日曜日のパリ、雨上がり。古い空きスペースを簡易的なリノベーションを施し、おしゃれな空間を作っている場所がありました。どこか忘れましたが、「空間デザインの学生がゼミの課題で実験的にやってます。」という雰囲気がある場所でした。なる子の妄想なので、そうじゃない可能性の方が高いんですけど。
真ん中のステージではお客さんが出店で買ったものを食べながらおしゃべり。それを囲うようにフリマエリアがあります。
そこで見つけたのが、このボードゲーム!
『Obstgarten』HABA社の果樹園ゲームです。
5ユーロ(600円くらい)でした。日本で新品を買うと7000円くらいしちゃう。
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フランスでゲーム買っても説明書読めないな〜…と一瞬悩みましたが、結局買って帰りました。仕方ないよね、かわいいから。
見て!缶箱の蓋にはエンボス加工までしてあるのよ!やばい!
多分だけど、現行のデザインは紙箱だよね?
信頼と実績のドイツ玩具メーカー、「子どもの遊びの発明家」HABA社。
だいたい何買っても外れることはないはず。
箱の中身を開けてみるよ
説明書、8カ国語対応だった!ありがとう!
【内容物】
ゲームボード 1
サイコロ 1
パズル 1(9ピース)
バスケット 4
リンゴ 10
洋なし 10
さくらんぼ 10
プラム 10
以上が入っているはずなのです。
どれどれ…
!!!
籠バスケット…油断した。持ち手がバキバキやないの。3つ破損。
全ての割れ物を完璧に梱包して、一つの破損もなく帰国したと思っていたのに。
これについては、多少がさがさ鳴っててもオモチャだし大丈夫だろうとタカを括ってたよ。
ショックや〜。
フルーツは…
プ…プラムが足りないやないの〜!
誰や、食べたやつ〜!!
仕方がない。
フリマで5ユーロだし。
それにしても、このすごさ伝わりますか?
こんな小さな付属品にも手を決して抜かないドイツ・マイスターの職人魂。
一つ一つ、木製で丁寧に作られています。社員職人さんたち、3年は木工研修あるらしい。
さくらんぼ以外の果物は底にうっすらカットが入っていて、しっかりテーブルの上に立つのです。バランスも非常に良く、「こういう木ゴマってヨーロッパによくあるよね!その技術がここに!!」と、勝手に納得。
色も綺麗でこんなにかわいい果物は、そのままおままごとセットになってしまうこと間違いなし。
遊んでみよう!
対象年齢は3〜8歳
2〜4人で遊べます。
【ミッション】
果樹園は旬を迎えて、収穫待ち。早くしないとカラスに食べられちゃうぞ!カラスより先に果物を全部収穫しよう!(意訳)
このゲームは「カラスVS僕ら」です。チームでカラスに勝つか負けるかなので、子どもたち同士での勝ち負けはありません。
では、プレイゲーム!
果物を配置(プラム足りてない感…)
パズルは真ん中へ。ピースはひとまとめに。
HABA社のゲームは、必ずこのルールがあります。
「一番年下の子から始めます。」
この優しさよ。たまらんでしょ?
順番にサイコロを振ります。
バスケットマーク…好きな果実を2個入れます。
カラスマーク…パズルを一つはめます。
赤…さくらんぼを一つ
青…プラムを一つ
黄色…洋ナシを一つ
といった具合で、
緑…リンゴを一つ、です。
カラスのパズルが完成するよりも早く果実を全部摘み取れば、子どもたちの勝ち。
パズルの方が早く完成してしまったら、カラスの勝ちです。
平和なゲーム。
さあ、残り、リンゴがふたつになりました。
カラスは残り4ピース。
黄色が出ましたが、果実が残っていないので、そのまま何もせず、サイコロを次の人に渡します。
コロコロ…
で、出ました!!
バスケットマークは「果実どれでも2つ」です。
やったね〜!「僕ら」の勝ちです。
(おまけ)カラスのパズルの完成はこんな感じ。イラストの美しさもこのゲームの魅力ですね〜。
さあ、片付けようと箱を持ち上げると、ガサガサと音が…
「あれ、底板の中に何かあるぞ!」
取り出すと…ん?もう1冊説明書?
開いてみると、なんとレシピ本!!
食育か!食育にも役立つのか、このゲーム!!すごい!
あれ、もうひとつ…
開いてみると…
なんと!メッセージカード入ってた!激アツ!
読めない!
けど、なんとなく
「ヒューゴ、お誕生日おめでとう。あなたが好きなトマトのカードを選びました。このゲームにも合ってるわね。たくさん遊んでね。」
みたいなことが書いてあるんだろう。(妄想)
読めなかったけど…君のおもちゃだったんだね。
ヒューゴ君、プラム食べた?
いいのよ、聞いただけ。
ありがとう。大事にします。
HABA社の楽しいゲームリスト
どれも楽しいです。小さな駒でも木で作られていて、温かみがあります。小学校低学年ぐらいの子たちが複数人で楽しめるゲームを選びました。
子どもへのプレゼントなど、どんなものがいいか悩んでいる方は参考にしてみてくださいね!