今週のお題「外のことがわからない」
久しぶりに電車に乗りました。
混んでない時間ですけれど、つり革持たない、座席に座らない、というルールで乗ってみました。数駅だけど、しんどいね。次から座ります。
いつも通りの電車だったように思いますが、朝はラッシュなのかな。ウィルス云々よりも、そもそもあまり通勤時間帯に乗りたくないですよね。
ほんの数駅でしたから、結局世の中の様子もよくわからなかったです。
「東京って今どんな感じ?」と、4、5月中はよく聞かれましたが、全く電車に乗ることなく家とその周辺だけで暮らしていたので、全然わかりません。確かにGWは閉まっているお店も多かったですね。
今思えば、無駄に電車乗って、街の様子見に行けば良かったと後悔しています。(ひんしゅく)うっかり善良な人間に生まれてしまったので、そういうことが出来ませんでした。
でも、もしかしたら現代アートの視点で見に行かなければいけなかったような気もします。
外のことが全くわからない私に、大学時代の先生が現役1年生の課題の様子を教えてくれました。せっかく受験して合格したのに、初めからリモート続きの1年生。大学のカリキュラムで、最初の数ヶ月は不思議な課題がたくさん出ます。今年は、「秘密基地」を作っているそうです。それぞれが、自宅の中に秘密基地を作って写真を先生に送ると、サイトにまとめて掲載してくれるのです。
すごく良い。
人が過ごす空間について考えさせられるし、本来秘密だからオープンではない秘密基地同士がウェブ上で繋がっていく感じも良い。
家から出ないなら出ないなりの何かが生まれるんだな〜。
自粛期間を自粛期間として過ごしてしまいましたが、そもそも私は引きこもるの大好き人間で、これに慣れてしまうと、外界ともう一度繋がらなくてはいけないことが辛くて仕方ありません。
でも、そういうわけにはいくまい。
試しに勇気を出してアーティスト友達に会わないかと声をかけてみたところ、
「まだその精神状態じゃない」と断られました。
そういうことです。
正しい。私もまだその精神状態じゃないのに、無理に外のことを知ろうとしていました。
無理をすることはないし、まだ外のことを知るのは早いのかもしれません。
人間は適応する動物ですから、そのうち外の世界にも出ることでしょう。