今回は「蛇と梯子(へびとハシゴ)」のボードゲームをご紹介します。
イギリスのクラシックボードゲームの一つとして、長く子どもたちに愛されているすごろくゲームです。
元々の発祥地はインドなのだそうです。「因果応報」を教える道徳ゲームだったのだとか。善行を積むことは悪行よりも難しい。。。そんなことゲームで学べるの?面白いですね。
用意するもの
・サイコロ
・コマ
・へびとハシゴのボード
色々あるけど、私が持っているボードは、10x10マスのものです。
1からスタートで、100がゴールです。進み方は数字の順番通りです。進み方も蛇のようですね。
梯子が10に対して、蛇は12匹です。これがゲームをどう左右するか…。
ルール
基本のルールは双六と一緒です。
2人以上から遊べます。ゲームのセットに6つコマが入っていたので、結構大人数で遊べていいですね。
ハシゴのマスに止まったら、ハシゴの先に上がる
へびのマスに止まったら、蛇の尻尾の先に下りる
とてもシンプルです。
ゲームスタート
みどり、黄色、赤の3プレーヤーでゲームします。
スタートから6が出ました。しかも梯子のマスです。一気に駆け上がります!
指示のないマスはそのままストップです。
みどりさん、ハシゴで上がった直後にヘビのマスに来てしまいました。
蛇の尻尾の先まで下ります。子蛇とは言え、32から15まで一気にダウン!
6の目が出た黄色さん…ああ、そこは!
50から17まで、33マス下がる!
お気づきでしょうか。
実は、このゲーム…
上がるの、めちゃんこ難しいのです。
しかも頼るのは、運のみ。
ご覧ください。
一度は89マス目まで上り詰めたみどりさん、蛇に飲み込まれてしまいました。
46まで、43マス戻るです。
みどりさんの悲劇は続きます。
なんと、次に出た目が4。再びアナコンダ級の大蛇に飲み込まれ、7マス目へ。
さっきまで89マス目にいたのに!!!!
あれ、あれれ。
いつの間にか皆さん、同じようなところにお揃いで。赤さんもさっきまで、上の方にいませんでしたっけ?いつの間にこんなところに。
この状況、ほぼ振り出しに戻るじゃない?
この後、サイコロを振り続け、やっとゴール!(疲れた。)
ちょうどじゃないと上がれないルールは採用しない方がいいです。ここまで来たのに、もし、96マス目のところに戻ってしまったら、最強最悪の69マス戻るがありますので。
これに対し、梯子の最高は「37マス進む」。バランスとしては、とにかく上がりにくい。世の中、人生の厳しさを味あわせてくれます。
ルールは明解でわかりやすく、知恵などはいらない運ゲームなので、小さなお子さんは喜ぶ楽しいゲームです。
クラシックボードゲームと言えば、Ludo。インドルーツのゲームって多いのでしょうか。さすが数学の国。併せて是非、遊んでみてくださいね!