先日、スケッチブックやらを整理整頓しようとガサゴソしておりましたらば、こんな新聞の切り抜き(というより引きちぎったみたいな)が出てきました。20年前くらいの新聞だと思います。
ロンギスクアマという爬虫類です。鳥の羽のようなものがあったと言われています。
始祖鳥がいたとされるジュラ紀よりも昔の三畳紀の生き物だそうです。かつて、始祖鳥よりも古い、鳥の祖先であると主張した学者もいました。
「始祖鳥の先輩?」なんて言葉が書かれていますが、、今ではロンギスクアマは鳥の祖先ではないという説が主流です。現在、別の羽毛恐竜の一部が鳥へと進化したというのが一般的になっています。
一般的だと思っているのは、今の20代より若い世代だと思います。
なる子の世代は、ゴジラと恐竜の区別がついていません。ティラノサウルスは尻尾を引きずっていますから。
恐竜研究はこの数十年ですごく発展したし、まだまだ発展途上です。地層から取り出したものからわかることは本当に少なく、恐竜時代のことはまだまだ分からないことだらけなのです。
ちなみに年代順で言うと、始祖鳥(ジュラ紀)→ティラノサウルス(白亜紀)→鳥(現代)です。
リチャード・オーウェンが恐竜を発見したのは1842年。恐竜研究の歴史はまだ200年にも満たないのです。鳥は恐竜が進化したものという説は何度か浮上したものの、確実になってきたのはここ数十年の話です。
しかし、子ども科学電話相談を大人になった今でも聴いているあなたなら知っているはず。
恐竜は鳥、鳥は恐竜。
(論争あり)
2000年の3月19日春スペシャル放送でのちびっこの質問も衝撃でした。
「鳥は恐竜の子孫なのに、どうして恐竜って呼ばないの?」
こんなに世代差を感じたことがあるだろうか。この質問自体、私の世代には思いつかないような気がする。そしてこの質問の回答を恐竜学者ではなく鳥類学者のバード川上先生が答えます。超わかりやすい。簡単に言うと、鳥という言葉を使ってきた歴史は長く、恐竜という言葉を使ってきた歴史は浅く、その進化の謎が解けてきたのはすごく最近のことなので、それぞれそのまま使っている。ということです。
恐竜が鳥類へと進化した話は「そして恐竜は鳥になった」という本がわかりやすかったのでぜひ。
バード川上先生の本も次読むリストに入れてます。
恐竜化石を作りたい
これまでどうにか恐竜化石を作れないか、試行錯誤しています。
今回の工作実験では石粉粘土を使ってみました。ダイソーで買いました。とても使いやすいです。
軽い紙粘土よりも形を作りやすく、少し重みもあり、重い紙粘土よりは軽くて扱いやすい。
すごく良い。
アイデア1
前回と同じく、フィギュア型押し。
一番簡単。石粉粘土の対象年齢は6歳からになっているので、大人の人がそばにいてほしいですが、型押しなら4歳ぐらいから楽しめそうです。
石粉粘土は型も取りやすく、着彩すると化石っぽいかも。
カラフルに塗っても可愛いんじゃない?
アイデア2
小学生くらいなら図鑑を見ながら骨を作ってみるのもいいと思います。
爪楊枝などで、頭蓋骨の細かいところを作ります。
クオリティ?実験なので、これぐらいで勘弁してください。
土台のダンボールに地層を描いてみるのもいいかもしれません。
ボンドで骨を貼り付ければ完成です。
地層の絵のクオリティがひどい?
実験だから。。。(以下略)
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(追記)2021.05.15
地層も化石もクオリティが上がりました。
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お菓子の箱などを標本箱のようにして、底にボンドを塗り、砂を入れるのもアリですね。
私の恐竜化石工作も発展途上。
いつか、「これだ!」というものが作れるように、また、研究と実験をしてみたいと思います。よかったら参考にしていただいて、すごい恐竜化石工作を作ってみてくださいね!!
ちなみに人間の大祖先かもしれない哺乳類の歯の化石が白亜紀初期の地層から見つかっているようです。哺乳類の歴史はさらに謎に包まれている感じがします。