「食べることと寝ること」好きなことと聞かれたらこう答える、なる子です。
特に、おやつと昼寝が大好きです。
「おやつと昼寝」…ぐうたらな性格を象徴していますね。
保育園のおやつは成長に欠かせない補食である
子どもたちにとって「おやつ」とはどんな役割があるのでしょうか。
乳児さんの夜中の授乳は約3時間おきにあってお母さんたちは寝られない日々が続く、という話はよく聞きますね。それだけ、赤ちゃんの成長は早く、こまめに栄養補給しないと追いつかないのです。
これは幼児さんになっても続きます。
一回に食べられる量は少なく、成長に必要とするエネルギーはたくさん必要。
こまめにエネルギー補給する必要があります。
なので、保育園では、おやつについても、子どもたちの健康と成長に欠かせないもの、補食であるという観点から、内容もよく考えられて作られているのです。
栄養士さんがレシピを作り、調理師さんが作る。小規模園なら栄養士さんが作る場合もあると思います。
衛生面でもしっかりした調理室があることが多いと思います。
働きながら、子どもたちの豊かな食生活を維持するのって困難ですよね。
その点、保育園は食事も作ってくれるし、お箸の持ち方も教えてくれるし、集団生活の中で食事のマナーも学べるし、ありがたい場所だなあ、と思うのです。
保育園の基準で学童に期待するとがっかりする
保育園には栄養士さんがいて、調理師さんがいて、看護師さんもいる。
一方、放課後児童クラブ(学童)には、栄養士も調理師も看護師もいないのが一般的です。
学童のそもそものスタートとして、地域のおばちゃんたちが集まって、子どもたちのために交代でお世話していた。そういう昔ながらのコミュニティが原点なのです。
なので、おばちゃんが手作りで蒸しパンなどのおやつを作ってくれたり、アットホームなところが多くありました。
しかし、このことが少しずつ問題視されているのです。
食中毒など食の安全問題です。
素人が作るおやつに対し、不安を感じる人たちが少なからずいるのです。
また、食事やおやつを手作りで提供することは、運営側もリスクを抱えます。
そもそも専門の職員を配置するような予算になっていないので、指導員が作ることになります。
たとえ食品衛生管理者の資格があっても、素人が作ることにはかわりなく、そこに人の手がかかることは、その分子どもたちへ目が届かなくなる、ということです。
行政が、学童の職員による調理を禁止しているところもあります。
結果、市販のお菓子が提供されているのです。
そもそも小学生にとって「おやつ」とは
手厚い保育園の食事情と比べて、放課後児童クラブのおやつにがっかりする保護者はいると思います。
しかし、そもそも小学生にとって「おやつ」ってどういう役割があるのかな?と考えると、放課後の「おやつの時間」は、友達とおしゃべりしながら、ほっと一息つく憩いの時間なのではないか、と思うのです。
さらに、現場で子どもたちのおやつを食べる様子を見ると、こんな特徴があります。
1年生より、3年生の方が食べる量が少ない。
(一人分の量が決まっていて、残すこともできる場合です。)
これはなぜかと言うと、体の大きくなった3年生は、給食でしっかり食べることができ、腹持ちがいいことが一つ。
もう一つは、おやつを食べるよりも遊びたい。と言うことなのです。
おやつを食べることも、小学生にとっては選択です。
指導員の中には「せっかく出しているんだから、もっと食べて。」と言う人もいますが、食事ではないので、嫌いなものを無理に食べる必要はないし、食べたいと思えば食べればいい。食べたいと思わなければ食べなくていいのです。
食べるより、遊びたい!と思うのも選択なのです。
近頃の小学生は小食なのね。
食べることが大好きすぎる私は、小学生の頃、給食をたっぷり食べても足らず、家に着く頃には空腹でした。
お腹が空きすぎて、泣いてしまうことも。
最近の小学生は、こちらがたくさん用意しても、ちょっとしか食べなかったりして、小食なのね、と思います。もしくは恵まれているので、執着しないだけなのかも。
私なら、おやつも全部、残さず、しっかり食べて、「おかわりいる人〜。」と声をかけられたら、「はい」と必死に手をあげます!!