かわいい伝記本
学生時代の友人宅へ遊びに行きました。
お姫様に憧れる3歳の女の子が、「アナと雪の女王」のエルサのドレスをずるずる引きずってお迎えしてくれました。黒髪に銀髪の三つ編み付け毛がイカしてます。
離職して10ヶ月くらい経ちますが、元々放課後児童クラブで働いていたし、ロンドンにいた時はベビーシッターやプリスクールで働いていたので、子どもと過ごすのは好きな方かな?
「これ読んで。」とエルサが持ってきた本がコレでした。
フリーダ・カーロの人生を描いた絵本です。
フリーダ・カーロはメキシコの画家。強烈な自画像は、知っている人も多いかと思います。これは、波乱万丈な人生を可愛いタッチで描いた絵本です。偉人伝的な本はたくさんありますが、妙にリアルな絵だったり、最近の日本は漫画や漫画タッチのイラストだったりして、いかにもですが、この本はイラストがとってもかわいい。フリーダの繋がった眉毛もキュートです。
英語ですけどね。語彙力低めの私、子ども向け絵本とは言え、知らない単語がちょっと出てきて焦りましたよ。調べたかったけど、スマホ出すとそっちの方が子どもは好きだから集中してくれなくなるので適当にごまかしました。
絵本の内容
フリーダ・カーロは子どもの頃、病気で片足が不自由になり、さらに18歳の時、スクールバスの事故で大怪我を負い、ベッドでの生活になってしまいました。動かない足の上でフリーダは絵を描きました。やがて芸術家リベラと結婚 、アメリカでも展覧会をするなど大成功を収めました。終わり。
…まあ、フリーダ・カーロの人生を知っている人ならば、そんな単純なお話じゃないだろ、特に後半!と思うわけですが、子ども向けのお話なので。
実際にはリベロが妹と不倫したり、離婚したり再婚したり、バイセクシャルだったり、身体の痛みがひどくなり足の切断手術を受けたり、ひとりぶんとは思えない濃い人生。
このかわいい絵本、シリーズでたくさんあって、イギリスに版元があるようなのですが、なかなか日本ではチョイスしないような偉人がたくさんあって面白いです。
絵柄的に女の子をターゲットにしているからか、女性のストーリーが多いようです。
例えば、技術的に建つのは難しいと言われた建築デザインを多数残したザハ・ハディド。今や世界中、彼女の建築が建てられています。
フリーダ・カーロの絵本を持っていた私の友人は、娘さんをインド人の小学校に入れたいそうです。インド系インターナショナルです。この小学校、やはり、数学に力を入れているそうです。二桁の九九があるんですよね。すご〜い!算数は苦手なので、尊敬します。
友人は、自分の娘をインド訛りの英語を喋る日本人に育てたいのだそう。彼女自身、ロンドンでアルバイトをしていた時、インド人の店長やスタッフさんに優しくしてもらって、インド人に良いイメージを持っているらしく、インド系インターナショナルスクールがあることを知ってノリノリです。
本当は付属の幼稚園に入れたいのだけど、仕事をしているからお迎え時間の問題で諦めたそうです。
まだ3歳だけど、「生きぬく力を身につけてほしい!」と言う親心なのだそうです。
面白いので、是非入学してほしい。楽しみにしています。
この「Little People, BIG DREAM」の伝記シリーズ、オードリー・ヘップバーンやマザー・テレサなど、日本でもよく知られている人からヴィヴィアン・ウェストウッドやアガサ・クリスティなどこんな人も!?と思うような人の本もあって面白そうです。
かわいい!お部屋に飾るように並べても素敵です。シリーズ全部揃えたくなりますね!