今回、スイス一番北のドイツ・フランスに国境を接した街、バーゼルに滞在しております。
スイスは言わずと知れた鉄道大国で、その中でもバーゼルは各地域に鉄道網が繋がるターミナル駅。旅の拠点にぴったりの街の一つです。
長期滞在ではないので、現地在住の方に比べると大した情報は提供できないと思いますが、短期滞在だからこそ、これはメモしておきたいと思った鉄道旅情報を記録しておきます!
すぐにインストールするべき鉄道アプリ SBB Mobile
SBB Mobile
もうこれは絶対です。スイスに着いたら言われるがまま、すぐインストールしました。
GPSをオンにし、目的地を入力すれば、スイス国内どこからでも、すぐにルート検索してくれます。
それだけでも価値のあるアプリです。もちろんGoogleマップもルート検索には使えますが、こちらは料金も出るので、交通費の計算にも便利です。
色んな機能がついていて、かつ外国人の私でも使い勝手が良いと感じる仕様なので、滞在中大活躍です。
スイストラベルパス
1ヶ月以内の旅行なら、鉄道・バス・トラム乗り放題!のスイストラベルパスが便利です。海外からの旅行者に特化した鉄道チケットと言えると思います。ネットで買うか、旅行代理店でも買えると思います。
https://www.swiss-pass.ch/swiss-pass/
スイストラベルパス
2022年4月現在の25歳以上の大人1名の料金は以下の通り
3日 1st (369CHF) 2st(232CHF)
4日 1st (447CHF) 2st(281CHF)
6日 1st (570CHF) 2st(359CHF)
8日 1st (617CHF) 2st(389CHF)
15日 1st (675CHF) 2st(429CHF)
連続する日数で使えるパスです。スイス中の500以上の美術館・博物館に入れるだけでなく、パス範囲外の人気の遊覧船や登山鉄道も割引があったりします。短期間で長距離移動が多い場合は切符を毎回買う必要もないこちらのパスが超便利です。この時間と手間の節約を考えると、多少元が取れなくてもいいような気さえします。
スイストラベルパス・フレックス
こちらも美術館博物館に入れる特典などは一緒で、使う日を連続ではなく自分で選べるタイプです。使用期間は初回から1ヶ月。毎日移動するのではなく、いくつかの街でのんびり滞在する方にはぴったりですね。
スイストラベルパス・フレックス(25歳以上の大人1名)
3日 1st (424CHF) 2st(267CHF)
4日 1st (514CHF) 2st(323CHF)
6日 1st (610CHF) 2st(384CHF)
8日 1st (649CHF) 2st(409CHF)
15日 1st (706CHF) 2st(449CHF)
標準のパスもフレックスもYouth(30%オフくらい)の値段で買えるので、大学生の夏休み旅などお得に旅ができますよ!
ハーフ・フェア・カード
使用期間は1ヶ月。その間、ほとんどの交通機関のチケットを半額で買うことができます。
使い方によってはとってもお得。
120CHF(1ヶ月有効)
もし、1ヶ月以上滞在で、スイスの住所と電話番号が確保できるのであれば、Half Fare Travelcardを年パスで買うことができます。
185CHF(1年有効)
3ヶ月〜1年くらいの短期留学の人とかは、絶対これを持っておいた方がいいと断言できます。
最強のトラベルカード 1-month GA Travelcard
1ヶ月以下の短期旅行者には不向きのパスですが、観光で滞在できる90日以内の人も、スイスの固定の住所と電話番号(現地simでOK)身分証明書(パスポート)があれば、申し込むことができます。
博物館・美術館に入れるMuseum Passはついていません。
パスの範囲外の登山鉄道などの割引もありません。しかし主要な鉄道・バス・トラム・船が使えるのはスイストラベルパスと一緒。今回私はこれを使って色んな地域を旅しています。
1-month GA Travelcard(26歳以上の大人一名)
購入にはスイスの住所と電話番号、身分証明書(パスポート)が必要です。
1st (685CHF) 2st(420CHF)
つまり、スイストラベルパス15日間と同じくらいの値段(58,000円くらい)で、30日間乗り放題。日本に例えると、九州の電車1ヶ月乗り放題。
買うときは値段にひるみましたが、思い切ってあちこち訪れることに決めて、今に至ります。
このパスが切れたら、ハーフ・フェア・トラベルカード1年有効を買うと思います。
ハーフ・フェア・トラベルカードと繋がってないので、GA Travelcardをいつ買うか、更新するかしないかは自由に選べます。なので、やはり3ヶ月以上滞在する人などは、まずハーフ・フェア・トラベルカード(1年)を買って、この1ヶ月乗り放題カードは旅行しまくり期間とかに使うといいと思います。
初めての購入の際にはまず、紙のチケットがもらえます。
点線の上はサインの欄なので、手書きでサインをしておきます。
しばらくはこの紙で電車に乗ることができますが、パスポートの提示を求められることもあるので携帯するのを忘れずに!
これは一時的な仮パスで、2週間後には期限が切れます。それまでにプラスチックのカードが登録した住所に届くようになっていますが、それまでにやらなければならないことがあります。
最初にダウンロードしていたSBBアプリのSetting→My Travelcardsをクリックすると、Swiss Pass accountに誘導してくれます。
ここでまずアカウントを取得ます。
そしてトラベルカードの登録をします。
仮パスに書かれている登録番号、そして購入時に伝えた住所の郵便番号を入力する項目があります。
そうすると、写真を登録するよう指示が出てくるようになるので、写真を撮って送ります。
写真は勝手にトリムされますが、背景は白い方がいいでしょう。
二週間以内に、アプリからもSwissPassが表示されるようになり、ここに情報が入っていることになります。黒で塗りつぶしたところは名前、生年月日が書いてあります。
スイスの鉄道は改札がなく、検札式です。専用端末を持った車掌さんがQRコードをスキャンして切符の購入状況を確認してくれます。
写真の登録までスムーズに行っておけば、二週間以内にカード本体も届きます。
裏側にQRコードとバーコードもありますが、このカードは非接触対応になっていて、車掌さんの端末にかざすだけで認識してくれます。
親指で隠している箇所は名前、生年月日、登録番号などです。
うっすらスイスの国の形とアルプスの絵がデザインされていて、すごい記念になりました。
日本に帰国しても大事にします。
スイスの鉄道マップ
実際どこの鉄道路線が使えるかはネットでも確認できます。
https://shop.swiss-pass.ch/assets/docs/Overview_Map.pdf
しかし、この美しい鉄道路線図、どうしても欲しい!
スイスパスを購入したからって自動でくれるわけではありませんでした。
別の機会でインフォメーションデスクに行った時にお願いしたら出してくれました。
広げてみてびっくり!!大きい!!
制作するのにそこそこコストかかりますよね、これ。
地図好きの私。
最高のスイス土産。宝物です。
嬉しい〜〜〜。