グルメブログじゃないけど、食いしん坊のなる子が、国立国際美術館近くのグルメをレポートするよ
大阪の国立国際美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展について書きました。
最寄駅は、京阪中之島線「渡辺橋」、もしくは大阪メトロ「肥後橋」。
大阪人ならわかるでしょうが、微妙な立地。観光やレジャー的には何もなさそうなところなんですよね。周りはビジネス街だし。
この川に挟まれた中之島界隈は大阪の経済の中心というか、今の大阪駅よりも発展していた場所なのです。都会のど真ん中であったため、地元の反対により電車のレールを敷けなかったという事情があるようです。
立派な橋が架かっていて大大阪時代の名残を感じるようなところもあったり。
高級なレストランとか も結構あったりするようです。
中之島は元々大阪大学医学部があった場所であることをご存知でしょうか。
そう、元大阪帝国大学です。
特に医学については、大阪大学にとって大事な大事な基礎なのです。
今はもう吹田キャンパスに行ってしまわれたので、ここに大学があったことなど忘れ去られているような感じですが、国立国際美術館のすぐ近くに、「大阪大学中之島センター」というこじんまりとした建物があります。医学部に跡地に…。
空き地に囲まれた謎の建物。
何が行われているのかよくわかりませんが、一般人も入れます。
一般人が入る目的は、主に2階にあります。
「カフェテリア スコラ」
一見普通の食堂なのですが、なめてはいけません。
わざと内装をださくして、素性を隠しているのかと訝しんでしまう、このカフェテリア、リーガロイヤルホテルが経営しています。
食券買って出てくる料理。
コスパ、最高。
適塾御膳を頂きました。
「適塾」といえば、そうです。
牛種痘で天然痘予防に尽力した緒方洪庵が開いた蘭学の私塾です。
福澤諭吉も入門した特筆すべき場所。
大阪大学の前身と言われています。
福澤諭吉の自伝を参考に、御膳メニューになったこちらは1080円。
冬は温泉玉子の小鉢は夏なら素麺になるようです。
コーヒー付き。
水曜日ならデザート付き。
ラッキー!
ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の音がする!すき焼き〜!
適塾にも行ってみよう。
ここまで来たら、本物の適塾にもいきましょう。
大阪淀屋橋駅にほど近い北浜界隈
この北浜あたりは大阪大空襲の戦火をギリギリ逃れた家屋もあったようで、ほぼ焼け野原となった大阪の中で、時折びっくりするぐらい年代物の建物が残っていたりするのです。
レトロ建築の宝庫ですが、一見するとビジネス街。
寄り道します!
ここは私が好きな昆布屋、「神宗」。
創業1781年の老舗です。
ビルの中にはタイムスリップしたような店舗があります。
大坂町人文化の風情を再現したのだそうです。
ちりめん山椒が美味しいんですよ。
高麗橋3丁目にあります。大阪土産にぜひ。
大阪といえば文楽ですからね。
最初にたどり着いたのはここ。
除痘館記念資料館。
なるほどー。
これ読むだけで満足してしまい、中には入らず。
適塾跡に向かいます。
あれ、おかしいなあ。
外観写真が見当たらない。(汗)
取り忘れかしら。
というか、「写真下手くそか」
これが適塾です。…って、おい。
伝わらないことこの上なし。
…というわけで、
大阪にもこんな風情と歴史を感じる場所があるので、ぜひ行ってほしいのでした。