なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

千葉市美術館 宮島達男クロニクル(会期終了)

今回の目的地は千葉市美術館です。

 

千葉市といえば、懸垂型モノレール!

見てください。この県庁駅。

未来都市感出ています!かっこいい〜!

f:id:ma_naru:20201214235756j:plain

乗り物は楽しいんですけど、千葉市美術館へ行こうとなると、都内からは少し面倒だな〜と思ってしまいます。行きたいな、と思う展示もあるんですけどね。面倒で行かなかったこと多数。

 

「だいたい最寄りの駅はどこなんだ!」といつも悩みます。

JR総武線、モノレール、京成線、この中から自分の都合の良いものを選べば良いのですが、それがJRだったりすると、千葉駅で降りるか本千葉駅で降りるか悩みます。

京葉線が便利な人は千葉みなとでモノレール。あえてモノレールに乗りたいから京葉線という手もある。私は一番交通費が安くなりそうなルートを選びます。

 

で、たどり着いた美術館は近代的なフォルムの中にもエレガントな意匠が施されていて、都市の中に馴染んでいます。リニューアルオープンしたばかり。ミュージアムショップもオシャレで、カフェもゆったりしていて素敵です。

 

千葉市美術館

f:id:ma_naru:20201215000253j:plain

実は中に旧川崎銀行の建物が入れ子状に保存されていて、これがまた美しいのです。

f:id:ma_naru:20201215000933j:plain

 

余談ですけど、土地買収失敗しました?みたいな小さな街ビルを取り囲むように美術館が建っていて、それもちょっと笑えます。

 

なる子の祖父は千葉駅の近くで生まれ育ったそうですが、戦後の開発で住んでた場所から立ち退いたと聞いたことがあります。

 

そういえば、千葉の歴史ってあんまりメジャーじゃないような気がします。

駅から見えた亥鼻城(鉄筋コンクリート製)は郷土博物館になっているようなので、いつか行ってみようかな。千葉氏一族の歴史をたっぷり見れるそうです。

 

実は駅から見えて、「千葉駅にもお城あったんかい!」と心の中でつっこんでいました。

観光地としては、もっとメジャーなお城が舞浜にあるせいでしょうか。完全に見落としていました。千葉氏のことも何にも知りません。でもそのまま県名になってるなんてすごいことですよね。千葉の皆さんは学校で習ったりするのかな?

 

宮島達男クロニクル展

 

Chronicleとは年代記の意です。

デジタル数字の作品でお馴染みの宮島達男さんのこれまでを一挙に振り返ることができるような展示ということでしょうか。

 

大回顧展とかではなく、あえて『クロニクル』という言葉を使っているのは、年代、つまり数字に沿って作品を展開するということを言い含んでいるのかもしれません。

f:id:ma_naru:20201214235736j:plain

 

このデジタル数字は「0」がなく、1〜9がランダムに表示されたりずっとカウントが繰り返されていたりします。

f:id:ma_naru:20201214235744j:plain

数字は「生と死」を表現しているそうです。

 

自分の寿命を自分で設定するという展示もありました。

自分で寿命を決めるとはどういうことか。それを基に勝手に死へ向かってカウントダウンされるのも変な気持ちになります。

確かに、「生と死」を意識させられはしました。が、もやもや。

f:id:ma_naru:20201215003847j:plain

発光ダイオードの作品は、写真に撮るのが難しい。

 

数字は、それぞれカウントのスピードが違います。

f:id:ma_naru:20201215004032j:plain

旧銀行のホールを使った作品。

ホールがかっこよくて、作品も写真映え!

f:id:ma_naru:20201215004125j:plain

プロジェクター用の特設台が2階のバルコニーに3台並んでいました。柱みたいな巨大な台。

すごい。

 

デジタルを使ったアートの世界で第一線を走ってきた作家ですが、2020年代に見ると、もはやこのデジタルには懐かしさと温もりが感じられる。。。

 

デジタル数字だけでやりきっちゃうところ、すごいですよね。

ここに来て、インスタ映えアートになっちゃってるところもすごいです。

 

この展示は終了していますが、日本中、いろんな所で作品を見る機会があると思うので、ぜひどこかでご覧ください。