パリのメトロ切符
久しぶりに行ったパリは、ついにICカードも対応していたりして、少しは近代化したような気がしましたが、基本的な仕組みは変わっておらず、改札に入る時に切符を入れ、出てきた切符を取るとゲートが開く。駅から出る時は切符を通す必要なく、基本的には一律料金なのです。
大体旅行者はICカードは作らず、切符で移動することが多いのではないでしょうか。
なる子も少しお得な10枚綴りのカルネ(回数券)を買って、地下鉄を利用していましたが、この切符、新しく買ったばかりの未使用でも不良品で使えないことがしばしばです。赤いランプがついてダメだった時はとりあえず置いておいて、まとめて窓口に持っていき、新しいものと交換してもらいます。
青ランプで切符に刻印までされたのに、ゲートが開かなかった時はブチ切れそうになりました。すぐに窓口に行けば替えてもらえたかもしれないけれど、待ち合わせもあったし、窓口は朝のラッシュで長蛇の列。(窓口に誰もいない駅だってある)
「何がお得なカルネじゃ!」と、おんぼろメトロをディスりながら、数百円分を捨てることにしたのです。しかも2回も。
こちらがメトロの切符です。左の2枚が現行のものです。
右の2枚は遥か大昔に使っていたものです。FRFとEURが併記されている。FRFってフランスフランですよね。(汗)
裏面です。ほぼ変わらない磁気テープ式の切符。
古い切符、特に緑の、可愛すぎる。これは永久保存。
このしょぼしょぼ磁気テープが弱いせいで、多分、携帯ケースのマグネットとかに触れるとダメになるんだと思うんですよね。気をつけましょう。
パリのメトロはキセルが絶えない
システムとマナーと教育が悪いせいだと思うけれど、キセルしている人をよく見かけます。改札は、窓口に人はいても、改札口で見守ってくれる駅員とかはいないので、ゲートを飛び越えて乗車する人がたくさんいるのです。
あと、前の人にぴったりくっついて入っていく人もいます。
入ってしまえば、出る時に切符はいらないので、キセルする人が絶えません。
なので、時々取り締まりチームが張っています。
なる子、痛恨のミス。罰金取られる。
メトロの切符は刻印が入るとは言え、いつもしっかり入るわけではなく、うっすいこともしばしば。未使用か使用済みかすぐわからなくなります。(日本の切符のパンチ穴、天才の仕業。)
とにかく使ったらズボンの右ポケットに入れ、貯めておくことにしました。
善良な旅行者であるなる子はその日もパリ観光を楽しみながらメトロを使っていました。そしてついに取り締まりチームに出くわしたのです。
「はいはい切符ね。」とポケットに手を入れると…ない。
いつも入れてるはずなのに…
そう、さっき右ポケットに携帯入れたり出したりした…
落としたんだ。切符!なんてこと!!
財布の中に入れていた使用済み切符、未使用切符、全部機械に通したけど、その日のものは見つからず。(あんなしょぼそうな磁気テープなのに、ゲート通過日時が記録されているのか…)
この日に限って、なんてこった。
未使用切符が10枚以上あるにも関わらず、「落としたに違いない。私はルールを守っている。」と主張しても鉄仮面のように表情を変えず、
「30ユーロの罰金です。現金かクレジットカードで払いなさい。」
と冷たく言い放つ職員。
血も涙もない。
抵抗虚しく、30ユーロが消えました。
これについては切符無くした自分のせいと諦めるにしても、改札ゲートが開かなかった2枚分はマジで返して欲しい。
(駅、工事中なんだろうけど、こんなに色々むき出しでいいのか?)
パリのメトロはシステムがおかしいことにどうか気づいてください
完全にシステムがエラーを起こしている。
キセルが多いのは駅員不足や改札のシステムがしょぼいから。
その損失を負った分を取り戻すためにキセル取り締まり班というわけわからん職業を作っている。発想が貧困すぎる!
人間配置する場所間違っている。
心が荒むだけや!こんなことで30ユーロ取られるなら、切符買わずにキセルすれば良かったって思う人もいるよ、きっと。
正義という名の悪者を増やすだけだ!
多分奴らはノルマがあるか、出来高制。ドイツはもっと酷くて、もっと切符の仕組みがわかりにくく、わかってなさそうな観光客を狙って罰金を取りまくってるっぽい。しかも60ユーロ。パリの倍の金額。
パリメトロ。こんなに可愛い入り口なのに。
ついでに毒づくけど、パリのメトロの手動ドア、開きにくい時ある上、まだ走ってる時に開けたりするの、本当に怖いからやめて。